先週以降想定していたシナリオ通りに動いている相場達ですが、やはり気になるのは最強のレジスタンスラインにチャレンジしているゴールドとシルバー。GER40やUS30などの株式指数のボラティリティもアップしていますが、この行ったり来たりの動きでヘッドアンドショルダーズパターンも視野に入ってきますね。引き続き「ザ・伸び切りゾーン」で荒れまくる相場の様子をシェアします。
78.6%が効いているUS30：行ったり来たりで切らされやすい相場
We have to be patient with potentially huge swings.
トライアングル、レジスタンス、チャートパターンなどいろいろ学べる相場
ドルインデックス(DXY)はトライアングル？
ドルインデックスはすでに投稿している日足のバタフライパターンが健在で、先週記載したトライアングルの上限を水曜日に一旦上抜け。ただしこの動きでも11月24日の高値を抜けていません。高値をつなぎ直しても、以前としてトライアングルになったままです。
このバタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し上の$98.709にあります。トライアングルの中で上下した後、吹き上げるのか、週明けからの動きに注目します。先週の投稿もご参照ください。
EURUSDに潜むのは、$1.11363という最強ライン
ドルインデックスが吹き上げるのであれば、ユーロドルはこの$1.11363を狙ってさげてくる可能性があるので、こちらも週明けのプライスアクションを待ちます。
ドル円は116.585円というターゲットに届かず、113.244円も下抜けしないレンジ
ドル円のキーレベルは113.244円。この価格ラインから反発を試みていますが、週明けにギャップダウンするのか、このまま少し反発か？月曜日のプライスアクションを待ちます。
また、先週出ていた売りの5-0パターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)をヒットするまで再び上昇する可能性とこの5-0パターンのターゲットを狙って下げてくる可能性もあるので、念のため先週のパターンも見ておいてもよさそうです。
GBPJPY、NADJPYなどクロス円のハーモニックパターン
ポンド円で見ておきたいのは、今年のピボットポイントがある149.207円というキーレベル。先週投稿したブラックスワンもまだ居座っている状況ですので、このブラックスワンのPRZがある159.636円をターゲットにする可能性も否定できません。先週の投稿をご参照ください。
こちらはNZDJPY(ニュージーランド円)の売りのABCDパターン。見事に効いていますね。
その他豪ドル円やカナダドル円もキーレベルの辺りをうろうろしているので、週明けのプライスアクションを待ちます。
コモディティ：USOIL(WTI原油フューチャーズ)、ゴールド、シルバー
USOIL：$69.65と$80.39、シルバー$22.602、ゴールド$1807.07という壁
先週と同じで、USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)のキーレベルは、$69.65と$80.39。
ゴールドとシルバーもキーのレジスタンスは明確です。このキーレベルで押さえられているので週明けのプライスアクションを待ちます。
株式指数： 「ザ・伸び切りゾーン」で行ったり来たり
US30、US500などはFOMCなどで吹き上げたのですが、何なんですかね？その後失速してますよね。先週と同じく、価格がすでに伸び切った場所で買い上げても切らされるといった行ったり来たりの相場になっているので、形成されるパターンなどを待った方がいいのかもしれません。
週明けにSP500が買いあがってきた場合、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩を形成する可能性も想定できます。また、ダウのキャッシュUS30は高値を更新できていない、いわば指数間でのダイバージェンスも視野に入ってきます。
さらに、GER40とナスダックキャッシュのUS100は、すでに居座る最強レジスタンスを下抜けているので、さらにボラティリティが上がる可能性がありますね。先週の投稿もご参照ください。
そして少し気になるのがUS100の最近の波の形。
こちらは、US100の直近のチャート。すでに売りのブラックスワンが出た後、キーレベルを下抜けしている相場。
そして画像中にある１と２という数字。2は少しずれていますが、右から2本目の木曜日の高値の上にあるものとご理解ください。
この木曜日の高値は11月30日の高値を少しだけ更新しています。この木曜日の高値が有効であれば、これはいわゆるフラットパターンで、１と２は、第1波と第2波となることが想定されます。
となると、次は第3波の強い下落の動きが想定されるのではないでしょうか？
だとすると、クリスマス休暇を前にした週明けからボラティリティが上がるのか？また何かあればアップデートしますね。