EURUSDやダウのピボットポイントをチェックしよう!Technical analysis&Back to basics

早くも2021年に入りもう2日目。昨年は学びの多い相場でしたが、今年も学びの多い相場になりそうで、ボラティリティも戻ってきそうです。昨年の学びを基に今年も初心忘るべからず。チャートで見ておきたいものや今の相場環境をサクッとシェアします。

年末年始の動きにくい相場が溜めているエネルギー

Potential volatile market around the corner!

(注:この記事は2021年1月2日に投稿していたものです)

2020年の動きを継続?

年ピボットポイントを必ず見ておこう!

今年の暦は元旦が金曜日で、三が日が開けて普通に戻る日が月曜日となっています。相場も月曜から動き出しそうですね。まず最初にちょっとだけ年ピボットについて見ていきましょう。年が変わり、新年するべきことは昨年の記事にも記載した年足のピボットです。

今私が見ているMT4はまだ動いてないのでチャート上には表示されていないのですが、ピボットポイントは手動で算出できます。算出の仕方は日足であれば、前日の高値、前日の安値、前日の終値の合計を3で割ります。ということは、私達が見ておくべき今年の年足のピボットポイントは、2020年の高値、安値、終値を3で割った価格帯になります。

例えば、ユーロドルは、(昨年の安値1.06349+高値1.23091+終値1.22241)÷3=1.17227となります。この$1.17227の所にラインを引いて、月足のチャートを見ると、不思議ですねぇ、1996年以降行ったり来ているサポレジのラインとほぼ重なります。言い換えれば、今年は、このサポレジの価格帯の上にいるのか下に抜けるのかも重要になってきそうです。

EURUSD – 2020年のクールな終わり方

ここしばらくブログの投稿を2週間おきにしていました。一か月、そしてうち半分は欧米はクリスマス休暇にもなるので、動かないかなと思いつつ、様子見しながら他のことをしておりました。12月が終わり、ふたを開けてみると、以前の投稿で記載したように伸び切りゾーンでのプライスアクションを見せていましたね。伸びづらい場所で何日も行ったり来たりすることも普通であり、特に英のEU離脱やドル安のセンチメントも手伝ってか、年末という節目までずるずるとした動きになってように見えます。

そして迎えた年末に、ユーロドルは、$1.22629のメジャーな節目を再度トライしてプルバックというプライスアクションを見せました。このラインは結構重要になります。週明けは、$1.19160か$1.177440あたりまでのプルバックをシナリオの一つに入れています。

ドルインデックスの買いのバタフライ DXY Butterfly 30 Dec 2020

これは12月30日にキャプチャ―していたDXYのバタフライ。

PRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ下の方にあったので、12月中にすぐに反転するとは想定しずらかったのですが、来週に入って消えている2020年のピボットS3の$89.306での動きには注意したいところです。

 

その他の通貨も同じで、2020年の年ピボットは週明けにMT4が動き出すと消えてしまうので、ラインを入れておくといいです。消えた過去のラインを侮ってはいけません笑

DJI(ダウ)の強烈なレジスタンスでのプライスアクション

SP500とダウキャッシュ(US30)は、ナスダックに比べて、なかなか節目となるレジスタンスまで上昇してこなかったのですが、12月29日、ついにダウが年ピボットポイントが示唆する抵抗帯をヒットしており、一応、年内にターゲットヒットを達成した環境になっています。

週明けギャップダウンがあるかどうかはわかりませんが、米株式の動きには注意したいですね。コモディティで言えばWTI原油の上昇が$48.44あたりで止まっていますね。ここにもラインを引いておきましょう。

まとめ:今回は短い内容ですが、週明けのMT4で新しい年ピボットを見るのがまず最初の仕事。そして、MT4が稼働して2020年の古い年ピボットポイントが消えてしまう前に、2020年のピボットのあるところにラインを引くといったちょっとした裏方作業をしておくといいかもしれません。2020年の年ピボットはプライスアクションのあった意識されていた価格帯ですので、引いておくと、週明けから大きな節目がどこにあるのかがわかりますよね。

ビットコインも同じですね。週末でも動いているので、ピボットポイントが新しくなっていますね。高値更新をしているのですが、大きな節目にも到達している環境です。ユーロドルと同じくプルバックの可能性がありますので、伸び切りゾーンでの買い増しは少しリスクがあるかもしれませんね。