これまで3週間近く、ブログが同じ内容でつまらないかもしれません。株式は、中・長期的なトレードを考えると、まだ待ち構えておくことの方が賢明かもしれない状況で、動いてくれないとなんともです。とはいえ、EURUSDなど、中・長期の動きのために、待ちぼうけを食らうより、デイトレでサクッと狙えるチャンスはないのか?と考えたりするのは普通ですよね。
米国債のハーモニックパターンとドル円の関係に注目
Blackswan, whiteswan, butterfly harmonic patterns vs Current markets
(注:この記事は2018年5月27日に投稿していたものです)
現在、検知されているハーモニックパターンを見ながら、サクッとトレードできる場面があるか見ていきます。
EURUSD(ユーロドル):Blackswan pattern(ブラックスワンパターン)
EURUSDは、しばらくダウントレンドが継続。
この流れに乗ってショートで利益を伸ばせたトレーダーはたくさんいると思います。ことごとく売りが続く相場ですよね。現在、週末のレビューのように日足と週足でバット。そして1時間足と4時間足でブラックスワンのPRZにいます。
さらに年ピボットまで下押しをする可能性がありますが、仮に反転してくる場合、現在の価格から上がり、軽くプルバックしたところに1時間足20MAがサポートとなって機能してくれれば、その後の上昇も期待できますね。
あるいは、マンスリーピボットのS2のあるもう少し下まで下げても、反発して上がってきて、ダブルボトムや逆三尊を形成してくることで、底値形成という目安になると考えます。
画像中央のピンクのボックスのように、勢いよく上がってもトレンドラインで抑えられる可能性が高いですが、このラインを抜けて、その上抜けがだましに終わらないかどうかを見るのも鍵のようです。仮に、ラインに押されて落ちてきた場合でも、ろうそく足が20MAの上にあるので、この20MAに支えられるか、安値を割らず、横向きのレンジとなっていくかなどを見ていく予定です。
EURUSD appears to be forming a wedge. It may push lower to yearly pivot at 1.1474 but Monthly S3 at 1.1592 may contain its downward move. A bullish blackswan’s max PRZ is 1.1592. I will monitor if a bounce is on its way and the price exceed a recent high.
GBPUSD:Whiteswan pattern (ホワイトスワンパターン)
GBPUSDは、レビューでは買いのサイファーが成立してもおかしくないレベルまで落ちてきていますが、現在、日足ではホワイトスワンというパターンになっています。
PRZの下限はまだ下ですので、レビューと同じく、このあたりまで落ちる可能性はありますが、月曜日以降、基本はEURUSDと同じで、1時間足などで安値を切り上げるか見ていきます。
下記の5分足のブラックスワンのPRZはもう少し下ですが、このPRZで支えられて上昇してきた場合、水色のラインで示したように、途中50%戻しのレベルで5.0パターンができます。
上昇するなら、この5.0パターンのできる50%戻しラインから落とされても、安値を割らず再度これを上抜けしてクリアしてくる必要があります。この5.0パターンを突破する動きは先週のAUDUSDにも見受けられましたので、似たような感じで力強く上がってくるかを見ていきます。
GBPUSD has a bullish blackswan in a prz of a large whiteswan. If USD decides to pull back then, GBPUSD may bounce alongside EURUSD.
USDJPY:ハーモニックパターンはないがチャネルを形成中?
特にパターンが出ていませんが、下からのMAとサポートエリアで支えられて反発を試みているので、安値割れがなければ、短期で上昇してくる可能性があり、この場合、1時間の100MAあたりまでの隙間を狙えるかもしれません。ADPやNFPなどありますが、経済指標よりも、気を付けてみるべきは相棒の金利などではないでしょうか?
USDJPY may bounce to the are that meets 100MA where a rising channel also meets 100MA.
