休み明けのマーケットはまだ小幅な値動きですが、ここ1週間ほどでレビューしたドル円、ポンドドルのほか、AUDUSDとUSDCADの動きにも注目です。米株式指数は遅ればせながらのサンタラリーもどきでギャップアップしています。笑 今の様子をシェアします。
サイファーとガートレー:フィボナッチ78.6%仲間集結
US500, US100, US30:One more leg up, a potential late Santa rally.
ウィークリーピボットやイヤリーピボットを引いておこう
さて、今年のトレードも金曜日で終わりますが、お時間のある時に、2022年のピボットポイントを記録しておくとよいですね。年明けには新しいピボットポイントに変わりますが、過去の年ピボットポイントは、プライスアクションが出た重要な価格ラインで、忘れた頃にまた威力を発揮します。笑
132.486円のキーレベル vs ワン・モア・ダウン
22日に「テクニカル分析から見えるドル円の動き:基本を復習してステップアップ♪」でドル円のチャートから見える様子を復習してみましたが、休み明けの現在は、小幅な動きながらも、年ピボットR3、フィボナッチのキーレベル、すでに居座っているブリッシュなブラックスワンが一役買っている環境です。
こちらは1時間足のチャート。12月15日からの下落に勢いがあるので、頭の片隅をよぎるのは、1から5までの5つの波からなる推進波の動き。だとすると、現在のじりじりとした右上がりのプライスアクションは調整波の動きと捉えることができます。
画像に濃紺でフィボナッチリトレースメントのレベルを表示していますが、金曜日は、一番浅い38.2%をヒットしそびれたままでした。なので、週明けは再度トライするかなとみていましたが、今日ヒットしていますよね。
そして一番浅いフィボナッチリトレースメントのレベルをヒットしたところで、都合よく売りのブラックスワン。先ほどの調整波のような動きと合わせると、ドル円は、現在、第4波にいて、ワン・モア・ダウンで下げるんじゃないか?というシナリオが描けますよね。
ただし、忘れていけないのが、132.486円というサポート。売りのハーモニックパターンがいる、調整波の動きのようだ、フィボナッチリトレースメントの最初のターゲットを達成しているからと言って、このまま下落して安値を更新するかどうかはわかりません。
このキーレベルが形成するサポートをブレイクするのか、それともこのキーレベルがサポートとしての役割をきっちりと果たすのかをプライスアクションから読み取っていきます。サポートでは売らないというのが鉄則。このラインをブレイクしたら、その後のプライスアクションを見ます。
なお、大きな時間足では買いのブラックスワンがいましたよね。「テクニカル分析から見えるドル円の動き:基本を復習してステップアップ♪」も併せてご参照ください。
DXYにはフィボナッチ78.6%の仲間たち
ドルインデックス(DXY)で機能したのは居座っていたブリッシュなサイファーパターン。現在、4時間足にはA-ネンスターという新種のハーモニックパターンが居座っています。
A-ネンスターは、完成地点にフィボナッチリトレースメントの78.6%を使うため、ぱっと見は、ガートレーパターンと非常に似ていますが、B地点など他の要素がガートレーより緩い数値になっています。
このA-ネンスターパターンで、反転を試みている場面ですよね。4時間足で目につくのは、黄色のボックスとさらに上の方に、窓が開いていること。DXYが窓埋めをトライするのかは今の時点ではわかりませんが、高値越えというプライスアクションが出るかに注目ですね。
そして次に1時間足のチャートにも降りていってみたいと思います。
こちらにいるのは、正真正銘のガートレーパターンになります。笑
今週のウィークリーピボットのあるエリアから、ギャップダウンして、ガートレーという環境。窓埋めをするのかは今の時点でわかりませんが、サポートエリアが意識しているのはわかりますね。
ポンドドルのブリッシュサイファーの中にいるガートレー
先日、日足にいるブリッシュなサイファーパターンを掲載しましたが、1時間と4時間足では売りのガートレーが登場しており、このパターンで下落しています。1時間、4時間足レベルでは下げてくる可能性がありますよね。
また、先日のポンドドルのマルチタイムフレーム分析の記事で見たように、ポンドドルには、$1.19560というキーレベルのほか、フィボナッチエクステンションではじき出した節目があります。
異なる方向を示すハーモニックパターンが出ている時は、結構厄介ですが、基本は、移動平均線やピボットポイントと同じく、大きな時間足の方に優位性があるということ。ですので、日足のサイファーのPRZ(潜在的反転ゾーン)とキーレベルの$1.19560が形成するサポートエリアまで降りてきたら、プライスアクションに注目します。
「テクニカルに忠実なポンドドル:マルチタイムフレーム分析も活用してステップアップ♪」とその続編「テクニカルに忠実なポンドドル:マルチタイムフレーム分析も活用してステップアップPart 2♪」もぜひご参照ください。
AUDUSDのベアリッシュ5-0パターン
こちらは久しぶりの豪ドル/米ドルペア。年ピボットポイントS1の$0.68392を上に抜けたところで完成した5-0パターンで押されていますね。
5-0パターンのPRZはもう少し上なので、もう一度このキーレベルをトライする可能性は十分あります。
コモディティ:原油(USOIL)のABCDパターンが効く♪
前回投稿していた原油は、ABCDパターンが見事に効いて上昇していますが、最初のターゲットをヒットしています。
現在は売りのブラックスワンが登場しておりますが、この後も上昇をするのであれば、次のレジスタンスは、黄色で示したマンスリーピボットのある$82.21、ウィークリーピボットR1のある$81.96が形成するエリアになりそうです。
この辺りは、日足のボリンジャーバンドの2シグマも走っているので、ある程度のプライスアクションが出そうですね。
ゴールドは、年ピボットポイントがある$1820.38という最強ラインがレジスタンスになっています。シルバーは、前回と同じく、売りのブラックスワンが出ていますが、PRZは年ピボットポイントと重なるエリアにあるので、再び上昇をトライする可能性があります。21日の投稿もご参照ください。
株式指数:サイファーでドン下げ、でもサンタラリーもどきですかね?
ナスダックキャッシュ(US100)とSP500のキャッシュ(US500)には、ドルインデックスと同じブリッシュサイファーパターンがいました。US100にはブリッシュなサイファーパターンが居座ったままです。
クリスマス前金曜日は一旦売りが入ったのですが、ぎりぎりサンタラリーっぽくなりましたね。今日はギャップアップしているので、この後のNY時間に注目ですが、先週と同じく、移動平均線が垂れ下がっていてレジスタンスも硬いの環境のようです。
23日の記事「ドル円はキーレベルでの攻防、原油に潜むABCDパターン、シルバーはブラックスワンでもワンモアアップ?」のVIXとVVIXについてもご参照ください。
また何かあればアップデートしますね。