FEDで買いと売りが交錯する相場環境?FED – A decision time continues

今週も引き続き、ドルインデックス、米株式など、決断を迫られる場面に遭遇しそうです。A decision time – This was a key message for last week’s trading and should do so next week. A little cautious approach to rallies in US indexes, Bonds and Notes.

FED vs バットパターン:ロングかショートか?

FEDのイベントとハーモニックパターン

USDCHFの買いのサイファーはまだ有効

USDCHF は買いのサイファーが検出された後、38.2%レベルで支えられて反転。$1.001あたりのキーレベルを超えて行くか注目ですが、気を付けたいのは、1.001あたりで抑えられた場合、USDCHFは4波終了で、5波の下落という認識も可能です。

また、サイファーのPRZの下限が0.98902であるため、ここまで下落する可能性があります。0.98902は週足の20MAが走っているエリア。先に下落してきた場合、0.98902あたりのプライスアクションを見ていきます。

DXY (ドルインデックス) は、$97.87を再び狙うか、下落に転ずるかという場面です。61.8%のリトレースメントレベルと年ピボットの重なる97.87に届いてないままで、直近はまだどちらにも動ける様相です。上昇継続か、すでに天井を付けたのかは、月曜以降のプライスアクションで判断しますが、金利との兼ね合いで、深い プルバックで下げる可能性も考慮。

EURUSDの直近のレジスタンスは、$1.135

EURUSD は、ピンクのボックスのエリアのサポートあたりで支えられましたが、$1.135あたりが直近のレジスタンス。ここを大きく超えてくると、$1.15あたりがターゲット。売り継続であれば、$1.117あたりをテストする想定します。

USDTRY (トルコリラ・米ドル) は、$4.98-5.03あたりまでの下げを待っていたのですが、買いが継続。買いのブラックスワンが継続して検出されています。4.98-5.03あたりには日足の200MAがあり、ここでブラックスワンのPRZの最下限が合流します。金曜日に反発しましたが、安値を更新するのか、それとももうひと下げかというまだ待ちの場面です。

ドル円はFED議長のスピーチでバット、次はガートレー?

USDJPY (ドル円)は、FED議長のスピーチのあたりでバットを形成して下落し、その後の上昇が上昇フラグ=ジグザグとしています。下限を割ると、112.86あたりまで下げる可能性を想定しています。ここでカートレーが想定され、このラインを割ってくると、大きなピンクのガートレーというシナリオです。

年ピボットのミドル値というサポートにまた到達

GBPUSD (ポンドドル) は、ブレクジットのニュースで上下しているGBPUSD。今週、4日には、ECJが、英国によるEU離脱の撤回の是非に対する見解を出します。撤回が可能と判断されると、Remainer (EU残留派)にとっては良いニュースとなりそうなのです。11日には、議会投票。ニュースにかかわらず、現在、GBPUSDは、年ピボットのミドル値にまた到達し、ここからすぐに売りは出来ない場面でもあるので、直近は、反発を想定しておいた方がよさそうです。

AUDUSDのシャークパターン、USDCADの$1.31864、クロス円

AUDUSDは年ピボットのミドル値が0.70。 売りのシャークですが、30分足で出ていた買いのガートレーで上昇。またレジスタンスに到達しており、この後、50%あたりまでプルバックすると買いの5.0パターンの形成の可能性=新規上昇トレンドを示唆することになります。一方、現在のレジスタンスを上に抜けることも十分想定できるのですが、GBPAUD、AUDJPY、EURAUDにはAUDを売るパターンが検出されているため、高値掴みには要注意です。

USDCADは、1.31864でサポートされた後反発し、売りの3ドライブで下落。ただし、日足20MAがキーレベルの1.31864の上にいるのと、3ドライブのPRZは1.34あたりにあります。日足20MAまで下げてきて下げ止まるか、注目です。

CHFJPY(スイスフラン円)CHFJPYは大きな下落の0.382%までようやくリトレースメントしてきました。現在、売りのABCDですが、PRZの上限は、50%のリトレースメントレベルにあります。現在の価格の下に日足20MA が走っているので、下げ止まって再度上昇という可能性もあるほか、月曜日に、円売りでギャップアップしている可能性もあり、明日の動きをまず見たいところです。

GBPJPY (ポンド円)146辺りのエリアは日足20MAがやや上向きで、週足20MAの上を走っているのですが、5波を形成しながら下げているようにも解釈できます。だとすると、現在のレンジは第4波。143.840あたりを再度テストする可能性もありそうです。

AUDJPY(豪ドル円) 82.05円あたりのレジスタンスを超えてきて上昇しました。直近のレジスタンスは、83.3-83.8。現在売りのブラックスワンも出ているので、月曜日に価格が上昇しても、急落という事態になりかねず、注意が必要そうです。

EURJPY (ユーロ円)月火水と下降フラグを形成して、ブレイクアウトしたのですが、結局また年ピボットのある128.485あたりまで落ちてきました。4時間足で、フラグを形成しているようにも見え、円買い、EUR売りの条件が揃うと、さらに下落すると想定しています。

