今週の安値からするすると上昇してきたドル円とドルインデックス。短期的には、前回のシナリオでシェアした米ドル買いに傾いているのですが、一旦プルバックがあるのか?ポンドドルなど、他のチャートのハーモニックパターンや気になるレベルなどをシェアします。
ドルインデックス(DXY)の行方を追え!
Bullish USD or something else?
ドル円:A-ネンスター vs 143円前半
こちらは、ドル円の4時間足のチャート。MT4で見ているチャートと同じく、ガートレーのおいとこのA-ネンスターパターンが登場しております。
ドル円のキーレベルは、直近では、146.442円と140.033円。146.442円の辺りには、日足と月足の20MAが引っかかってきているというかなり微妙な絵柄になっています。
前回シェアしたように、146.442円と140.033円の間にある薄水色のラインは、143.186円あたりになり、これも、強烈なキーレベル。ここまでプルバックしても問題ないですが、このラインがサポートとして機能するか、それとも画像下の年ピボットポイントまで降りてくるか?
EURUSD:ディープクラブパターンが効く
前回シェアしたディープクラブパターンが効いている模様。このディープクラブパターンは、週足でも確認できます。PRZ(潜在的反転ゾーン)は、$1.12460で、プルバックのターゲットは最短で$1.09713。
また、前回の画像に描画したように、ターコイズブルーの2本からなるレジスタンスゾーンを下に抜けてきています。このゾーンの下限までのリターンムーブ、あるいは、PRZまで伸びる高値更新コース、さて?という状況です。
DXYの日足と週足に、ブリッシュなバタフライパターンが居座っている状況で、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の最初のマックスレベルから、反発。
文句なしのプライスアクション!ということになります。このまま上昇するのであれば、$102前半から$102.422の辺りが、結構なレジスタンスゾーンになります。
なお、バタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、$99.511。ドル円にいるA-ネンスターも考慮すると、$99.511あたりまで落ちてくるシナリオもありです。
つまり、ワンモアアップしてから、再びワンモアダウンして、チャネルの下限あたりまで落ちてくると言う流れ。ABC調整波がシナリオに入ってきます。チャネルの下限やブルーのボックスの辺りは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の2番目のマックスレベルがいる場所なので、ここまで落ちてきた後は、下ひげの長いローソク足が出る、あるいは、急激に反転上昇してくるというシナリオになります。
GBPUSD(ポンドドル):巨大なブラックスワンと謎の3ドライブパターン!
こちらは久しぶりのポンドドル。
月足に出ているブラックスワンが効いて、2002年から、上昇している状況です。
画像真ん中あたりで、右下がりに走っているティール色のラインは、2001年と2008年の安値を結んだ長期のトレンドライン。
このトレンドラインは、巨大なヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインにも見えます。再びこのネックラインまでリターンムーブをしているのですが、また抑え込まれている場面になります。
こちらは、トレーディングビューの月足チャート。MT4に登場しているブラックスワンをオレンジで描画しています。ティール色のラインは同じです。
トレーディングビューの方では、ドラゴンというハーモニックパターンが出ているのが見えますよね。
そして、もう1つ、わかっているのが、4時間足で、MT4とトレーディングビューともに、ブリッシュな3ドライブが出てきていること。
いいかえると、トレーディングビューで見える右下がりの濃紺のトレンドラインとティール色のトレンドラインがかかわっている面倒な価格帯で、短期のブリッシュな3ドライブパターンと、長期のベアリッシュなドラゴンが同時に出ているということになります。
4時間足だと、ティール色のトレンドライン間際でのプライスアクションが見えると思います。
週明け、このブリッシュな3Driveパターンが機能すれば、キーレベルの$1.33123まで、ワンモアアップというシナリオになります。
このレベルは、年ピボットのR1になりますので、レジスタンスとしての機能はかなりありそうですよね。何れにしても、短期的には直近安値から伸び切っているので、プルバックをしてくれた方がわかりやすいです。
クロス円:ユーロ円のバタフライが効く
クロス円は、これまで記載しているキーレベルが意識されているプライスアクション継続中。ユーロ円は、月足のバタフライパターンが効いているのですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し上。高値トライを試みるのか?という場面です。どのクロス円ペアも似たような動きです。
ポンド円(GBPJPY):207.779円、200.697円、193.614円、184.047円。
ユーロ円(EURJPY):167.469円、173.402円、179.335円。スイスフラン円(CHFJPY):169.059円、179.606円。
カナダドル円(CADJPY):113.639円、117.291円、120.943円。豪ドル円(AUDJPY):101.075円、103.580円、106.084円、109.841円。
ニュージーランドドル円(NZDJPY):98.087円、95.837円、93.587円。
USDCHF:ディープクラブパターンの中にベアリッシュなブラックスワン
ドルスイスは、これまでシェアしているディープクラブパターンが、まだ居座っています。4時間足では、ベアリッシュなブラックスワンも登場しているので、少しプルバックするのか?
