ヘッド・アンド・ショルダーズパターン:クラシック!XLF, BRK, UK100, KBWB, NQINTEL

前回の投稿で気になっていたチャートが動いていますね。フィボナッチではじき出したレベルに従って、見事に落ちてきたXLFは、クラシックなヘッド・アンド・ショルダーズパターンにも見えます。今の様子をシェアします。

ヘッド・アンド・ショルダーズパターン

Head and Shoulders Patterns: The classic pattern in play!

ドル円 (USDJPY):143.968円、148.452円、152.955

USDJPY 22 Feb 2025ドル円は、今年のピボットポイントがレジスタンスになり、続落。トレンドラインへのリターンムーブもきれいに完了しましたよね。

先週シェアした円のフューチャーズで見ると、ピボットポイントを上に抜けて、サポートになっていますが、あともう少しで、フィボナッチのレジスタンスに到着です。

ドル円で言うと、それまでに、週明けに軽く跳ね上がってくる場合は、152.955円が、キーレベルになりそうですが、候補にあるサイファーパターンを形成しに来るか?こちらまで来たときの方が興味深いです。

GBPUSDとEURUSD:ガートレー居座る

前回シェアしたポンドドルのガートレーパターンは居座ったままです。フィボナッチ78.6%のキーレベルが、少し上だったのですが、今週、そのレベルに到達してきていますよね。

ユーロドルは、特にハーモニックパターンもなく、中途半端なので、様子見ですが、米ドル(DXY)には、ブリッシュなブラックスワンがいますので、下振れした後、一旦の米ドル買いに傾く可能性があるかもです。

EURUSD(ユーロドル):$1.09298、$1.07406-801, $1.05626、$1.06304、$1.03269

GBPUSD(ポンドドル):$1.20658、$1.2264、$1.24077、$1.25569、$1.27495、$1.29751

クロス円:CHFJPYのバタフライ

CHFJPY 22 Feb 2025

クロス円は、どれも似たようなパターンになっていますね。現在の所、円買いに傾いています。

今の時点で見えるのは、豪ドル円にいる3ドライブパターン、そして、スイスフラン円に居座っているバタフライパターン。このパターンが効くと、結構なピップ数跳ね上がってくるシナリオになります。

キーレベルとなる今年のピボットポイントは、「ハーモニックパターン、居座る:ドル円, US100, ゴールド, GBPUSD, USDCHF, GER30」をご参照ください。

USDCAD、USDCHF、AUDUSD:ブラックスワン

AUDUSD 22 Feb 2025ドルスイスは、日足のチャートを見ると、長期の移動平均線がレジスタンスになり、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成しているように見えます。スイスフラン円のブリッシュなパターンもあるので、スイスフランに何かが?

USDCADは、少し中途半端。

AUDUSDは、居座っているブリッシュなブラックスワンで、反発中ですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し下。ワンモアダウンしてくるのか?現在の所は、微妙ですね。

USDCAD:$1.31891、$1.35712-889、$1.37312、$1.38081、$1.39746、$1.40273、$1.44271

USDCHF:$0.83716、$0.85584、$0.87246-275、$0.88907、$0.89253、$0.91497-231。

AUDUSD:$0.61807、$0.63326、$0.64341、$0.65387-622、$0.66904、$0.67448、$0.69438、$0.71972。

ゴールドとシルバー:もうちょっとでキーレベル

ゴールド、シルバーともに、特に変更はないです。先週の投稿をご参照ください。

ゴールドのキーレベル:$2465.75、$2543.39、$2706.59、$2947.43。

シルバー:$28.520、$31.825、$32.861、$35.131。

米国債・金利:年ピボットポイントを下抜けたUS02Yですが。。。

前回シェアした米2年金利は、年ピボットポイントがサポートになっていたのですが、下抜け。ただ、10年金利のほうが、想定していた4.440%まで落ちてきたものの、4.3%あたりまで、もうひと下げしてきてほしいので、様子見です。

DJI、SPX、NDQ、UK100、GER30:クラシック!ヘッドアンドショルダーズパターン

前回、「時間の問題かなぁ」なんて書いてましたが、動き出したましたね。GER30、DJI、SPX、そして前回シェアしたSX5E(Euro Stoxx 50)のプライスアクションは、見事です。

SX5Eは、前回シェアしたように、年ピボットポイントR1で、ドンピシャで止められて下落。「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルとして描画していた水色のラインまで、再び反発してくるかもですが、とりあえずは、レジスタンスゾーンが形成されているのがわかります。前回の画像をご参照ください。

