4月6日の週のまとめの国債と資源編です。買われてからプルバックを入れてきた米国債。ゴールドは、下降フラッグを下に抜けましたが、すぐ下に年ピボットと週足の20MAが控えており、踏ん張っていますね。Gold may be supported at yearly pivot and weekly 20MA while Treasury Bonds and Notes pulled back, pushing yields higher.
テクニカルに決めてくれるか?ちょっと気になるWTI原油
(注:この記事は2019年4月7日に投稿していたものです)
ゴールドは2週間前に投稿した4時間足のチャートで、2月の高値からの下落が勢いのある波であったのに対し、3月の上昇はジグザグとチャネル内で動いているように見え、フラッグパターンか?と想定できる相場環境でみていましたが、サポートのエリアを前に、買い圧力もある環境です。WTI原油は、意識されるレジスタンスに到達しかけています。
コモディティ:原油とゴールドの節目
WTI原油のブラックスワン、トレンドライン、フィボナッチ
原油は、直近の大きな下落に対する61.8%のリトレースメントレベルまで上昇してきています。緑のチャネルの下限もあるほか、直近の上昇のフィボナッチエクステンションも伸びている形となり、市場がいったん意識するレジスタンスになる可能性がありますね。
また、売りのブラックスワンも検出はされていますが、PRZ(潜在的反転エリア)がもう少し上の64.15にあります。64.64にはマンスリーピボットのR2があるので、この辺りまでは上昇を継続する可能性を考慮しています。
GOLDのチャネルとレジスタンス
ゴールドは、以前可能性を掲載した赤のチャネル=下降フラッグのようなパターンになり下落したのですが、すぐ下に、週足20MAと年ピボットもあるためか、今一つ下げの圧力も弱く、売り手も買い手も様子見をしているような感じですね。ボラも低く、円も売りに傾き、株式が上がっている環境ですので、ゴールドの立ち位置がまた不明確になっています。
ゴールドのフューチャーズの方は、週足20MAが月足20MAをクロスし始め、日足の20MAが上にいるため、上目線にも見えますが、MT4上で見える対ドルのチャートで見ると、1269.03にある年ピボットをまだテストしていません。
ゴールドの4時間足チャートを見ると、緑の大きなチャネル内をオレンジのチャネル内でABCと下落している可能性があります。
US10Y・米10年債
米国債の中でも10年物のTY1は、上にブレイクしたのですが、年ピボットR1をリスペクト。当初の小さい濃紺のチャネルと同じ幅で引き直した大きな方のチャネルのミドルラインまで戻ってきています。
このミドルラインはもともと引いていた小さなチャネルの上限でもあり、さらに、フィボナッチのリトレースメントレベルの50%にもタッチして、下ひげになっていますね。
ブルーのボックスの下限を超えて、さらに下まで下げてこない場合、価格が短期的には上昇する可能性があります。そうなれば金利は下げに転ずるので、ドルはデイトレレベルでは売りに傾く可能性が出てくるので注意したいです。
一方で、ブルーのボックスを下に抜けると、国債の売りとなり、今ちょうど、分かれ道にいるような相場環境=どちらに行くかわかりづらいのでプライスアクション待ちです。