キーレベルとハーモニックパターン:DXY, CHFJPY, DJI, USDJPY

先週、先々週の投稿から、大きな絵柄はあまり変わらない感あり。ドル円は、9月20日にシェアしていた150円から151円越えのターゲットを無事にヒットし、上昇中。今週になるかはわかりませんが、フィボなどテクニカル分析の基本ツールが示すキーレベルがそろそろ機能するかもです。

キーレベルとハーモニックパターン:リスクリワード比

Key levels, harmonic patterns: Fibonacci in play.

ドル円:153.480円あたりが直近のターゲット

ドル円は、前回注目していた150-151円あたりのゾーンを突破して、順調に上昇しておりますが、次のキーレベルは153.480円あたり。ここからもう少し上の154.780円あたりまで爆走する可能性があるのか?という感じです。

EURUSD, EURGBP、DXY:いずれも、ベアリッシュなハーモニックパターン

EURUSDとEURGBPには日足、週足、月足で、巨大なハーモニックパターンが居座っています。7月19日以降、シェアしているので、過去の記事もご参照ください。高値トライというワンモアアップのプライスアクションがでる可能性は残っています。

というのも、DXYでは、超長期の移動平均線とバタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)が、レジスタンスゾーンを形成している状況です。$98.740あたりが、直近のレジスタンスとなるので、DXYが、一旦プルバックする可能性もあるかもです。ちょっと、荒れたプライスアクションが今週出るかどうかは、今のところ分かりません。ここしばらくの記事をご参照ください。

USDCAD、USDCHF、AUDUSD:長期足にハーモニックパターン居座る

こちらも、ここしばらくの投稿から変わりなしです。過去の記事をご参照ください

クロス円:CHFJPY, GBPJPY、EURJPY、CADJPY

スイスフラン円、ポンド円、ユーロ円、カナダドル円のいずれにも、週足などの大きな時間足に、大きなハーモニックパターンが登場して、居座っている状況です。先週の時点では、「PRZはもう少し上の方なので、ワンモアアップの可能性あり。」と書いていたのですが、そのPRZを今週、ほぼヒットしてきていますので、プルバックのシナリオもオンになります。

ゴールド、シルバー:金は、ターゲットの$4,000をヒット

ゴールドは、前回シェアしていた$3,919を超えて、$4,000をとりあえずヒット。まじで、このまま上昇するのであれば、次のターゲットは、$4,353.99あたり。ですが、$3,786あたりまでプルバックするのかにも注目です。

シルバーは、$49.810あたりの高値を超えてくるか?逆に超えてきたら、その後のプライスアクションの方に注目したいところです。

原油のキャッシュ(USOIL)の場合は、ブリッシュなブラックスワンパターンが居座っているのですが、$56.54あたりまで下落する可能性も無視できない感じです。この辺りで支えられた後のプライスアクションが重要そうですが、直ぐにプライスアクションが出るというわけではなさそうなので、しばらく、うろうろされても問題ないです。

ZB:119′20、US02Y:3.313%

T-bond(米長期国債先物)のZBや米2年金利も、特に変わりないです。ZBは、最強レベルの118’03で跳ね返されていますが、やっぱり、どっちつかず。米2年金利は、もう少し下がってもらって問題ないです。前回と同じく3.313%あたりがターゲットになるかもです。

株式指数達:複数のフィボナッチやボリバンが重なる節目たち

US30、US100、US500ともに、クロス円と同じで、長期足にベアリッシュなブラックスワンが居座っている状況が続いています。前回までの記事の内容とあまり変わらないので、キーレベルのみしゃえしますね。

US30は、$46,667あたりから$47,042あたり。US500は、$6,755あたりから$6,849あたり。US100は、$24,952あたりから$25,096あたり。この辺りまで伸び切ってくるかどうかに引き続き注目です。

UK100は、最強レジスタンスの9,418.11を突破して、9,600に近づいています。SX5E (Euro Stoxx 50)は、5,539あたりに年足ピボットが走っているのですが、5,700あたりまで上昇するかに注目です。

JPN225は、10月4日以降の動きで、48,132円あたりに居座る「ザ・伸び切りゾーン」をヒットしてくれました。この後、少し上昇するとは思いますが、高値越えとなるか、あるいは、48,580円あたりで止められるかに注目。

BTC1(ビットコインフューチャーズ)

前回シェアしたビットコインは、フィボナッチやピボットポイントが機能してますね。$124,150あたりが再びレジスタンスとなるか、それとも、$133,465まで爆走するか?前回の記事もご参照ください。

先週、今週と平日にアップデートしていますが、気になるのは、フィボナッチやピボットポイントなど、テクニカル分析の基本ツールが示す価格帯で、きっちりと反応していること。ボリンジャーバンドも、結構な役目を果たしている絵柄になっています。

米株式指数などは、もう一度高値トライを試みているような絵柄のままになりますが、レジスタンスとなる「ふた」に近い場所でのプライスアクションを見せている格好なので、この「ふた」を破ってくるのか?それとも、リスクリワード比が逆転してきているのか?というきわどい場面のようです。ドル円も、JPN225も、基本的には、直近の上昇が伸び切っているので、急なプルバックに注意したいところで、併せて、株式指数についても、きつい下げが来るシナリオを持っておいてもいいかなという感じです。

特に、VIXが安値を割ってこずにうろうろしている状況や、金が買われ続けている状況、テク株も今一つな感じなのを併せて、プライスアクションを注視したい週になるかもしれませんよね。また何かあればアップデートしますね。