テクニカル分析をシンプルにするのが良いことがあります。ニュース、経済指標、分析のし過ぎなどで頭がパンパンになったとき、見るべきものを見てないこともよくあります。いくつかの銘柄で、トレンドの終焉のパターンであるヘッドアンドショルダーズが完成したのか、あるいは完成しつつあるのかを見てみます。It is often better to keep technical analysis simple. Too much news events, speculations, over analysis obscure our judgements. So, let’s see if these are forming or have formed a traditional topping form, H&S pattern.
チャートパターン:ヘッドアンドショルダーズ
Chart patterns:Head and Shoulders
(注:この記事は2018年11月4日に投稿していたものです)
ヘッドアンドショルダーズパターンは、トレンド終焉を示唆するチャートパターンだと学びます。今の相場でFANGやテク株など、ヘッドアンドショルダーズとなるのか、面白い場面ですので、シェアします。FANGは、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)、Netflix(ネットフリックス)とGoogle(Alphabet:アルファベット)を合わせたインデックスです。アップル株を加えたFAANGもあります。
FANGのヘッドアンドショルダーズパターンの可能性
現在、ヘッドアンドショルダーの右肩を形成している可能性があります。
Appleはブラックスワンから下落
決算発表前に出ていたブラックスワンから下落したアップル株も、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成する可能性がありそうです。
決算発表後のアフターアワーの取引では、ネックラインを割っています。価格が上昇してこず下落が続いた場合、SPXやNDXには影響が出るかもしれません。ドイツのDAXと同じく、Appleがヘッドアンドショルダーとなる可能性があるでしょうか?
ドイツ株価指数(DAX)
他のチャートに比べ、ドイツの株価指数DAXはネックラインを割った可能性があり、一番きれいな形ですよね。
その他、グーグル株(Alphabet株)、年ピボットまで落ちれば一旦反発し、ヘッドアンドショルダーズの右肩を形成する可能性があるかもしれませんね。インテル株と同じように動くかもしれません。そのインテルは、年ピボットをヒットして反転し、右肩形成かという場面です。ネットフリックスは、ヘッドアンドショルダーズを完成したのでしょうか?
このほかにも、H&Sの右肩を形成している可能性のある銘柄などがありそうです。なお、チャート上でよく見かけるのが、ヘッドアンドショルダーズのネックラインを割ってから切り返してくる嫌な動きです。15足など短い時間足でもよく見かけます。また、ネックラインが、理想的な水平線ではなく、右下がりのラインになったりすると、ヘッドアンドショルダーズとならない可能性が高いという場合もあります。
参考記事
「デジャブ?また出たユーロドルのH&S、そして変形バットもどき?Déjà vu? EURUSD’s H&S & A-Bat」