NZDJPY(ニュージー円)H&Sのネックラインを割ってこず、上昇。その結果、これが第4波だったことになり、週後半の上昇で5波からなる上昇波を完了した可能性があります。現在、売りのブラックスワンとディープクラブが居座っているほか、NZDと連動する資源は、下落トレンドにあり、乖離しています。現在の価格帯から短期的に下落トレンドに転換すると想定しています。

コモディティ:WTI原油とゴールド

WTI原油は、バタフライで落とされてから下落が続いていますが、フィボナッチエクステンションが伸び切ったレベルにあり、一旦反発する可能性は想定しておきたいです。

このまま47.91まで落ちてから、38.2%までの戻し、あるいは、50%戻しのレベルまで戻すというシナリオのほか、週明け、ドル売りと合わせて、一旦プルバックを先にするという双方の視点を持っておいた方がよさそうです。いずれにしても、WTI原油は長期で、戻り売りが基本となると考えています。

GOLDは月足の50MAと先週の週ピボットR1がレジスタンスとなり、レンジのようになっています。日足など大きな足を見ると、12345の第4波目にいるようにも見えます。その一方、8月からの上昇が最初の1-2、次の1-2という形で、第3波に向けてエネルギーをためているようにも見えます。(波の描画ツールを使っていますが、1と2を優先しており、3,4,5の波の場所は今のところ精確ではありませんので無視してください。)

$1250-1258あたりはレジスタンスですので、上昇の場合このあたりのプライスアクションには注意したいです。逆に、現在のレンジから下抜ける可能性もあり、もう少し様子見したいです。

US Treasury and Bonds・米国債

米10年債は、緑のチャネルの上限、フィボレベルの重なるエリアを上抜けています。次のレベルは119.28、ここをさらに抜けると120あたりに節目があります。投機筋の買い戻しが進んでいますが、買い戻しが継続か、それとも売りを再構築するためのショートカバーか、見極めが必要な場面に近づいてきています。

ダウはフィボナッチリトレースメントとプロジェクションの節目に?

FED議長の講演の後、DJIやSPXは上昇し、G20では、中国への追加の関税を暫定的にホールドするというポジティブなニュースが出ているのですが、株式の上昇を追いかけるべきか少し慎重にならざるを得ない相場環境にいるように見えます。日経225のキャッシュでは、売りのディープクラブが出ており、すぐ上には結構なレジスタンスがあります。

スイス株式もレジスタンスのエリアにいます。ドイツのDAXは再度割ったヘッドアンドショルダーのネックラインをテストする可能性がありますが、いずれにしても、米株式など、月曜日に起こるであろう短期的な吹き上げが、上ひげで落とされる可能性も十分にあります。

ニュースでトレードすることはあまりないのですが、米中貿易戦争のニュースにフォーカスが当たっている一方、4日には、英国によるEU離脱の撤回へのECJの見解のほか、1日に期限が切れた株式市場をめぐるスイスとEUの間の問題など、価格に影響を与えかねないニュースがほかにもあるため、終了したG20関連のニュースは一旦忘れた方が良いのかもしれませんね。

ダウのレジスタンスとフィボナッチプロジェクション

DJIの上昇が、一定のフィボのリトレースメントレベルに達したのが金曜日。上昇を考えているトレーダーは、濃紺のチャネルの上限あたりまでは上がる、あるいは10月の下げで底を打ったと考えていると思います。その一方、257000-25800のエリアには786や764など、戻りのキーレベルなど重なってきており、ここまで吹き上げて、踏みとどまる可能性もあります。

SPXもDJIと同じく、ブルとベアが駆け引きをすると想定します。特に、2770のエリアは、今年の1月にギャップを作ったエリアで、その後、サポレジとなっており、このレベルを上抜けてもだましで終わるのか?といった感じで、プライスアクションを見る必要があります。

NDXは、年ピボットR1がレジスタンスとして機能し、H&Sの右肩が完了した可能性があります。その場合、価格は7207あたりで抑えられるか見ていきます。

futures YM1 :25830のエリアには、フィボのリトレースメントレベル、チャネルなど、節目となる要素が重なってきます。

YM1 may test 25830 area.

SPX’s futures ES1 :US500は、2780までまずは上昇すると想定しますが、11月7日の高値を超えるか、超えた場合、1.13のシャークパターンが出るかなど、重要な場面にいます。

NDX’s futures NQ1は、6988のあたりに年ピボットR1があり、現在売りのABCDパターンです。SE1やYM1と同じく、月曜日以降、プライスアクションを見ていきましょう。

Bottom line: FED chairman’s speech sent US equities higher. G20 has ended and news reports are saying about a temporary truce in China-US trade war. But, I have a bit of my own decision time as I do not know chasing the rallies in DJI, NDX and SP500 carries an edge. Nikkei 225 Cash has a bearish deep crab just below a cluster of resistance. Swiss index is at a precarious position while DAX could test the neckline again. US-China trade war has been a main topic in news outlet but Switzerland’s stand off with EU over its financial markets, ECJ’s view on reversibility of Brexit and other news may be watched by some traders. There are other pieces of news, not only a trade war, that should be taken into account if news matter. What do you think? Wednesday when another FED chair speech takes place will see the closure of the US market.