週の前半からドン下げしてきたナスダックキャッシュやGER30。ダウキャッシュなど、キーレベルがレジスタンスとして機能しています。短期米ドル買いのプルバックも一応シナリオ通りに。今の様子をシェアします。
キーレベルがレジスタンス!
Key levels acting as resistance.
ドル円:A-ネンスター vs 143円前半
こちらは、ドル円の日足のチャート。先週はガートレーのおいとこのA-ネンスターパターンが登場していました。
そのPRZ(潜在的反転ゾーン)を少し上に抜けたものの、結果的に押されています。
目指すは年足ピボットポイントのある140円台か? その方がわかりやすいですよね。なお、146.442円と140.033円の間にある薄水色のラインは、143.186円あたりになり、これも、強烈なキーレベルです。
NFPのあった金曜日には、このキーレベルの辺りで、荒れた形跡がありますよね。イベントで方向感が出て、流れを作ったわけでもないということになります。週明け、140円まで落ちてくれるか?引き続きプライスアクションに注目です。
EURUSD:キーレベルの$1.11544がレジスタンス。ディープクラブパターン、居座る
ユーロドルはすでに居座っているディープクラブパターンが効いている環境です。プルバックのターゲットは最短で$1.09713。プルバックしているのですが、このターゲットはまだヒットしてないです。
PRZ(潜在的反転ゾーン)は、$1.12460で、上の方にあるのですが、ユーロドルで注目したいのは、キーレベルの$1.11544と、前々回シェアした画像にあるターコイズブルーの2本からなるレジスタンスゾーン。これを下に抜けてきた後、再び上抜け。引き続き、さて?という状況です。
ここしばらく気になっていたのが、DXY(ドルインデックス)。日足と週足に、ブリッシュなバタフライパターンが居座っている状況です。
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の最初のマックスレベルで律儀に反応しており、NFPでもこの辺りで、上下に振れる結果に。
バタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、$99.511なので、下げてきても問題なです。
先週記載したように、「ワンモアアップしてから、再びワンモアダウンして、チャネルの下限あたりまで落ちてくる」というシナリオもオンです。先週の記事もご参照ください。
GBPUSD(ポンドドル):巨大なブラックスワンと$1.33123
ポンドドルは、月足のブリッシュなブラックスワンとベアリッシュなドラゴン、そして4時間足のブリッシュな3ドライブパターンをシェアしました。
週を終えてわかっているのは、右下がりに走っているティール色のラインが、レジスタンになっていること。このトレンドラインは、2001年と2008年の安値を結んだ長期のトレンドラインで、巨大なヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインにも見えます。いいかえると、このネックラインまでのリターンムーブというプライスアクションになります。
4時間足に出ていたブリッシュな3ドライブなんですが、一応反応して上昇したのですが、もう一度下げてPRZ(潜在的反転ゾーン)を下に突き抜けました。が、結果的には、再び上昇という厄介なプライスアクションになりました。
現在の所、前回と同じで、トレーディングビューやMT4で引くことができる右下がりの濃紺のトレンドラインとティール色のトレンドラインがかかわっている面倒な価格帯にいるということになります。
キーレベルの$1.33123まで、ワンモアアップというシナリオは、引き続きオンです。先週の記事もご参照ください。
クロス円:ユーロ円のバタフライ、ポンド円のチャネル
ユーロ円は、月足のバタフライパターンが効いている環境です。ポンド円は、週足や月足で描画できる巨大なチャネルの上限と、キーレベルの207.779円がレジスタンスになり、プルバック中。
クロス円のキーレベルをアップデートしておきます。
ポンド円(GBPJPY):207.779円、200.697円、193.614円、184.047円、174.480円。
ユーロ円(EURJPY):152.423円、159.946円、167.469円、173.402円、179.335円。
スイスフラン円(CHFJPY):152.508円、158.512円、169.059円、179.606円。
カナダドル円(CADJPY):103.848円、108.743円、113.639円、117.291円、120.943円。
豪ドル円(AUDJPY):88.552円、91.057円、93.561円、97.318円、101.075円、103.580円、106.084円、109.841円。
ニュージーランドドル円(NZDJPY):82.504円、84.754円、87.004円、90.295円、93.587円、95.837円、98.087円。
USDCHF:ベアリッシュなブラックスワンが効く
