フィボナッチの隠れた鬼のキーレベル1.13(1.128)Fibonacci & Harmonic patterns

テクニカル分析で使うフィボナッチ(Fibonacci)のツールには、代表的なフィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションなどいろいろあります。意外かもしれないですが、フィボナッチのキーレベルである1.13(正式には1.128)がハーモニックパターンで機能することがあり、気になりましたのでシェアします^^

テクニカル分析ツール:フィボナッチ1.13というレベル

Technical analysis tool: Fibonacci – Key level of 1.13

FXを学習し始めた頃からすごく好きだったのが、フィボナッチです。リトレースメントと利確目標が事前にわかる「先行指標」ということを教わった時は、単純に、「それなら、負けようがないではないか!?」と、厳しい現実が待っているのを知らずにぬか喜びをしたのを覚えています。

フィボナッチをチャートに表示させると、よく知られた数値である61.8%や1.618%といった黄金比率でプライスアクションがありますよね。でも、今回は、隠れた鬼のレベル1.13(1.128)を使う変形バットもどきが見事に機能したケースをシェアします。

フィボナッチの一歩進んだ使い方 ‐ フィボナッチプロジェクション

意外と侮れない高値・安値更新のだましを演出する1.13(1.128)- ゴールドの事例

GOLDのチャートです。以下は、画像内の説明と同じです。

ゴールドのフラットパターンと変形バット flat pattern Gold

2017年3月15日にピンクの年ピボットでサポートされ、反発したGOLDですが、その後、下落し、グレーのバットもどきと、ボリンジャーバンドのマイナス2シグマで再度反転上昇。

グレーのパターンに見えるように、ボリンジャーバンドに支えられた場所では、フィボナッチのエクステンション4.618を超えて価格が伸び切っている状態です。

次にブルーのパターンに見える価格の動き。ピンクのパターンと着地点を比較するために重ねています。ピンクのサポートラインまで下落するのを待っている買い目線のトレーダーがいると考えてもよい場面だっと思います。

買い目線であれば、ピンクのパターンのフィボナッチエクステンションの3.618%のレベルがピンクのサポートとほぼ重なってくれることで、ストップを狭くできます。ですが、結果、青いパターンのようにXからAへの波を使ったフィボナッチプロジェクションの1.13%のレベルで、ボリンジャーバンドにも支えられ、大きく上昇していきました。

フィボナッチプロジェクション1.13(1.128)を知らないと損する理由

フィボナッチには、リトレースメント、エクステンション、エクスパンション、プロジェクションがありますね。ですが、トレーダーが、フィボナッチプロジェクションも意識しているケースがよくあります。

なぜでしょうか?

おそらく、エリオット波動でいうフラットパターンやエクスパンディッドフラット(Expanded Flat)、変形バット、シャークパターンがある以上、トレーダーがそれが完成するフィボナッチプロジェクションの1.128あたりを意識せざるを得ないからだと思います。

バットはよく知られている基本のハーモニックパターンですが、1.13で切り返すパターンとして、バットの改良型の変形バット(Alternate・Bat)があります。(少しテクニカルなことになりますが、変形バットパターンのB地点は38.2%のリトレースメントを使いますので、画像中のものは変形バットに近い「もどき」と呼んでます。それでも侮れませんね (;´д`))

バットパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)として使うフィボナッチリトレースメントの88.6%の戻りレベルの逆数は、1.128です。不思議ですね。このため、バットパターンが検出されても、1.13のプロジェクションレベルを使う変形バットまで価格が伸びることはあり、そう心準備をしておくと、慌てなくて済みます。

このMやWのように見えるパターンは、東京時間からロンドン時間へとセッションが切り替わるときなどに、結構よく出てくるパターンです。それまでのセッションでできた安値や高値を更新するように見せかけて、1.13あたりでひげをつけて逆走していきます。この時、変形バットやシャークパターンが検出されることが多いです。

豪ドル円がバットパターンと節目から下落かというシナリオについての過去記事もご参照ください。

レジスタンスの節目:オージー円 VS バットパターン AUDJPY IN KEY RESISTANCE AREA

豪ドル円とAUDUSDのテクニカル分析、フィボナッチレベル、ハーモニックパターン – その後の動き

バットパターンでも使う「最後の砦」フィボナッチ88.6%と1.128について

フィボナッチ88.6%: 最後の砦、エリオット波動、ハーモニックトレード Part1 – Fibonacci 88.6%

見逃せない!まだあるフィボナッチの鬼のキーレベル

フィボナッチの主要レベルとして知られる数値は、61.8、1.618、2.618。でも、それだけではありません!

ハーモニックパターンインジケーターを使っていると、チャートのいたるところに潜むフィボナッチ数値を目の当たりにします。フィボナッチプロジェクションの1.13と同様に、覚えておきたいのが、2.0と2.24。あまり使われていないようですが、非常に重要な役割を果たす数値です。これらの数値を使うハーモニックパターンにはブラックスワンや5-0パターンがあります。特にブラックスワンが検出される場合、上昇トレンド、下降トレンドにかかわらず、「尻尾」をつかまされている可能性を示唆してくれます。

キーレベルの2.0や2.24は、ハーモニックパターンのブラックスワンや5-0パターンと切っても切れない関係にあり、1分足から月足までよく出てきます。上記メニューから各記事をご参照ください。

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