水曜日、ナスダックや日経225など株式指数が、強烈な上昇の動きを見せてくれましたが、その高値を付けたところで、出てきたのが、ハーモニックパターンのガートレーパターン。何を意味しているのか?今の様子をシェアします。
ガートレー祭り
Gartley everywhere
ドル円:138円あたりもターゲット候補
ドル円は、先週シェアしていたキーレベルから、引き続き、下げてきて、142円あたりをヒット。
いつものチャートには出ていませんが、MT4だと、ブリッシュなABCDパターンが出ています。
また、トレンドラインを下抜けているような絵柄ですが、一旦は、プルバックがあってもおかしくないですよね。
なお、ドル円の場合、大きな時間足で見た場合、さらに下の135円から138円台も、ターゲット候補に入りますので、来週のプライスアクションを待ちます。
DXY:ブリッシュなシャークパターン
ユーロドルとポンドドルは、一発目のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」内で上下しているのですが、目につくのは、$100を割ったDXY(ドルインデックス)。
このパターンは、しばらく居座ったままで、すぐに反転してくる状況にはなっていません。
軽く反発して、さらに、ワンモアダウンで、PRZ(潜在的反転ゾーン)がある$98.493あたり、さらには$95あたりまでは、落ちてきそうな感ありなので、しばらくは荒れそうですよね。
クロス円:CHFJPYのバタフライ、ポンド円のガートレーパターン
スイスフラン円には、ベアリッシュなバタフライパターンが居座っています。
ポンド円には、逆に、ブリッシュなガートレーが出ていますので、クロス円は、揃っての動きにならないかもですね。
その他、EURJPY, AUDJPYなどには、特にハーモニックパターンは出ていないので、週明けのプライスアクションを待ちます。
AUDUSDはバタフライパターンが効く
前回触れていたAUDUSDは、ブリッシュなバタフライパターンで、強烈に上昇中。
直近高値に近づいてきたのですが、ここから、もうひと上げする可能性があるので、週明けのプライスアクションに注目です。
USDCADとUSDCHFには、今のところ、特に、ハーモニックパターンがいないので、スルーしたいと思いますが、USDCHFはもう少し下げてきてもおかしくはないですよね。
ゴールド:ボリバンはみ出しの強烈な上昇
ゴールドは、これでもか!という勢いで、上昇中です。5分足など、短期足チャートを見ていると、バタフライやABCDなどいろんなベアリッシュなハーモニックパターンが出て、プルバックして、また、上昇してというように、結構なプライスアクションを見せてくれています。
直近では、$3,229.90がレジスタンスですが、金曜日にそれを上抜けているので、週明けのプライスアクションを待ちます。すでにシェアしたように、「ザ・伸び切りゾーン」越え、かつボリバンからはみ出している状態、かつ金曜日は、短期足でギャップダウンして落ちてきているので、高値を付けたのか?気をつけたい状況ではあります。
米国債のブリッシュハーモニックパターンと2年金利のバタフライ
国債のボラティリティが上がっていますが、金曜日には、10年債と30年債のフューチャーズに、ブリッシュなドラゴンとブラックスワンが登場しています。
そして、2年金利にはベアリッシュなバタフライパターン。これらが効くとなると、金利は、一旦下げてくるので、ドル円の動きに注目です。
株式指数などは、ガートレーパターン満載
今週の爆上げの動きの後、居座っているのが、ベアリッシュなガートレーパターン。
こちらは、SPX。10日にキャプチャ―しておいたものです。同じく、NDQ(ナスダック)にも、10日以降、ガートレーパターンが居座っている状況です。
ただし、SPXとUS500の場合、空いている窓があるので、これを埋めるのであれば、来週、ワンモアアップのプライスアクションを見せてくれなければなりません。
そして、他にも、ガートレーが出ているチャートと言えば、NI225とUK100。
こちらも、10日にキャプチャ―しておいたものですが、NI225には、今の時点でも居座っています。
NI225の場合、2時間足チャートだと、ベアリッシュなバタフライパターンが居座っているので、何ともですよね。
その他、テクノロジー系のXLK、フィナンシャルのJPモルガンとXLFにも、ガートレーが居座っています。他の銘柄を見てみると、GOOGLは、レジスタンスとなるキーレベルの$157.01で止められているほか、METAも、レジスタンスの$587.62でドンピシャで止められている様子です。
前回シェアした、バークシャーハサウェイも、$530.26あたりまで、アップすれば、窓埋め完了となります。言い換えると、窓埋め完了の後、さて?という非常にリスクの高い環境に見えます。
今週と同じく、来週もボラのある環境が続きそうな気配ではないでしょうか?今週と同じようなプライスアクションを展開する可能性もあり、戻り高値を付ける動きがどこまで続くかに注目したいと思います。
先週の記事もご参照ください。何かあればアップデートしますね。