またまた、2週間ぶりの投稿となります。サボっていたわけではないです。^^; 米株式の何となく痛々しげな上がり方のほか、ユーロドルや金がしばらくうろうろ状態でしたので、引っ張られているゴムがはじけるまで待ちましょうみたいな感じでいました。DXY, EURUSD, USDJPY appeared to be on the course I reviewed while Gold was left in a very precarious position. US indexes rose but its push looked painful.
暖かい春の日差しで足元の氷(トレンドライン)が解ける時
(注:この記事は2019年4月20日に投稿していたものです)
すっかり春を通り抜けて、初夏のような天気となった週末ですが、為替、株式など、チャート上ではバタフライ、クラブ、ブラックスワンなどがしっかり居座って熱くなりかけているような様相です。買いのバタフライで上がっているドル円と、トレンドラインを下抜けたユーロドルなど、ボラがついに炸裂するのか?気になりますね。
トレンドラインや波の形が気になる通貨ペアたち
EURUSDはトレンドラインブレイク
ユーロドルは、3月の下落から、4月は上昇していたのですが、これがまた、ジグザグという調整波で、水曜日にトレンドラインを下にブレイクしています。
画像にあるように、3月の下落が推進波、4月の上昇が調整波であれば、水曜日の下落は小さなレベルの第3波で、現在4波にいる可能性があります。
月曜日以降上昇してきた場合、1.129あたりを上抜けしないことが条件となりますが、すぐ下の1.128あたりには今月のマンスリーピボットや、4時間足の20MAが控えており、ある程度のレジスタンスになると想定できます。
こうしたレジスタンスを勢いよく上抜けすれば、3月の高値に対して、まだ戻り高値を付けに来るために再び上昇するかもと考えることもできるのですが、チャート分析をシンプルにしたいです。チャートのパターンは、推進波 ⇒ 調整波 ⇒ 推進波というように下げの勢いが強いことを示してくれているように見えます。つまり、これが、サプライズ・ボラティリティ!?となる可能性がありますね。
USDCHF(ドルスイス)のキーレベルは$1.0247
USDCHFは週足のボリバンを上抜けしており、行き過ぎ?というのが気になりますが、1.0247あたりのターゲットを目指している可能性があるため、ボリバンタッチで逆張りが効かずにショートが踏まれる可能性も考慮しています。
DXY(ドルインデックス)は調整波から、再度上昇?
ドルインデックスは、2週間前の買いのサイファーパターンから上昇し、その後、4月2日からの下げがジグザグという動きになりました。
そして、以前からのキーレベル、96.605(MT4での価格)が再度サポートになり、今週の木曜日に大きく上昇です。
この上昇は、1時間足で見ると1-2-3-4-5波からなる推進波に見えますよね。でも、この動きで、売りのディープクラブが検出されているので、一旦のプルバックを想定しています。週足20MAの上にある日足20MAが徐々に上向きですので、押し目をつければ買い目線も考慮です。
その他ドルペア
トルコリラのペアには売りのブラックスワンが出ています。ドルスイスと同じく、週足のボリバンをはみ出している様相ですので、短期的には下落してくる可能性から、押し目形成を探っていくことになりそうです。
USDJPYのキーレベルは112.121円。
3月頭に、112.121のキーレベルから売りのブラックスワンで下落し、そのあと上昇して、また、112.121のレベルまで到達です。
現在、横向きでレンジですが、買いの小さなバタフライパターンも検出されており、このまま上昇か、あるいはバタフライパターンのPRZ(潜在的反転エリア)の下限の111.616までプルバックしてから上昇かという場面ですね。
GBPUSD(ポンドドル)については、週足20MAなど移動平均線も併せて見ておくといいですね。高値切り下げのペナントのようになっており、1.2956あたりには週足の20MAが走っています。ここで支えられえると反発する可能性もありますので、突っ込み売りには注意ですね。その一方、ドル買いが再開するという相場環境を考えた場合、ユーロドルと同じようにポンドドルも下げてくる可能性を考慮しなければならず、まだわからないというのが正直なところです。1.26140あたりを再度テストする可能性も無きにしも非ず。2週間前の投稿と同じで、やはり、方向性を出してもらいたいです。
クロス円:窓を埋めた円先物
日本円のフューチャーズは、最初のギャップが埋まりましたが、さらに下のギャップまで売られると、バタフライパターンが候補になります。この下落が継続すると、ドル円は上昇する可能性を示唆しているようです。
クロス円はいずれもハーモニックパターンが検出されておらず、ややわかりにくい環境です。ポンド円とカナダドル円は年ピボットがそれぞれサポートとレジスタンスになっています。円が売られても、ポンドとカナダドルが米ドルに対してどうするか次第で、下落する可能性も考慮。
豪ドル円は、今年に入り、81.169あたりの年ピボットポイントをまだテストしていません。AUDUSDの方は、まだ買いのブラックスワンが検出されたままの状態ですが、すでに最初のターゲットはヒットしています。AUDUSDも年ピボットのある0.73987をテストしていませんので、上値余地ありで買い目線を持っても間違いではないと思います。
水曜日のCPIの発表のイベントまでに年ピボットをテストしているのか、それともこのイベントでテストするのか?という感じですね。なお、GBPAUDとEURAUDはオージーの売りを示唆するハーモニックパターンが出ているので、おとなしく下げてくる可能性もあり、オージーが荒れるかもです。
春の陽気と足元の氷。ユーロドルもポンドドルも足元の氷が解け始めているのか?そして、下げ継続 = ボラティリティがアップするのか?
それとも、USDの方が、足元が危ういのか? 意見が分かれるところだと思いますが、考えすぎても仕方ないです。