先日からポンドのペアに検出されているハーモニックパターンが、短期的なプライスアクションを示唆しています。その他ドル円などの気になる通貨ペアもサクッと見ていきましょう。
ハーモニックはポンドの次の動きを知っている
Sterling make a move with bearish harmonic patterns.
(注:この記事は2020年10月22日に投稿していたものです)
ニュースなどの後つけ解釈 vs フィボナッチ
ポンドドル(GBPUSD)のバタフライ
ポンドドルは、本日の値動きで、9月1日の高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%をヒットし、ここで売りのバタフライを形成しています。
すでにプルバックしていますが、このまま浅いプルバックでPRZ(潜在的反転ゾーン)のある$1.32064あたりを目指す可能性があります。
深いプルバックになる場合は、$1.30550がキーレベル。これを下に割れば、再びキーレベルの$1.29145まで下落する可能性もありますよね。
ポンドカナダドル(GBPCAD)のシャーク
GBPCADには日足でシャークパターンが検出されています。PRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し上ですが、上昇を継続するのであれば、$1.71771が当面のキーレベル。
ポンドオージー(GBPAUD)のバタフライ
ポンドオージーは、バタフライでプルバックしても、もう少し上の$1.86527をトライする可能性がありますね。
ポンド円(GBPJPY)のバタフライ
ポンド円もバタフライですね。
ぱっと見では、ポンドに何らかのプライスアクションが出てもおかしくない相場環境だということがわかります。これらのハーモニックパターンで下落するか、あるいは先にPRZを突き抜けてから下落に転じるかは今すぐにはわかりません。
明確なのは各通貨ペアにある節目の価格帯。これらのハーモニックパターンが出た後の短期的なプライスアクションを見て、振り回されてないようにしたいですよね。また、これらのポンドペアの画像の時間足からさらに下位足に行き、下位足で同じ方向を示すハーモニックパターンが出るかを見ていきます。
おまけ:ドル円(USDJPY)
ドル円の買いのサイファーとサポート
昨日待っていたプライスアクションが出た後サイファーパターン。昨日下落するまでの上昇は、ジグザグした波でしたので、どうせなら、104.60円あたりまで落ちてくれた方がわかりやすいという目線でした。
節目に到達して、サイファーパターンという見事なチャートになっています。
そして、覚えてますか?
ドル円には週足で買いのAB=CDパターンが潜んでいましたね。米株式の動き、米大統領選などがあっても、ドル円を安易に売り込めない相場環境です。現在は、SP500に買いのABCDパターンが検出されています。SP500はダウなどと一緒に下落しているのですが、下落の波がジグザグとしていますね。だとしたら、調整波の可能性がありますので、押し目買いが参入する可能性があります。