ハーモニックトレード Part2(続編) 延長タイプパターンの変形バット(Alternate Bat) Goldの事例

すでに投稿した「ハーモニックトレード Part2:バタフライなど延長タイプのパターン Butterfly, Crab, Deepcrab」の続編となります。とりわけ、検出されたときに一見の価値ありの変形バットパターンについてシェアします。

センチメント vs ダイバージェンス

変形バット(Alternate Bat:A-Bat)の事例

Part 1では、チャートで頻繁に出てくるバタフライ、クラブ、ディープクラブのハーモニックパターンについてシェアしました。

ここでは、ハーモニックパターンを使ったトレードで使うXABCDで、完成地点Dが、起点となるXを超えるエクステンションタイ延長タイプでありながら、リトレースメントタイプのバットパターンに関連した変形バットパターンについてシェアします。変形バットは、その名の通り、バットパターンが変形したもので、おいとこです(笑)

Alternate bat pattern 変形バットの成立条件-ハーモニックトレード

バットパターンでは、Xに対するDのリトレースメントレベルに88.6%を使いますが、変形バットでは、XからDへのフィボナッチプロジェクションが重要となります。

画像にあるように、フィボナッチプロジェクションのレベルは、1.13%(1.128%)を使います。1.13%はこのブログでも何度も出てきている数値ですね。

新種のハーモニックパターンであるシャークパターンも1.13%を使いますよね。この1.13と88.6という数値ですが、これらは逆数関係にあります。(画像引用元:ココスタ

変形バットパターンの成立条件

  • CはAを超えない(CがAに対して付けるリトレースレベルに基準はあります)
  • 高値Xから完成地点Dまでのフィボナッチプロジェクションは1.13%
  • Bは、Xに対するリトレースメントレベル38.2%で50%を超えない。
  • CDはBCの値幅に対するフィボナッチプロジェクションの2.0から3.618のレベル

この画像を見られて、何となくでも、思いつくことがありませんか?

例えば、チャート分析を学び始めた時、相場は波(山谷)を形成して上昇、あるいは下落するということを学ぶと思います。確かに、画像を見ると、BからCまで下げた後、Cが切り上げ安値となり山を気付いているのですが、問題はその後のプライスアクションです。

A. 変形バットが出た場合に考慮したいこと

どういうことかというと、Bの高値がXに対して付ける戻しが浅いまま、押し目を付けたCからDまでの上昇が半端ないことがわかります。押し目があまりないまま上昇している急角度の相場のようです。

完成地点DもXを超えてきますので、トレンド継続!高値更新!という目線になってしまうこともあります。バットパターンの完成地点Dは、Xに対するリトレースメント88.6%ですが、このレベルを超えてくると、更新してトレンドがその方向に継続するという目線になってしまうんですね。

ですが、変形バットが出た時は、「Bの戻しは浅いし、Cからは押し目もなく伸びすぎ?」と警戒するに値します。また、画像にあるBからCへの調整波を使ったフィボナッチプロジェクションの3.618%まで価格が伸び切ってきている場合も注意するに越したことはありません。行き過ぎもまた相場といった格言もありますね。

この画像には記載していませんが、BからAまでフィボナッチを引いて、Aを起点とする上昇の波のフィボナッチエクステンション(伸び具合)を見ることも大切になってきます。つまり、価格が、このプロジェクションとエクステンションの3.618%など「伸び切りゾーン」に到達しているかどうかを見ることで、むやみに買いでエントリーできない場面ではないかと判断できます。

逆に、買いの変形バットパターンが出た場合も同じです。Dが安値のXを更新しているので売り継続ではなく、突っ込み売りに終わり、売りのスクイーズが始まるというリスクありの環境になります。こういう時に経済指標も重なって、スパイクを付けて逆走することがあるので、注意しなければいけないパターンです。

B. ゴールドに検出された変形バット

この画像はゴールドのチャート。

ゴールド変形バット 29 Aug 2020 Gold Alternate Bat pattern

上記で見た変形バットの画像と似たようなフォーメーションになっていますね。この画像を見られてすぐに気が付くと思いますが、ここしばらくの投稿ですでにご紹介したパターンです。

夏の相場でドル売りが加速し、米株式と一緒に高値を更新してきたゴールドですが、このパターンが出てからはうろうろ状態です。

 

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