今週も続落の米株式指数。チャートを見ていて明確になのが、それとなく機能している価格ライン。不思議なぐらいにピタッと反応している様子がうかがえます。来週もボラが上がりそうな気配ですね。今の様子をシェアします。
フィボナッチの数値がキーレベル!
Fibonacci key levels in play.
ドル円 (USDJPY):143.968円、148.452-462円、152.955円
ドル円は、前回シェアしたオレンジのボックス内に入ってきているのですが、このブラックスワンで反発するのか?金曜日のプライスアクションからわかるのは、4時間足と日足のボリバンに支えられて、中に戻ってきている感じです。
ドル円のキーレベルは、148.462円のあたり。なお、ブリッシュなブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)があるのは、145円半ばあたり。そして、もう1つのキーレベルは、143.968円。一旦跳ね上がった後に、ズブッともうひと下げあるのか?ちょっと無視できない状況ではあります。
オレンジのボックスを描画したチャネルのミドルラインが、フィボナッチ的にも、売りのターゲットになりそうなんですが、これ、逆に言うと、円売りの動きには、少し限界があるかなっていう絵柄ではないでしょうか?
あるいは、チャネルの下限まで落ちる=円売りになるか?気になりますね。
EURUSD:バタフライ。トレンドライン。
ユーロドルは、$1.054351あたりのレジスタンスを上に抜けて、現在、バタフライ。
直近のトレンドラインをヒットしているので、一旦はプルバックかな?
画面中央あたりの茶色のラインは、今年のピボットポイントになるので、ここまで落ちてきて、このラインがサポートになるかどうかを見ていきたいですよね?
ポンドドルも、似たような絵柄になっています。そして、こちらは、ドルインデックス(DXY)。金曜日の時点で、長期の移動平均線を下に抜けてきています。
次のターゲットの$102.659までもう少しという場面です。
この辺りには、今年のピボットのS1が控えているので、このバタフライから、ディープクラブに変化してもらっても問題ないです。
EURUSD:$1.09298、$1.07406-801, $1.05626、$1.06304、$1.03269
GBPUSD:$1.20658、$1.2264、$1.24077、$1.25569、$1.27495、$1.29751
クロス円:ポンド円のサイファーはまだ居座る
クロス円では、先週のポンド円、同じ絵柄です。サイファーパターンで振り回されているので、またもや、チャートが汚いです。
こちらは、ちょっと久しぶりのユーロ円。短い時間足ではなく、3カ月足にズームアウトしてみました。
ドル円も、3カ月足を見ていると、134円あたりまでプルバックしてもおかしくはない絵柄なんですよね。。。
ポンド円も、サイファーで落ちるのであれば、まずは、184円あたりがターゲット。
引き続き、カナダドル円には、ブリッシュなブラックスワンが居座っているほか、豪ドル円は、月足のボリバンに支えられています。キーレベルとなる今年のピボットポイントは、「ハーモニックパターン、居座る:ドル円, US100, ゴールド, GBPUSD, USDCHF, GER30」をご参照ください。
USDCAD、USDCHF、AUDUSD:さてどうなるのか?
ドルスイスは、どのブローカーのチャートを見ても、ブリッシュなブラックスワンが居座っています。
別のブローカーだと、ブリッシュなホワイトスワン。ちょっと跳ね上がってきそうですよね?
USDCADは、今一つ。でも、AUDUSDには、ブリッシュなブラックスワンが居座ったまま。
USDCAD:$1.31891、$1.35712-889、$1.37312、$1.38081、$1.39746、$1.40273、$1.44271
USDCHF:$0.83716、$0.85584、$0.87246-275、$0.88907、$0.89253、$0.91497-231。
AUDUSD:$0.61807、$0.63326、$0.64341、$0.65387-622、$0.66904、$0.67448、$0.69438、$0.71972。
ゴールドとシルバー:プルバックの準備が整った?
ゴールドは、GC1ではなく、GC2の方が、$3,000あたりの年ピボットポイントR2を見事にヒット。
で、この有様です。フィボナッチも伸び切っているので、ちょっとプルバックしそうですかね?
シルバーに居座るサイファーパターンは、週足でも見えるので、$28.550あたりまで、プルバックするかもです。
ゴールドのキーレベル:$2465.75、$2543.39、$2706.59、$2947.43。
シルバー:$28.520、$31.825、$32.861、$35.131。
米国債・金利:バタフライやディープクラブ居座る
こちらは、米2年金利。オレンジのボックスまで上昇するか?そしてその後、再び下落か?
30年金利の方には、ベアリッシュな5-0パターンがいますので、ちょっとちぐはぐしている感あり。なので、先に30年金利が下げて、2年金利が追いかける形になるのか?
10年金利は今年のピボットでぴったり止められている状況です。
DJI、SPX、NDQ、UK100:今度はDAXがダークホース?これも、やっぱりやばくないですか?
円が売られると、おそらくDJI、SPX、日経225は跳ね上がってくると思うのですが、ちょっと気をつけたいのが、欧州株式指数のボス、DAX。先週シェアしたSX5E(Euro Stoxx 50)は、居座るディープクラブで順調にダウン中。
そして、この方、DAXさん。フィボナッチではじき出したターゲットの価格と、今年のピボットポイントR3を見事にヒットしてくれた感じです。
が、MT4やMT5でチャートを見ていると、ちょっと思うことがあります。「ボリバンって、あてにならないのかよ」って思いません?