そして今回は、テクニカル分析の基本、ヘッドアンドショルダーズパターン(三尊)を形成したようにみえるチャート達をシェアします。

UK100 22 Feb 2025まずは、UK100。

高値更新失敗で、ヘッドアンドショルダーズパターンになった可能性あり。

薄いオレンジのドットラインは、年ピボットポイントのレジスタンスライン。フィボナッチで見ても、複数の「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルで止められています。

現在、ブリッシュなバタフライパターンがいますので、週明けにでも、短期的に反発する可能性がありますが、£8717.54を上に超えてこなければ、続落というシナリオになります。

KBWB 22 Feb 2025そして、次が、KBWB(インベスコKBWバンクETF)。

ターコイズのラインは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。ギャップアップしてからの三尊とは、凄いプライアクションでござる。

そして、三尊天井が完了したのであれば、このキーレベルのターコイズのラインをどうするかに注目。

これを下抜けてきているのですが、レジスタンスとして機能すれば、下は、底なし沼の様相。まさかのドン下げ?になる可能性も否定できないですよね。

NQINTEL 22 Feb 2025こちらは、前回シェアしたNQINTEL。ずいぶん前にシェアした時に描画した「ダブル伸び切りゾーン」を上に抜けて、上昇。

ここしばらくのプライスアクションをよく見ると、高値を付けて、その後、高値更新に失敗して、ヘッドアンドショルダーズパターンをの右肩完了か?という絵柄です。

ネックラインで、一旦サポートされるかと思いますが、これを下に抜けてきた場合、結局、元々「ダブル伸び切りゾーン」があった場所まで、落ちてくる可能性がありそうです。週明けのプライスアクションに注目です。そして、こちらは、先週シェアしたXLF。

XLF 22 Feb 2025

文句なしのプライスアクションではないでしょうか?

すでにフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルをヒットして、高値更新失敗で、三尊完了か?という場面です。

こちらも続落する場合、結構な下げ幅になりそうですよね。バークシャーハサウェイも、似たような絵柄です。フィナンシャル系にボラが出るかもですね。

そして、AMZNとTSLAには、短期足で、ブリッシュなパターンが出ています。テクノロジー系は、一旦反発かという場面でしたが、動いたのは、マイクロソフトぐらいでした。でも、直近の動きでは、上昇したのに、また、落ちてきています。

特に、METAは、今年のピボットポイントR1のある$635まで続落するか?という場面。AAPLも、金曜日は、フィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルで止められてうろうろ状態。

NVDA Dragon 22 Feb 2025

こちらは、以前ドラゴンパターンにかまれたNVDA。

またもや、ドラゴンパターンにかまれております。

下の赤いトレンドラインまで落ちてくる可能性がありますが、その下の今年のピボットポイントまで狙ってくるのか?

肝は、下限ラインになりそうです。ここで、下げ止まると、再び上昇するというちょっと面倒なプライスアクションになる可能性もありそうです。

VVIX 22 Feb 2025次にシェアするのが、ブリッシュなドラゴンが出ているVVIX。

VIXは、ともかく、VVIXに居座るドラゴンがきけば、ボラティリティは、一気に高まりますので、結構な場面です。

そして、もう1つ。ブリッシュなハーモニックパターンが居座っているチャートがあります。

こちらが、MOVE(ボンド・マーケット・オプション・エスティメイティッド・インデックス)。普段、あまり見ないかもしれませんが、これが何を意味しているのか?米国債の予想変動率を示す指数ということで、結構、気になりますね。

MOVE 22 Feb 2025この、ブリッシュなブラックスワンは、先週から、居座っています。

今のところ、DJI、SPX、NDQは、ヘッドアンドショルダーズパターンの頭をすでに形成して、右側の肩を形成する途中にいるのか?というシナリオがオンになります。

DJIにはブリッシュなハーモニックパターンもいるので、短期的には反発してくるかもですが、今後、高値トライをしても、結果的に戻り高値を付ける動きに終わってしまうか?ということになります。

特に、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが邪魔をするかもです。UK100、GER30、JP225も似たようなプライスアクションを見せると思います。

すでに伸び切っている株式指数のチャートは、引っ張り過ぎた弓のような感じかもしれません。ボラが出てしまった後ではなく、出る前に、ニュースなどをチェックするよりも、テクニカル分析をしておくことの方が大切かもしれませんね。

ここしばらくの記事も、まだ有効ですので、ご参照ください。何かあればアップデートしますね。