VIXと年足ピボット:UK100, クロス円, BTC1, 金は$4,000の前にプルバックもあり?

早くも10月1日を迎え、今年も残り3か月。高値圏にいる株式指数や金など、結構なプライスアクションを継続中。以前からシェアしているフィボやボリバンなどが示すキーレベルのほか、年足ピボットポイントも見逃せないチャートがあります。今の様子をシェアします。

VIXと年足ピボット。そしてやっぱりボリバンとフィボナッチ

What is happening with VIX and yearly pivot points?

ドル円:149.960円あたりまで伸びて、ベアリッシュなサイファー

ドル円は、前回注目していた150円まで、かなり近づいてくれた後、ベアリッシュなサイファーパターンが出て下落。この辺りは、長期足のボリバンも走っているので、一定のレジスタンスになりました。とはいえ、146円あたりには、長期足の超長期移動平均線やトレンドラインがサポートゾーンを形成しているので、ここで一旦下げ止まり、うろうろするか?サイファーパターンが居座っているので、144.450円あたり、あるいは142円あたりまで落ちてきても問題ないです。

EURUSD, EURGBP:まだまだ居座るベアリッシュなハーモニックパターン

EURUSD 1 Oct 2025EURUSDは、7月19日の記事以降、日足でブラックスワン、月足でABCDパターンが居座っている状況が続いています。長期足にいるハーモニックパターンだと、しばらくはレンジになったりすることがあるので、時間がかかっていますね。

でも、今のプライスアクションは問題ないです。ワンモアアップの可能性が残っていて、$1.21000から、$1.22077あたりを目指して上昇してくるシナリオは引き続き、オンとなります。そして、EURGBPも同じ。長期足にはやはり、ベアリッシュなハーモニックパターンが居座っています。一方、DXYは、$96あたりをもう一度試すか?今週、動きが出るかどうかわかりませんが、プライスアクションに注目です。

USDCAD、USDCHF、AUDUSD:こちらもハーモニックパターン居座る

こちらも同じ。USDCADにはブリッシュなホワイトスワン、USDCHFにはガートレーが居座っているほか、AUDUSDにはベアリッシュなブラックスワンが居座っている状況が続いています。

クロス円:CHFJPY, GBPJPY、EURJPYにはベアリッシュなブラックスワン

久しぶりのクロス円ですが、週足や月足を見ると、CHFJPYとGBPJPYにはブラックスワン、EURJPYにはバタフライが居座っている環境です。ただし、PRZはもう少し上の方なので、ワンモアアップの可能性あり。

ゴールド、シルバー、原油:金の$4,000はもうすぐそこなのですが。

ゴールドは、前回シェアしたように、$3,91980あたりが直近のレジスタンス。深いプルバックがあるかもしれませんので、今すぐにではなく、時間をかけて、$4,000を目指してくるのか?という環境のようです。

シルバーは、$45.700あたりが結構なレジスタンスだったのですが、これを超えて伸びすぎてきているので、ちょっと注意したいところでもあります。いずれにしても、プルバックするのであれば、深いプルバックになってもおかしくないです。

原油(US OIL)は、$66ミドル、$61のキーレベルの間でうろうろしているので、どっちつかず。どちらかのレベルを超えてくるまでは、方向性がない感ありです。

ZB:119′20、US02Y:3.313%

T-bond(米長期国債先物)のZBは、前回と同じです。最強レベルの118’03で跳ね返されていますが、どっちつかず。下にあるトレンドラインまで落ちてくるのか?という状況も同じです。米2年金利は、もう少し下がってもらって問題ないです。ズブっと落ちるなら、3.313%あたりがターゲットになるかもです。

株式指数達:フィボナッチとボリバン

前回シェアしたようにUS30、US100、US500ともに、ベアリッシュなブラックスワンが居座っているものの、短期的には、年足ピボットポイントやボリバンが示すレジスタンスまで、ワンモアアップがありそうな気配。

US30は、$46,667あたりから$46,930あたり、US500は、$6,755あたり、US100は、$24,952あたりまで、伸び切ってくるシナリオがオンになります。

UK100は、最強レジスタンスの9,418.11に到達して、ブラックスワンが登場しています。SX5E (Euro Stoxx 50)は、5,539あたりに年足ピボットが走っているので、これがレジスタンスとして機能するかに注目です。いずれにしても、UK100やGER30などの株式指数は、年足ピボットポイントではなく、年足ピボットポイントのR2やR3を超えている状況が数か月以上続いています。その反動がどうなるのかわかりませんが、注意したいところではあります。

JPN225には、短期足でブリッシュなブラックスワンが居座っているので、一旦は反発か?44,891円あたりが、キーレベルとなります。

BTC1(ビットコインフューチャーズ)

BTC1 futures 2025-10-01普段、あまりシェアしないビットコインですが、面白い場所にいるので、シェアします。

ピンクのボックスは、フィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」が形成するレジスタンスゾーン。その上の$124,270のラインは、年足ピボットポイントR2。つまり、この辺りは結構なレジスタンスゾーンということになります。じゃあ、ここからプルバック?と思いたいのですが、再び高値トライする可能性もあるので、様子見ですね。

前回の投稿から10日余り空きましたが、ふたを開けてみると、米株式指数などは、まだ高値トライを試みているような絵柄のままです。ドサッと落ちるのですが、買いあがりも早いので、センチメントはまだブリッシュなんだと思います。

GOOGLやAAPL、そして、NQINTELなどは、年足ピボットポイントのレジスタンスまで、ワンモアアップできる値幅があるので、売りという目線にはなりづらいですよね。NVDAも、$191あたりまで上昇して、プルバックした後に$200を目指す可能性もあるのですが、すでにベアリッシュな3ドライブパターンが居座っています。

VIXが安値を割ってこずにうろうろしているのも気になっているのではないでしょうか?プライスアクションを注視したい週になるかもしれませんよね。また何かあればアップデートしますね。