行ったり来たりの相場からのプライスアクション待ち!キーレベルが意識されている相場に潜むフィボナッチやハーモニックパターン

先々週以降想定していたシナリオ通りに動いた後、高値更新を狙っているような米株式指数。気になるのは最強のレジスタンスを抜け切ったりしていないうろうろ状態のゴールドとシルバー。GER40もキーレベルを再びヒットしています。行ったり来たりの相場vsブルトラップなのか?「ザ・伸び切りゾーン」が継続する相場の様子をシェアします。

デジャブ。78.6%が効いているのですが、88.6%までワンモアアップもあり?

If the markets move up, is this the final move before turning nasty?

フィボナッチやチャートパターンなどいろいろ学べる相場

ドルインデックス(DXY)はまだトライアングル

DXY Bullish blackswan triangle ドルインデックスブラックスワン 26 Dec 2021ドルインデックスは、すでに投稿している日足の売りのバタフライパターンと、水色で引いたトライアングル(またはペナントとも呼ばれていますね)いうチャートパターンが存在している状況。

先週の動きでも、このトライアングルの下限を下抜けすることはなく、ここで、買いのブラックスワンパターンが登場している嫌な相場です。

DXYが吹き上げれば、EURUSDは$1.11363を狙ってさげてくる可能性があると想定できますよね。先週の投稿もご参照ください。

ドル円のキーレベルは116.585円、113.244円

USDJPY Bearish Blackswan ドル円のブラックスワン 26 Dec 2021ドル円のキーレベルは、引き続き113.244円です。

この価格ラインから反発を試みたのが先週の相場。現在、ブラックスワンパターンが出ているので、買いあがる圧力が少し弱まっていますが、ドル円の場合、113.244円を下抜けるかに注目。

下抜けすると、ターゲットは111円前半から112円ミドルあたりまでを想定します。

ポンド円のベアリッシュガートレー

GBPJPY Bearish Gartley ポン円のベアリッシュガートレー 26 Dec 2021今年最後の週となり、今年後半の記事を振り返って気づくのは、クロス円がキーレベルに挟まれて、レンジのようになっていること。

特にポンド円は、直近のサポートから反発し、ヘッドアンドショルダーズパターンの肩を形成しているような動きをしているようにも見えてしまいます。そして、再び到達したキーレベルのレジスタンスで、ガートレーパターンが登場。

ここである程度シナリオが描けませんか?まず、このガートレーパターンで、素直にサポートを割ってしまうというシナリオがひとつ。そして、このガートレーパターンで少し下げても、サポートまで到達せずに、反発を開始し、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%まで反発上昇するというシナリオになります。

最強のサポートラインは、今の時点で想定できるヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインでもあります。これを下に抜けた時は、ターゲットが142円あたりになりますよね。

その他、豪ドル円、スイスフラン円、カナダドル円もキーレベルの辺りをうろうろしているので、ぜひともチャートを見てみてください。

コモディティ:USOIL(WTI原油フューチャーズ)もヘッドアンドショルダーズパターン?

なんともよくわかりませんが、USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)も、キーレベルの$69.65から反発して、ポンド円と似たような動きをしています。ゴールドとシルバーもキーのレジスタンスは明確ですが、シルバーは若干このレベルを上抜けている状況。

なお、ゴールドは、$1819あたりまで跳ねても、先週US100で見たフラットパターン(直近高値を少し抜けるけれど逆走するパターン)の可能性があるので気を付けたいところです。

株式指数: 「ザ・伸び切りゾーン」で一回り大きいフラットパターン?

先週記載したように、SP500のキャッシュが買いあがってきた場合、先週の高値を超えない限りは、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩を形成している可能性がまだオンとなります。

ナスダックキャッシュのUS100は、最強レジスタンスを下抜けたものの、反発していますね。気になる波の形をシェアしていたのですが、覚えていらっしゃいますか?

先週の画像に、赤で1と2という数字を表示し、フラットパターンの可能性をシェアしました。

US100 potential flat pattern ナスダックキャッシュのフラット 26 Dec 2021こちらは今日の様子。先週の赤の1と2で示したフラットパターンはまだ今の時点では有効ですが、この2の高値を抜けた場合、黄色のボックスのあるフィボナッチリトレースメントレベル88.6%まで上昇して、グレーの2で一回り大きなフラットパターンを形成する可能性もあります。

なので、週明け見るべきレベルは明確ですよね?高値を更新するにせよ、2回目のフラットになるにせよ、相場がどうしたいのか待ちもありです。

仮にグレーの2が効いてしまった場合は、次は第3波の強い下落の動きが想定されるシナリオがオンになります。クリスマス休暇明けで、年末に向けてボラティリティが上がるのか?何れにしても、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」にいることだけは忘れないようにしたいですね。また何かあればアップデートしますね。