13日に、クロス円、ゴールドなどについて投稿しましたが、今回はクリプトを見てみませんか?ビットコインの対ドルと対円のチャートやXRPが面白い相場環境を見せていますね。クリプトも、テクニカル分析、そしてハーモニックパターンが例外なく通用します。今のハーモニックパターンもシェアします。
リスクオン vs レジスタンス:クリプト(仮想通貨):テクニカル分析
Harmonic trading is also applicable cryptos
(注:この記事は2020年8月16日に投稿していたものです)
年ピボットというレジスタンス
BTCUSD(ビットコイン):$12865.73/$13145
こちらは、ビットコインの30分足。この画像をキャプチャーする前の先日からは、4時間足で売りのブラックスワンが出ていた相場です。
30分足のバタフライで反発すれば、画像で見えないですが、キーレベルは$12865.73で、ここがレジスタンスとなるか注目です。BTCJPYも、同じような絵柄で、上昇すれば、ターゲットは1,389,788円。
なお、お使いのブローカーや、ビットコインのフューチャーズなど、同じビットコインでも見るチャートでは価格が異なってきます。フューチャーズでは$13145辺りがレジスタンスとなります。
ビットコインは、ここしばらくの動きでチャートパターンがトライアングルのようになっているのが見えます。13日の投稿で見たトライアングルか、ヘッドアンドショルダーズパターンのチャートパターンを形成しつつあるユーロドルやポンドドルと似たような相場環境ではないでしょうか?
小さな時間足でトライアングルを抜けた後の、レジスタンス辺りでのプライスアクションは想定できますよね。週明けに、上にブレイクすれば、慌ててついていくよりも、その後の動きの方が重要になりそうです。
XRP(リップル):バットパターン
リップルは、週足と日足のチャートにバットパターンが居座っていますが、短期的に、プルバック後、$0.3486のターゲットを狙ってくる可能性も考慮。年ピボットを行ったり来たりするプライスアクションが見えますね。
リップルのバットパターンが示唆するのは、直近高値に近いですよということ。バットパターンで使うPRZ(潜在的反転ゾーン)となるD地点は、直近高値、または安値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%を使います。
ハーモニックパターンで有名なガートレパターンは78.6%で、それよりも深い価格帯までリトレースするということです。88.6%については、「フィボナッチ88.6%:最後の砦、エリオット波動、ハーモニックトレード – Fibonacci 88.6%」もご参照ください。
なお、88.6%を超えてきた場合、次のレベルはフィボナッチプロジェクションを使う1.13%。年足ピボットがサポートとなれば、高値をトライする可能性は十分にあります。
また、日足と週足という長期足でハーモニックパターンが検出された場合、すぐに反転して続落、または続伸するケースと、数日間にわたり、PRZ内でレンジなるケースもありますので、今すぐ売りと飛びつかず年足ピボット辺りでのプライスアクションをしっかり見ていきましょう。
ETH(イーサリウム):$458.81
イーサリウムにはハーモニックパターンが存在しませんが、すぐ上の$458.81はレジスタンス。現在プルバックしていますが、再度この価格帯をトライする可能性がありますね。
クリプトでもハーモニックパターン
ずいぶん昔の投稿にはビットコインを掲載したことがありますが、ビットコイン、リップル、イーサリウムなど仮想通貨でもチャート分析とハーモニックパターンは使えます。
今日見たチャートは対ドル、対円など対通貨となりますが、仮にビットコインやリップルなどのレジスタンスが機能すると、13日に見た米ドルなどのシナリオとつじつまはあってきます。つまり、米ドルがそろそろ、売りから買いにシフトするタイミングにあり、これに合わせて、ユーロなどの通貨や、ゴールドやシルバーのコモディティ、そしてクリプトにも再び動きが出る可能性がありそうというシナリオです。