CHFJPY:Blackswan pattern(ブラックスワンパターン)
週足のブラックスワンで下落するEURCHF
週足のブラックスワンで落とされているEURCHFですが、ここから、よし、売りだとポジションをとるのはリスクありで、いったんの戻りを待つのがよさそうです。
中期では強くなり始めたであろうCHFなのですが、現在、1時間足では買いののブラックスワン。このようなブラックスワンは、EURUSDにも出ているので、そろそろEURが反発する可能性を示唆しています。
週足のブラックスワンからの下落の波を4時間足や1時間足などで見るともう少し下にフィボナッチエクステンション3.618がありますので、伸び切っています。一旦戻り高値をつけに反発する可能性も高いので、ジグザグと上がってくる波を捉えてロングもありですが、戻り高値を付けそうなエリアでは何かしらパターンが出るので、ここで中期的な目線で売り増しを考えてもよいかもしれません。
GBPCHFも同じく、買いのブラックスワン、CADCHFは買いのバタフライが出ていますので、売りがいったん手じまいを入れてきそうです。
A medium term direction for EURCHF and GBPCHF may be down but in 1 hour chart, it has reached a far level of fibonacci extension. In a very near term, they may bounce against CHF.
米10年債の大きなブラックスワンパターン
直近の高値を抜けてこないとまだ、市場の目線は下ですが、先週の10年債の反発は、売りの手じまいか、カウンタートレンドの始まりかと、微妙な位置にいることは確かです。
サプライズで反発が継続すると、国債のベアのショートカバーや損切を巻き込み、目線が買いに傾き、その結果、価格は上がって、金利は下げとなり、ドル円には不利となりそうです。4時間足では、伸び切ってレジスタンスエリアに突入。プルバックがあれば、金利が上がるので、この間ドル円の反発は上記のシナリオと合致します。
10Y has a massive bullish blackswan. If this is to work, the price should go higher, bringing interest rate lower. This may not help USDJPY and DXY.
WTI原油:Butterfly pattern(バタフライパターン)とチャネル
先週から出ているバタフライは戻り50%エリアで、年ピボットのR2にも押されています。CHFペアと同じように、よしここから売りを持っておけばよさそうということではなく、短期足で出ている買いのシャークとホワイトスワンで価格がどこまで戻り高値をつけに上昇してくるのか見ていきます。
先週の高値に対し、0.786や0.886のレベルで抑えられ、高値更新に失敗すると、いよいよ中長期で下げ?という目線にはなりますが、来週どのような動きをするか見ていきましょう。
Crude WTI has a massive butterfly and it met an upper line of a channel as well as yearly pivot R2. In a very short term, it has a bullish shark or whiteswan, so the price may attempt to go higher. I will monitor if the price can exceed last week’s high. If not, it may be a time to consider a beginning of a continuation of the down trend.
DJI、SPX、NDXなどに影響を与えかねないボーイングなどの個別銘柄
週末のレビューで掲載したDJI、SPX、NDXなどは、チャネルの上限ラインを行ったり来たりしたり、0.786をつけにもう少し上がるかという瀬戸際にいるように見えます。インパクトを与えそうな大御所銘柄を見ていても、レジスタンスや売りパターンが出ているものも多く、これらが揃って下がりだすのをDJI達が待っているような様相にも見え、油断はできません。
ボーイング株には、売りのバタフライパターンが検出され、下落後、再度反発を試みています。
高値を更新する可能性もありますが、先週の高値を超えられないと、撃沈の可能性も否定できずといった場面のようです。
マイクロソフトのシャークパターン
Microsoftはウェッジのように収縮してきてシャークパターンです。その他アップル、FACEBOOK、アマゾンなども買いがついてきてないレンジのようになったりで、よくわかりませんが、いずれ動きが出るはずですので、来週は注目しています。インテル。怪獣の頭のようにウェッジが上がっていますが、すぐ上に年ピボットR2.下から上がってくるトレンドラインを割ってくると、加速するであろうシナリオは持っておきたいです。