ドルスイスは、ブリッシュなディープクラブパターンの中に、4時間足で出ていたベアリッシュなブラックスワンで下落。$0.83716は結構なキーレベルで、金曜日にはここでぴったりと止められています。
また、この辺りは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルのため、なかなか売り込みにくいエリアにも見えます。
USDCADは、前回と同じですが、今年すでに反応しているキーレベルの$1.34113まであと少しというところで反発。現在、別のキーレベルの$1.35712で押さえられています。
AUDUSDは、長期の移動平均線と、$0.67448のキーレベルに挟まれていたのですが、$0.67448を下にブレイク。前回のシナリオ通りに進んでいます。
USDCADは、$1.34113、$1.35712、$1.37312、$1.39746。USDCHFは、$0.83716、$0.87275、$0.89253、$0.91231。AUDUSDは、$0.67448、$0.65387、$0.63326。
シルバーとゴールド:なぜにあまり動かん?
こちらは、ゴールドのフューチャーズ(GC2)の週足チャート。3ドライブパターンが登場しています。
上にある薄い水色のラインは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。
ゴールドのプライスアクションで気になるのは、MT4で見えるキーレベルの$2534.39をなかなかヒットしてこないこと。
伸び切っているのでモメンタムが落ちている感じもしますが、プルバックをした後、再び高値をトライするのか?
MT4で見えるディープクラブパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、$33.494。
キーレベルの$32.861よりも上にありますので、再び、高値トライをするのか気になりますよね。
下のキーレベル$26.630がサポートになるかに注目ですが、短期足で反発上昇しても、結果的に、長期のハーモニックパターンがこのまま優位となるか?週明けのプライスアクションに注目です。
米国債・金利:フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」、イヤリーピボット
NFPの結果を受けた米国債と金利のプライスアクションは、興味深いものではなかったでしょうか?
画像中のオレンジのボックスは、NFPでのプライスアクション。
薄い水色のラインは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル、薄いオレンジのラインは、年足ピボットS1。
利下げか?、利下げ確定のようでござる、でも、利下げの幅はどの程度?
結局、今、わかっているのは、金利は5月からすでに下がってきている状況。そして、利下げがほぼ確定したので、トピックが、実際の利下げの幅にシフトしていること。
ZT1、ZN1、ZB1(フューチャーズのチャート)のどれを見ても、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が行く手を阻んでいるのは、先週と同じ。
こちらは、ZT1(米2年債フューチャーズ)。
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルとチャネルの上限を強烈にギャップアップしていますが、薄い水色のラインは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。
ドラゴンも出ているので、どうなるのかに注目ですね。
先週シェアしたブリッシュなバタフライがいるTNXは、薄い水色のラインを上に抜けてきた後、再びおされています。
バタフライから、ディープクラブパターンに変化する、あるいは下にある年足ピボットS1まで落ちてきても問題ないです。
おそらく、11日のCPIと18日のFOMCまでは、うろうろとレンジになるか、下げてから反発するという上下の動きをする可能性もありそうですよね。
TNXから見えるのは、最短ターゲットは、4%あたり、そして、2年金利の最初のターゲットは、4.214%。金利は、下落の最終フェーズにいる可能性があるので、注目したいですね。
DJI、SPX、NDQ:キーレベルが効く
NFPに関わらず、見事なのは、薄い水色のライン2本で示した異なるフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが形成するレジスタンスゾーンで、また、跳ね返されていること。
この価格ゾーンがレジスタンスとして、機能するのであれば、ダウは、振り返らずに続落する航路をたどるというシナリオになります。
なお、Nikkei225に、最強レベルの30967円で出たブリッシュなシャークパターンは、まだ居座っていますが、36332円という別の最強レジスタンスは下に抜けてきています。
その他のチャートで、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルをヒットしたものをシェアします。
