お疲れ様です。ABCDパターンが出ているドル円はほぼレンジ状態、米株式な指数などは続落という週でしたね。フィボナッチなどのテクニカルツールから見えるキーレベルで律儀に反応しているのがわかる興味深いチャート達です。今の様子をサクッとシェアします。
ABCDパターンというハーモニックパターンの謎
Key levels and ABCD Harmonic Patterns
ドル円:ABCDパターンと158.784円
ドル円は、キーレベルの152.852円からずいぶん遠ざかり、153円後半がサポートになるか?という感じで、下げ渋っていますね。
前回のネンスターパターンが効いた格好になっています。先週と同じく、もう一段上の157円後半から、158.784円を目指すシナリオは引き続きオンです。
また、現在、日足と週足でABCDパターンが出ているのですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は160円あたり。なので、下げてきても、上昇を継続する可能性ありです。
EUSUSDとDXY:ガートレーがいるんですが、DXYの窓埋めの方に期待しています。
EURUSDのキーレベルは、$1.07406。そして、$1.05626。
日足でガートレーパターンがいるのですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は$1.05626とほぼ重なっています。
ただし、軽く上にはねても、水色のボックス分、下げる余地もある、面倒な環境です。
キーレベルの$104.035で踏ん張っていたDXY(ドルインデックス)は、$105.649の最強ラインも突破して、火曜日に空いた窓まで接近して、失速。短期的に下げてきても、結局は、2022年と2023年から空いたままになっている2つの窓を埋めないと、気がすまなさそうな状況のようです。
クロス円:豪ドル円もABCDパターンかよ。
以前、豪ドル円がドル円の先行指標かなにかになるようなことを聞いたことがあります。
で、現在、豪ドル円には、ドル円と同じ、ABCDパターンがでています。といっても、PRZ(潜在的反転ゾーン)は、ドル円と同じく、もう少し上。
年ピボットポイントのR1もヒットしていない状況であり、オシレーターも中途半端なので、豪ドル円はまだ上昇余地ありというシナリオになります。
その他、カナダドル円、ポンド円、ユーロ円も、再び、ターゲットまで上昇してきてもおかしくないです。
ポンド円のレジスタンスは193.614円、サポートは184.047円。
月足にバタフライパターンがいるユーロ円のターゲットは、167.469円。
CHFJPYのサポートが169.059円、レジスタンスが179.606円。AUDJPYのサポートは97.318円、レジスタンスは101.075円。CADJPYのサポートは108.743円、レジスタンスは113.639円。
USDCADの$1.34113と$1.35712、USDCHFの$0.89253、$0.91231
引き続き、ドルスイスとUSDCADも、次のターゲットであった$0.91231と$1.37312に到着して、うろうろ。ターゲットがレジスタンスへと変わるのか?引き続きプライスアクションに注目です。
ユーロドルと似ていて、PRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し下。
で、おそらくトレーダーが待っているのは、水曜日のCPIの発表。
AUD10Y(10年債)も、実は、年足ピボットがサポートになっている環境なので、金利が上昇してくる=豪ドルが買われる可能性も、少しシナリオに入れることができますよね。
だとすると、AUDJPYはやはり、上昇ですかね。笑
シルバーの$29.488、ゴールドの$2443.70
シルバーは、次のターゲットだった$28.059を超えて、次のキーレベルである$29.488がレジスタンスになっています。
ゴールドは、$2344.01をクリアした後、$2443.70まで届かず失速。ぶっちぎってくるなら、やはり、シナリオに書いた$2460あたりがターゲットになります。逆にこのまま失速するのであれば、$2203あたりまでのプルバックを想定できますよね。
米国債・金利:2年金利はターゲットの5.009%をヒット。
米2年債、米10年債、米長期債の価格のチャートは、いい感じで落ちてきて、反発するかどうかという場面。バタフライパターンが機能すれば、一旦反発ありなので、金利が下がってくることになります。
なお、価格のチャートで年ピボットポイントがレジスタンスとして機能し続けるのであれば、反発してきても、再び下落というシナリオはオンのままです。
窓も開いておりますしね。
米2年金利は、ターゲットだった5.009%をまたヒットしてうろうろ。5.2%か5.5%まで上昇余地があるのですが、一旦プルバックするのであれば、4.6%あたりも想定中。
NDQ、US30、US500:反発した後に注目!