大局的には、ユーロドルにいるベアリッシュなディープクラブパターンと、反対の方向を示すブリッシュなディープクラブパターンになりますので、短期足の動きに振り回されないようにしたいです。
USDCADは、キーレベルの$1.34113まであと少し。落ちてきたら、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル到達となるので、反発してくるシナリオになります。
AUDUSDは、長期の移動平均線と、$0.67448のキーレベルに挟まれている環境。上に少しブレイクしても、逆走するシナリオもオンです。
先週と同じく、AUDUSDとEURUSDは、ワンモアアップ、USDCADとUSDCHFは、ワンモアダウンの可能性がありますが、その後は長期のハーモニックパターンに従ったプライスアクションになるシナリオを描いています。
USDCADは、$1.34113、$1.35712、$1.37312、$1.39746。USDCHFは$0.89253と$0.87275。AUDUSDは$0.67448と$0.65387
シルバーとゴールド:短期足のブリッシュバタフライ
ゴールドとシルバーともに、短期1時間足にはバタフライパターンがいます。ゴールドにヒットしてほしいキーレベルは、MT4で、$2534.39。短期的なアップムーブに期待。
なお、ゴールドのフューチャーズのGC1とGC2には、日足と週足で、ベアリッシュなABCDパターンと3ドライブパターンが居座る状況。ユーロドルと似ていますよね。長期のハーモニックパターンが優位となるかに注目です。
米国債・金利:フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が効くか?
米国債と金利については、先週と同じ。ZT1、ZN1、ZB1(フューチャーズのチャート)のどれを見ても、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が行く手を阻んでいるようです。
これは、ZT1(米2年債フューチャーズ)。ブリッシュなシャークパターンがいますが、先週シェアしたように、キーレベルとチャネルの上限がレジスタンスゾーンを形成しています。
先週シェアしたブリッシュなバタフライがいるTNXは、薄い水色のラインを上に抜けてきています。つまり、金利が上昇してきています。短期的に国債が買われ、金利が下げても、その後のプライスアクションの方が大切な場面のようです。
引き続き、2年金利の最初のターゲットは、4.214%、10年金利では、4.084%。先週の投稿もご参照ください。
DJI、SPX、NDQなど、再びターゲットトライ?UK100の5-0パターン、JP225のブリッシュシャーク
米株式指数、英国のUK100、ドイツのDAXやUS30は前回と同じです。Nikkei225に、最強レベルの30967円で出たブリッシュなシャークパターンは、まだ居座っています。
ヒットするまでは、流れは変わりそうにないです。引き続き、ダウキャッシュは$41982、GER30は19032.17、UK100は、£8503.68、US500のキャッシュは、$5785.48あたり、ナスダックキャッシュのUS100だと、$20042.42まで上昇してもらった方がわかりやすいです。
UK100にはブリッシュな5-0パターンがいますので、やはり、最高値を狙ってきそうですよね。
先週と同じく、グーグル株、アップル株、アマゾン株は、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントのキーレベルに達するまで、ワンモアアップしてきてもおかしくはないです。AAPLは、$246.04あたり、AMZNは$192あたり。
結構なキーレベルで、ブリッシュなドラゴンがいるGOOGLは、最短で$177あたり、最長で高値更新といった動きになるかもしれないですね。
特に、US100(ナスダックキャッシュ)が形成してきたジグザグとした下落の動きを見ると、トレンド転換したといえるものではないです。調整波と考える方が無難かもです。
US30(ダウキャッシュ)は、$41701あたり、そして、キーレベルの$41982.60まで、伸びてきて高値を更新するシナリオをオンです。ダウのフューチャーズのYM1は、すでにフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が形成する場所に到達済み。
9月に入り、3日には新月を迎えます。現状は、まだ、夏のブリッシュなモメンタムを引き継いでいく感ありです。株式指数、特にナスダックとDJI、そして、DXY、金利、国債がターゲットをヒットする、あるいはターゲットを少しでも上に抜けるまでは、ボラティリティも動かなそうです。
が、すでに伸び切ってきているので、何があるかはわかりません。今週、そして来週にかけて、エキサイティングなプライスアクションになる可能性はありそうですよね。何かあればアップデートしますね。