先週、今週とボラのあるプライスアクションが続いていますが、一役買っているのがフィボナッチと、それがはじき出すレジスタンス。どのチャートも前回シェアしたキーレベルが効いている様子です。今の様子をシェアします。
フィボナッチのレジスタンスとは?ハーモニックパターンとも仲がよい
We cannot underestimate fibonacci resistance zones
ドル円 (USDJPY):152.955円、155.700円、159.648円、166.341円
こちらは、ドル円の週足。2025年年明けから続落しているのですが、週足にいたドラゴンにかまれた格好です。
今年のピボットポイントを下抜けていますが、年初の下落の波は、すでに、伸び切っていますので、150.55-150.620円の間がサポートになり、少しだけ跳ね返ってくる可能性があります。
ちょうどこの価格帯には、超長期の移動平均線も走っているので、突っ込み売りに注意したい場面ですよね。跳ね上がった場合、当座は、155.700円あたりが結構なキーレベルになりそうです。
EURUSDとGBPUSD:キーレベルでサポートされるか?
ユーロドルには、結構、マイナーなんですが、61.8%パターンというハーモニックパターンが出ています。
5-0パターンに似ていて、大きなトレンドの初動に出てくるパターンですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)を抜けて、無効になることもあるので、もう少し様子見です。
ポンドドルは、以前シェアしたように、月足にブリッシュなブラックスワンが居座っているのですが、他の時間足では、少し中途半端な場所にいるようです。逆に、ドルインデックスは、$111.172あたりまで、上昇してくるか?という場面です。
オレンジで示したボックスあたりに、フィボナッチリトレースメントの78.6%と今年のピボットのR1があります。
EURUSD(ユーロドル):$1.09298、$1.07406-801, $1.05626、$1.06304、$1.03269
GBPUSD(ポンドドル):$1.20658、$1.2264、$1.24077、$1.25569、$1.27495、$1.29751
クロス円:ポンド円、スイスフラン円にブラックスワン
クロス円では、ポンド円とスイスフラン円にブラックスワンが出ています。一旦の円売りに合わせて、跳ねてくるかもしれません。
今年のピボットポイントなど、キーレベルは、「ハーモニックパターン、居座る:ドル円, US100, ゴールド, GBPUSD, USDCHF, GER30」をご参照ください。
USDCAD、USDCHF、AUDUSD:ちょっと中途半端!
ドルスイス、USDCAD、AUDUSDともに、特にハーモニックパターンも出ていない状況で、少し中途半端場所にいる感あり。キーレベルをブレイクするなど、もう少し様子見です。
USDCAD:$1.31891、$1.35712-889、$1.37312、$1.38081、$1.39746、$1.40273、$1.44271
USDCHF:$0.83716、$0.85584、$0.87246-275、$0.88907、$0.89253、$0.91497-231。
AUDUSD:$0.61807、$0.63326、$0.64341、$0.65387-622、$0.66904、$0.67448、$0.69438、$0.71972。
ゴールドとシルバー:ワンモアアップでしたね
ゴールドは、フィボナッチエクステンションからはじき出した「ザ・伸び切りゾーン」の$2778あたりをさらに上に抜けてきて、次のターゲットに向かっている様子。
バタフライが居座っていますので、一旦軽くプルバックがあるか?
シルバーも、昨年のキーレベルであった$31.825あたりにいますが、現在、ベアリッシュなブラックスワンにつかまっています。同じく、一旦プルバックするかに注目です。
ゴールドのキーレベル:$2465.75、$2543.39、$2706.59、$2947.43。
シルバー:$28.520、$31.825、$32.861、$35.131。
米国債・金利:A・ネンスターで落ちて、逆走。
前回シェアした米2年金利は、年ピボットポイントがレジスタンスになり、そこで出ていたA・ネンスターパターンで落ちたのですが、その後、逆走して、ピボットポイントの上に乗っかっています。もう少し上昇する余地があるのか?様子見です。
10年金利は、想定していた4.440%まで落ちてきたのですが、4.3%あたりまで、もうひと下げしてきても問題ないです。
DJI、SPX、NDQ、UK100、GER30、Nikkei225:ワンモアアップすぎるけど。
先週、触れていたギャップフィリング(窓埋め)を完了したのですが、さらに上に向かっている様相。SPXは、今年のピボットポイントR1がある$6096あたりをもう3回トライしている有様です。この、上がっては落ちる、上がっては落ちるというプライスアクションで、初動の「ワン・ツー、ワン・ツー」を形成したのか?
結構、きわどい場面です。その他、US30の$44813、US100の$21607あたりは、フィボナッチエクステンションの「ザ・伸び切りゾーン」や、今年のピボットポイントから見えるレジスタンスなどがある場所で、やはり、プライスアクションが出てますよね。
で、前回シェアしたNVDA。ドラゴンにかまれた後、ギャップが空いたので、上昇してきても問題ないです。
アマゾンも、派手にギャップダウンしてくれたのですが、一旦は、バタフライパターンで反発する可能性あり。$235を上に超えてこなければ、戻り高値を付けたという目線になります。
同じく、APPLなども、窓が開いてしまっていますが、APPLは、$233.70がキーレベル。これを上に超えられるかどうかに注目です。
GOOGLも、ドラゴンで落とされたのですが、反発してきても、$191.16がキーレベル。
ライトブルーのラインは、レジスタンスの最低ライン。オレンジ色のボックスは、さらに伸び切ったゾーンの上限。
フィボナッチではじき出していた$51.18、$52.01、$52.31の価格帯が形成するレジスタンスゾーンが機能しているのがわかります。
ライトブルーのレジスタンスを上に抜けて、オレンジのレジスタンスゾーンを一度ヒット。そして、落ちてきたのですが、ゾーンを再びトライしているのがわかります。で、ここでブラックスワンが登場しているので、結構な場面のようです。
米株式指数に目が行きがちですが、GER30も結構なレジスタンスゾーンにいます。そして、UK100は、フィボナッチではじき出していた£8711.66、£8754.63のレジスタンスを見事にヒットしてうろうろしています。
Euro Stoxx 50インデックスも、キーレジスタンスの5357.63を見事にヒット。現在、ベアリッシュなABCDパターンが居座っています。
週明け、さらに、ギャップアップしてもらってもかまわないのですが、その後、逆走する可能性があるので、ボラが出そうな気配です。また、何かあればアップデートしますね