続落したUS10、US30、US500ですが、ダウだけ、顕著に反発。ダイバージェンスですよね。
US500は、キーレベルの$5283.88をヒットし損ねたままで下落しているのですが、その手前にある$5111.97が鉄板レジスタンスとして効くか?
今週と来週、いわゆるMagnificent 7の決算報告があります。これを待っている感ありの市場ですよね。決算報告がよければ、一時的に反発してくることは想定できるのですが、少し気になる要素もあります。
それは、先週触れたFNG。FNGでは、キーレベルの$10282.80が、見事に効いてます。つまり、決算報告がよくても、テクニカル的には、テク株が売りに傾く可能性があることも頭の片隅に入れておきたいです。
特に、METAは、$521.71のレジスタンスが機能しています。MSFTは、$415.46が強烈なフィボナッチから見えるレジスタンス。AMZNは、$198.27まで上昇してもいいですが、$170.70から遠ざかれば遠ざかるほど、リスクが高くなる感じのチャートです。
VVIXに、5-0パターンがいるのも興味深いです。5-0パターンは、トレンド転換の初動でも出てくるパターンになります。
このままVVIXが上昇すると、リスクはすぐそこにあるというシグナルになるかと思います。
VIXも年ピボットポイントに引っかかっている感じですので、下に下げても、逆走してくれば、リスクオフの動きになりそうです。
そして、先週シェアしたNasdaqのAIインデックス。
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが形成するゾーンを上に抜けた後、ドン下げ。
NVDAも結構下げていますよね。
ただし、この下落の波で伸び切っているようなので、バタフライパターンで反発することは想定でき、問題はその後になります。
こういうタイミングで、テク株の決算報告がありますので、プライスアクションに注目です。
先週シェアしたXLF(金融セレクトセクターSPDRファンド)も、反発していますが、今いる価格帯のすぐ上には、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルがあります。
紫の矢印で示したように、これを上に抜けて、一段上のフィボレベルまで伸びてくるか、それとも、この「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルに押されるか?
下落しれくる場合、今年のピボットポイントまで落ちてくる可能性もあるので、プライスアクションに注目です。
UK100、GER40、JP225:ハーモニックパターン
先週シェアしたドイツ株式指数のキャッシュは、年ピボットポイントから見えるキーレベルの18464.10がふたになった後、17896.03を下に抜けて、この17896.03がレジスタンスとして意識されています。18000あたりまで反発するかどうかに注目しますが、その後、下落に転じた場合、ターゲットは16881.90あたりになります。
こちらは、UK100のキャッシュ。ABCDパターンから反発して、現在、シャークパターンがいます。
このシャークパターンでプルバックするかはわかりませんが、8121.09まで上昇してくれた方がわかりやすいですよね。
Nikkei225のキャッシュには、先週から買いのディープクラブパターンがいますが、36332円まで落ちてくるのか?その前に39370円をもう一度試すのかという中途半端な場所にいます。
米株式指数が続落し、「オシレーターが売られ過ぎを示している」という内容のニュースを見かけました。が、週足でやや売り、月足では本格的な売りのシグナルが出ていない、まだ、中途半端な感じのチャートです。
短期足では反発してくるかと思いますが、押し目買いではなく、戻り高値を付けるだけに終わるリスクも出てきているような環境かもしれませんよね。いいかえると、上下にあれるボラティリティのある環境がしばらく続く可能性がありそうです。
利下げ、インフレーション抑制とか、どうでもよろしいです。ニュースに振り回されている間に、価格は動いているので、チャートをしっかりと見ていきましょう。笑 過去記事もぜひご参照ください。
何かあればアップデートしますね。