ドン下げのあった米株式指数ですが、先週以前からの投稿に沿ったダウントレンドを継続しているようです。以前から意識されているキーレベルをトライしつつも、サポートやレジスタンスとして機能しているため買っては売られ、売っては買われるといった相場ですね。荒れた週を終えた後の今の様子をシェアします。
EUR + GBP > USD < JPY?:ドルと円がダブルに作用するだろうか?
SP500, US100, US30, GER 40 testing the key levels?
フィボナッチエクスパンションが効いたのではないですか?
ドル円:メジャーなターゲットは132.486円、一旦失速
先週掲載していたドル円の週足チャートで見たフィボナッチエクスパンションのレベル2.618%。このレベルを超えられず、再び下落してきましたね。
週明けのお題は、132.486円のヒットは一旦お預けとか?ということのようです。ドル円のキーレベルは、隠れキーレベルの128.243円、その下は、以前記載していたフィボナッチエクスパンション1.272%がある126.230円と、以前から意識されている123.999円。128.243円を超えられるか、押し戻されるか、週明けのプライスアクションを待ちます。
EURUSDはまだいる変形バットが上昇を示唆
ユーロドルには、変形バットが居座ったままです。PRZ(潜在的反転ゾーン)の下限は$1.03189。$1.04726を下抜けても、行ったり来たりした後、吹き上げる可能性があるので、週明けのプライスアクションに注目です。先週の投稿もご参照ください。
ポンドドルはバタフライで逆三尊?
先週投稿していたポンドドルにはバタフライパターンが居座るままです。反転してきた理由を探さずとも、EURUSDのと同じで短期的に吹き上げてくる可能性が示唆されています。
ですが、このまま上昇しても、$1.25580のキーレベルがレジスタンスとして機能する可能性もあり。下げてきた場合には、$1.22570がサポートとなるかに注目です。さらにこのレベルを下に抜けるのであれば、次のキーレベルは$1.19560。ここでかなりの手じまいが入り、急反転する可能性がありそうです。
クロス円:CHFJPYのバットなどキーレベルでハーモニックパターン
クロス円は、これまでに掲載した記事にあるキーレベルがサポレジの役割を果たしていますね。
こちらはスイスフラン円の月足チャート。大きなバットパターンが出ていますが、その手前の133.441円もキーレベルですね。このまま下落をするのであれば、122.888円あたりがターゲット。もう一回上げる場合は、バットパターンの親戚、1.128%を使うシャークパターンになる可能性もありそうです。
その他クロス円のキーレベル:CADJPYの100.627円、ユーロ円の135.018円、ポンド円の162.817円、ニュージーランドドル円の82.989円、豪ドル円の90.963円。
クロス円が上昇トレンドを継続するにはこれらのレベルを上に抜けてくれないといけません。深いプルバックになる可能性もあるため、週明けのプライスアクションを待ちます。
コモディティ:Goldはホワイトスワンが効いてますね
ゴールドは買いのホワイトスワンが登場した後、キーレベルの$1820.38を上に抜けてきています。
シルバーは週足と月足でブリッシュな5-0パターン、日足でブリッシュバタフライパターンという買いを示唆するパターンがいます。特に5-0パターンはトレンドの初動を示唆するパターンで、機能すれば、シルバーは買いあがることを示唆しています。
ゴールドとシルバーともに、ある程度の反発を想定することができますが、ゴールドの月足にいる売りの変形バットの存在があるので、高値更新ではなく、戻り高値を付けるための調整波と想定しています。
株式指数: 今週ももぐらたたき継続のようなプライスアクション!
US100、US500、US30:キーレベルがふた。ダウントレンド再び炸裂!?
戻り高値を付けると売りというシナリオに沿って進んでいる相場です。ブルマーケットからベアマーケットにすでに転換し、初動の下落トレンドの最中にいるというシナリオをオンにしています。
先週記載したように、US30、US100、US500のキャッシュのチャートに5月9日にできた窓はまだ埋まっていません。この窓を埋めるかどうかは別の話ですが、キーレベルを下抜けて、これらのキーレベルがふたになっている環境であることが明確です。
こちらはUS30キャッシュ。金曜日にブラックスワンで反発しています。画像真ん中のブルーのラインはギャップのある場所。
ブラックスワンで買いあがってこの窓を埋めるというのも理想的なシナリオになりそうですが、再度トライを試みている$31769.72というキーレベルをクリアするかにかかりますね。
いずれにしても、下落トレンドの推進波にいるのであれば、ターゲットはまだまだ下。また、このギャップが、下落継続を示唆するブレイクアウェイギャップであるのかも気になりますよね。
価格は一直線には動かず、波を形成するので、短期的な反発もあります。先週と同じで、買いあがっては叩かれるというもぐらたたき状態がまた繰り返されるでしょうか?チャートに左側と似たようなプライスアクションになるのか?
ダウの場合は画像下にある次のキーレベル、ナスダックキャッシュの場合は$10560あたりまで落ちるかに注目です。
ゴールド、シルバー、EURUSD、GBPUSDが反発しそうな様相であれば、USDが売られる可能性を示唆しているというシナリオが描けます。さらに、ドル円がフィボナッチエクスパンション2.618%を超えられない場合、高値を付けた上昇の波が第3波で、ここしばらくのうろうろは、第4波の調整波である問うシナリオになります。この場合、ドル円が下落する=米ドルが売られ、円が買われるという絵が見えてきます。特に急激に進んでいた円売りのポジションはお腹いっぱい状態にある可能性もあるので、気を付けてフォローしたいところではないでしょうか?
また何かあればアップデートしますね。
関連記事
4月3日投稿の「テクニカル分析の基本とハーモニックパターン:ドル円の123.999円、クロス円のベアリッシュパターンとローソク足」