今週のプライスアクションも、やっぱり、想定通りの結構なものでしたね。先週シェアしたハーモニックは効いている感じですが、もうしばらくは、今どこにいるのかをきちんと把握しておくとよさそうな環境です。
フィボナッチ78.6%と88.6%:リトレースメントですかね?
Fibonacci 78.6% and 88.6%
ドル円:ホワイトスワンが効いて、窓埋め完了
ドル円は、先々週に出ていた3ドライブパターンで反発して下落し、先週出ていたホワイトスワンで反発。空いていた窓を埋めて、プルバックしている状況です。
続落してくる場合、すでにシェアしている、141.447円あたりのキーレベルでのプライスアクションに注目です。138円半ばと137円半ばが形成するゾーンも強力なサポートに。
2023年の安値から引けるトレンドラインがレジスタンスになっていますが、いずれにしても、上、下、どちらのターゲットにも到達していない中途半端な価格帯にいるので、週明けのプライスアクションを待ちます。
DXY:こちらは、ブラックスワンで上昇したのですが。
ドルインデックスも、シェアしていたブリッシュなブラックスワンで上昇したのですが、ドル円と同じで、微妙な場所にいるようです。先週シェアしていた、フィボナッチリトレースメントから見える78.6%と61.8%のレベルが今後サポートになるか?
DXYは、$98.63に開いていた窓はすぐに埋めてくれたのですが、まだまだ上に、幾つか存在しますので、さてどうなるか?
USDCAD:「ザ・伸び切りゾーン」からの行って来いというプライアクション
USDCADは、相性が良かった5-0パターンを突き抜けてきたのですが、フィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」に到達していたので、難なく反発。ただし、木金のプライスアクションで、行って来い状態。
続落する場合、$1.35770あたりに、フィボナッチ88.6%の最後の砦、そして、$1.35360に、フィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが存在しているので、どうなるのかに注目ですね。
金曜日に止められた$1.37130あたりは、フィボナッチリトレースメントの78.6%がある場所。テクニカルに忠実に動いてくれてはいますので、ここから、反発するか?
GBPUSDとEURUSD:「ザ・伸び切りゾーン」にいます
EURUSDとGBPUSDには、ベアリッシュなハーモニックパターンが居座っていて、特にポンドドルは、日足以上の長期足で、ベアリッシュなブラックスワンがいる状態が続いています。
ここしばらくの上昇の波を使ったフィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」の第一関門はすでに超えていて、プルバックしてもおかしくはない状況です。画像の真ん中に、斜めに走っているラインは、長期トレンドライン。ここまでプルバックしてくれても問題ないです。
上側の淡い紫のボックスが、マックスレベルなので、ここまで上昇してくれるか、それともプルバックとなるかに注目です。ユーロドルも同じような環境です。
ゴールド:こちらも、やっぱり「ザ・伸び切りゾーン」
ゴールドは、$3299.90あたりにあるフィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」の第一関門がレジスタンスになっています。このフィボナッチは、長期のフィボナッチになります。
そして、短期的には、チャネル内での動き。上にブレイクしても、下のピンクのボックスまで続落しても、鍵となるのは、フィボナッチリトレースメントの78.6%と88.6%。
上にあるフィボナッチリトレースメント88.6%の方は、すでにヒットしているがわかりますよね。
どちらかというと、ピンクのボックスで示した下側の78.6%か、88.6%までプルバックしてくれた方がわかりやすいです。短期的に、上昇は、ゲームオーバーなのか?焦らずにプライスアクションを見ていきましょう。
株式指数:なぜに?のブリッシュなハーモニックパターンが効く
米株式指数のUS100、US500、US30は、動く値幅が広い、ボラのある環境が続いていますが、前回出ていたブラックスワンが効いた格好です。が、結局は行って来い状態。
「えー、下げてくるんちゃーうの?」っていう目線になってしまいそうなのですが、SPXとフューチャーズのES1は、フィボナッチリトレースメントの88.6%を微妙にヒットし損ねているんですよね。
こういうの過去にも何回かあって、やっぱり、それをヒットしに来るんですね。ナスダックはすでに88.6%をヒットしてくれているのと、チャネルの下限を下抜けた格好になっていますが、まだ、要注意のようです。
DJIとYM1も同じです。フィボナッチリトレースメントの78.6%と88.6%に未到達です。なので、まだ、ちょっとわかりません。結局は、やっぱり、厄介な環境になっているとういうことです。
JP225も、フィボナッチリトレースメントの88.6%とフィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」の第一関門を再び目指すなら、やっぱり、41000円ちょい越えの可能性があるという感じです。
先週と同じく、AMAZN、AAPLなどは、長期的なフィボナッチからみえるレジスタンスが機能している環境にいるのですが、短期的なフィボナッチリトレースメントを考えると、戻し足りないところもあります。MSFTは、長期的な「ザ・伸び切りゾーン」が効いているので、落ちてきてもおかしくないですが、このゾーンでうろうろ状態です。METAは、「ザ・伸び切りゾーン」の$664.85に、ほんの少しというところからプルバックしてレンジになっています。フィナンシャル系も同じのようです。
こうなると、なんだか、その日のニュース、特に関税のニュースとかに反応して動いているだけの方向性のないチャートになってきているようにも見えます。めちゃくちゃやんって感じです。笑 上昇してるから、売りポジを解消したほうがいいのか?下がってきたので、やっぱり買いポジは解消しようか?というように、目線がブレて、振り回されてしまうだけに終わってしまうので、気をつけたいですよね。でも、こういう状況、もうしばらく続きそうです。
ただし、荒れているわりには、長期のフィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」や、短期足のフィボナッチリトレースメントのレベルで、きっちり反応しているところが面白いです。なので、鍵は、長期のフィボナッチの方。これが居座る以上、今の短期的なプライスアクションは、いずれ収束されてくるという感じかな。何かあればアップデートしますね。