ドル円のところで書いたように、価格は、ボリンジャーバンドの中に戻ってくるということを学びます。
が、なぜに、DAXさんは、こうなっているのか?ダークホース?
日足以上のチャートを見ていただくとわかると思います。
そして、やらかしてくれている感ありのUK100。前々回シェアしたヘッドアンドショルダーズパターンを無効にしてくれたのですが、何だか、ここにきて、やっぱり、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成しているのか?という場面かもです。
しかも、今回は、前回とは異なり、一回り大きいヘッドアンドショルダーズパターンになる可能性があるかもです。
現在、1時間足に、ベアリッシュな5-0パターンが出ているのですが、これで落ちても、また上昇を試みるかもしれません。ただし、問題は、日足と週足に居座るベアリッシュなブラックスワン。そして、ボリバンを見てみると、結構際どい場所にいます。笑
で、次は、米国株式指数。今週のドラマで見えたのは、US500(SPXのキャッシュ)に出てきた、キーレベル。これを何度もトライして、打ちのめされている有様です。
そのレベルは、$5775.85-$5785あたりのエリア。木曜日、イントラデイのプライスアクションで、このラインを境に、大きな陽線が出た後、大きな陰線にかき消されているのも見えますよね?金曜日も、これを超えられずに終わっています。
確かに、MT4やMT5だと、ブリッシュなネンスターも出ているので、金曜日に反転してきているのはわかります。ですが、この$5775.85を上に抜けてくるか?を見ていきたいですよね。
オレンジのボックスが示しているのは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル2つが示すレジスタンスゾーン。
言い換えると、価格が、強烈なプライスアクションを見せているエリアになります。昨年末から、ギャップアップやギャップダウンをしたエリアというのが、よくわかりますね。
US500も、SPXも、気になるのは、ハーモニックパターンのPRZと年ピボットポイントが、まだ下の方にあるということ。
とはいえ、上昇トレンドも、下落トレンドも、一方向の動きを続けることはなく、結局、フィボナッチのレベルに達すると、跳ね上がったり、下げたりするので、US500とSPX、そしてナスダックなどは、一旦跳ね上がってきて、戻り高値を付ける可能性があってもおかしくないですね。
こちらは、先週ドラゴンがいたXLF。NVDAと同じく、ドラゴンに噛まれて爆下げ。
示していたオレンジのボックスも、レジスタンスとして見事に機能しましたね。その後、上側の水色のボックスも下抜けました。短い時間足だと、ボックスの下限の価格ラインにリターンムーブして、そこから、またドン下げというプライスアクションになっています。
そして、金曜日には、現在いる場所で、サイファーパターンが出ているのですが、2番目の水色で示した細目のエリアも、フィボナッチから見える強烈なレジスタンスゾーン。
サイファーパターンが示す最低のリトレースメントレベルは、その上になりますが、週明け、ここまでギャップアップしてくれるか?それとも、もうひと下げして、サイファーからシャークになるのか?
XLFも、UK100と同じで、前回シェアしたヘッドアンドショルダーズパターンを無効にした後、高値を付けて、ドン下げしています。逆に言うと、この高値が頭になる可能性もあります。画像に下にある茶色のラインは年ピボットポイント。ここまで爆下げしてくるか?結構際どい場面です。
そして、もう1つ、今週見ていたのはBRK(バークシャーハサウェイ)。$492.99がキーレベルになります。ここが今サポートになっているんですけど、これを下にブレイクすると、結構な底なし沼状態ですよね?
こちらは、JPM(JPモルガン)。現在ブリッシュなブラックスワンが出ていますが、チャートの一番上の水色のラインは、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルの上限。
ここは、超えるのが大変そうなレジスタンスでした。そして、画像右側に棒グラフのように出ているピンクのライン達は、フィボナッチで見えるキーレベル。これらの価格ラインで、見事に反応しているんですよね。
仮に、このブラックスワンで反発してくる場合、右側にあるピンクのラインで、一番下のラインがレジスタンスになる可能性があります。言い換えると、上側の水色のボックスまで到達するかはわかりません。
また、見ていただきたいのが、今の価格帯の少し下にあるもう1つの水色のエリア。これは、長期のチャートで見える「ザ・伸び切りゾーン」になります。言い換えると、このゾーンをギャップアップして、ふわふわ浮いている感じになっていたということになります。
赤いラインのように動いてくれれば、この水色のエリアの上で、ヘッドアンドショルダーズパターンを完成することになります。ふわふわ浮いていた分、この水色のエリアを下に抜けるのは、結構強烈かもしれませんよね。
その他、AAPL、AMZN、METAなど、結構な銘柄のチャートでも、フィボナッチのレベルが、きれいに機能しているのが見えます。
例えば、AMZNの直近のキーレベルは$204.05。METAは、$633.35-$648.19が伸び切りゾーン。ギャップダウンした伸び切りゾーンのマックスレベルの$709.39まで戻ってくることはあるだろうか?という感じになります。
テクニカル分析 vs ニュース。これ、ボラのある時こそ、テクニカル分析 >ニュースになります。ここしばらくの記事は、まだ有効ですので、ご参照ください。何かあればアップデートしますね。