ボラティリティが高く、引き続きリスクのある相場。ドル、米国債、円の動きには注目したいと思います。Everyone will remember this month as the market has been volatile and risks do not seem to have gone. Treasury note, USD and JPY seem to be a focus in the early week of January.
DXYにボラティリティが戻ってくるか注目
Potential volatility in DXY this week
(注:この記事は2018年12月29日に投稿していたものです)
価格が上下に荒く動くボラの高い相場では、フィボナッチのキーレベルでハーモニックパターンが検出されやすくなるため、焦らずにエントリーなどを判断していきます。
78.6と1.272つながりのハーモニックパターンに注目
ドル指数はジグザグのチャネル=ABC調整波で買いの動きになるか?
ドルインデックス(DXY)の下げ方がチャネル内のジグザグにも見えます。下げが加速しなければ、年ピボットや長期のチャネルの上限など、節目のエリアで短期的に反発してくる可能性もあります。
ユーロドルは年ピボットを超えてくれば再度ネンスターパターン
EURUSDは、年ピボットと週足20MAのある1.14774あたりがレジスタンスです。ここを超えるのであれば、次のターゲットは1.1525。ここで再度、フィボナッチの1.272を使う売りのネンスターが完成します。超えられなければ、下落の動きを再開する可能性がありそうね。
サポートエリアにいるドルスイスは、$0.97660のエリアをテスト?
ドルスイスは、DXYと同じで、ジグザグとしているように見えます。また、スイスフランのフューチャーズを見ると、年ピボット、50%フィボナッチリトレースメントレベル、チャネルの上限とフィボナッチプロジェクション2.0%で、紫のシャークパターンという最初の節目があります。
異なる大きな高値と安値を使った61.8%と38.2%からできるピンクの価格帯とネンスターパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)という次の節目も見えてきます。スイスフランのフューチャーズは、今月のピボットS2をテストして反発。
USDTRYは買いのガートレーとバタフライ
米ドルトルコリラ(USDTRY)は、日足のガートレーパターンから、ジグザグと下げてきて、現在買いのバタフライが検出されています。さらに、グレーで描画したガートレーも検出されれば有効です。引き続き、底値固めで、上昇の初動を形成中という目線です。
ドル円の5波からなる下落トレンドは間もなく完了?
ドル円は、短期的に以下のようなシナリオを考えています。
直近の下落が5波からなる推進波であればこの5波が間もなく終了。109.992円は年ピボットのミドル値でサポートエリア。
ブローカーによっては26日の安値を割っているチャートがあり、現在、1時間足で買いのABCDパターン、5分足と4時間足で買いのバタフライパターン。ただし、3月からの上昇に対する半値戻しのフィボナッチリトレースメントレベル50%は109.390で、ここにバタフライのPRZが重なります。年ピボットのミドル値がすぐ下にあることを考えると、ここをきっちりとローソク足の実体で抜けてこないと、短期的に反発してくる可能性があります。
日本円のフューチャーズ(JPY Futures )に出ている見事なフィボナッチ比率もご参照ください。
USDJPY’s potential scenario: Potential 5-wave move
- The recent decline is a 5-wave move and 109.992 is a yearly pivot median value, therefore, support area
- Potential bullish deepcrab pattern although a bullish butterfly in 5-min and 4 -hour chart and an ABCD pattern have already been detected
- A 50% fibonacci retracement level against the rise since March is found at 109.390, where the prz of a 4-hour butterfly meets
- A rebound may take place in a near term, which then leads to another decline to form bullish gartley pattern in a long term
GBPUSD、AUDUSDのハーモニックパターン
GBPUSD (ポンドドル) は、抜けたトレンドラインへのリターンムーブで、売りのガートレーパターンが検出されていあす。レジスタンスには、1.27436で年ピボットのミドル値、4時間200MA、週足のボリンジャーバンドの1シグマがあります。日足の20MAはやや下向きですので、レジスタンスまで上昇した後、下落を再開するか注目です。
AUDUSDは、買いののシャークパターンが検出されていますが、反転エリアは$0.696のあたり。USDCADは、先週掲載した週足のスリードライブパターンがいるものの、年ピボットR1のある1.35617がレジスタンスからサポートに。短期的には、USDCADは買い、AUDUSDは売り目線です。
米10年債、WTI原油、ゴールド、株式指数
10年債の年ピボットと売りのバタフライパターン
米10年債(TY1)は、わかりやすい節目である年ピボットで、バタフライパターンが成立する可能性があります。青のトレンドラインも重なっています。国債がプルバックを開始すると、金利が上がりますので、ドル買いの材料となりますので、ドル円、ドルペアにはインパクトがありそうです。
WTI原油は、トレンドラインとチャネルを下抜け
WTI原油:薄いブルーのパターンは、原油にずっと居座っていたバタフライです。その後は、緑のチャネルを下抜けて、フィボナッチプロジェクションが2.618となっているほか、2016年2月からの上昇に対する61.8%のフィボナッチリトレースメントレベルも少し下抜けています。赤いトレンドラインも下抜けています。下げが継続する場合、次のターゲットは、41.83、そして年ピボットS2のある35.75あたりを想定します。
ゴールドはピボットを上抜け、シルバーは売りのバタフライパターン
GOLDは、想定していた左側の緑の5波の動きで、第1波と第4波が重なってしまったため無効です。年ピボットを上抜けし、赤の5波からなる動きを想定しています。銀は、日足の200MAでおさえられ、売りのバタフライパターンが検出されているため、短期では高値掴みに注意したいところです。
ダウのチャネル、年ピボット、フィボナッチレベル
ダウ(DJI)は、月足20MAに抑えれて、緑のチャネルを下にブレイク。さらに赤のチャネルと年ピボットあたりでおさえられています。これが第4波であるには、23881.4を上抜けしないことが前提となります。
ナスダック(NDX)は、年ピボットから反発しましたが、第4波にいると想定する場合、6534.3を上抜けないことが条件です。
SPX(SPX500指数)はギャップのエリアから上昇しましたが、DJIと同じく、第4波の可能性があることに留意しています。年ピボットのあたりには、3つのチャネルのミドルラインが重なっており、ここがレジスタンスとなる可能性があります。
ダウフューチャーズ(Dow futures YM1)は、年ピボットあたりでレンジ。
SPX’s futures ES1(SP500 E-miniフューチャーズ)も、年ピボットがレジスタンスとなるのか、注目です。
NDX’s futures NQ1 (ナスダックフューチャーズ)は年ピボットから反発しましたが、レジスタンスにも近づいています。