こちらは、バークシャーハサウェイ。
画像中の薄い水色のライン3本が示すのは、異なる3つのフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが位置する場所。
この3本のラインがレジスタンスゾーンを形成しており、ここで、律儀に反転しています。下にある薄水色のボックスは、別のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」。これを超えて、上昇してきた経緯がありますが、このボックスまで、落ちてくるリスクも考慮したいところです。
短期的にはブラックスワンがいますので、戻り高値を付けるプライスアクションになるというシナリオになります。
こちらは、JPモルガン。画像の上の方にある薄い水色のライン2本は、異なるフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。
特に、下側のラインは、2つの異なるフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが重なる結構な価格レベルです。
この価格レベルをヒットした後、チャネル内に戻ってきています。
レジスタンスをヒットして、天井を付けたのかはわかりませんが、これまでに超えてきたフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」をクリアしていくのであれば、かなりの下落幅になりそうです。
こちらは、SX5E(Euro Stoxx 50)。薄水色のラインがある4983あたりは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが重なる価格帯。
ここをヒットしてドン下げしています。
もちろん、戻り高値を付けて、下落に転じたのかは、まだわからず、短期的に反発してくる可能性もあります。
が、長期のフィボナッチが効くのであれば、こちらもかなりの値幅に。リスクオフに傾くシナリオがちらついている感ありの絵柄です。
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルを示す薄水色のラインをヒットしています。
KBWBも同じように、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルがある59.08をヒットして下落しており、このまま落ちてくれば、ダブルトップを形成する可能性もありそう?という場面です。
さらに、年足ピボットR1をヒットして、ハーモニックパターンが登場したものもあります。
こちらは、LQD(インベストメント・グレード・コーポレートETF)。
ディープクラブパターンとピボットポイントが機能して、プルバックしても、短期的に反発上昇する可能性もあり。
この場合、少し上にある$113.97を狙ってくるかもですが、いずれにしても伸び切っているので、高値掴みには注意したいところです。
そして、3月から、$65000あたりがレジスタンスになっていて、右下がりのジグザグな動きになっているビットコインを見てみます。
オレンジのボックスは、異なるフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが形成するレジスタンスゾーン。
そして、画像真ん中あたりの薄水色のライン2本も、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルがかかわっているキーレベルです。
今年のピボットポイントをヒットしないままに上昇していますが、金曜日の安値は、今年のピボットポイントR1の少し上。高値と安値を切り下げるプライスアクションですが、ここでブリッシュな3ドライブパターンが出ているので、何らかのアップムーブはありそうです。
その他METAとGOOGLには、ブリッシュなハーモニックパターンがいますので、短期的に反発するか、PRZ(潜在的反転ゾーン)をギャップダウンするか?
NVDAは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルがある$133.66をリスペクトして下落。一旦軽く反発してきても、高値を超えられなければ、$79.80のターゲットもだんだんと見えてくるような絵柄です。まずはラウンドナンバーの$100と$97.78の間あたりがサポートになるか?
UK100にはブリッシュな5-0パターンがいますので、やはり、最高値を狙ってきそうですよね。
9月18日水曜日のFOMC。この日に、満月を迎えます。それまでは、下がっても買いあがる、買いあがっては下がるという嫌な動きになるかもというシナリオもオンです。あるいは、途中の11日水曜日にCPIの発表があるので、ここで方向性が出るようなチャートの形状になっている可能性もあり。キーレベルや、4時間足、日足で何らかのハーモニックパターンが出てきた場合、FOMCでその流れを引き継ぐ可能性もあるので、まずは今週のプライスアクションに注目です。
何かあればアップデートしますね。