窓埋め(ギャップフィリング)、フィボナッチなどテクニカルが面白い:DJI、SPX、米国債、DXY、Gold、EURUSD

トレンドラインをブレイクしたZB1(T-Bond)やZN1は、早くも、このトレンドラインに対してリターンムーブをしている様子。SPX、DJI、NDQは、もうひと上げしてきても問題なし。ユーロドルは窓埋め決行中のようですよね。キーレベルを含め今の様子をシェアします。。

新月ももうすぐ。窓埋め(ギャップフィリング)を待ちましょう

The US stock indexes are supercharged while EURUSD is about to fill a gap.

ドル円:136.665円と141.513円

ドル円は、キーレベルの141.513円とチャネルの上限を上に抜けた後、このチャネルの中に戻ってきていますが、ドル円の下落は想定できたシナリオでした。昨年9月に抑えられていた価格帯に引っかかって落ちてきたのですが、建玉など他の情報もあわせてみると、144円後半は買っていってはダメなレベルであるのが見えていた状態。

一方、137.900円あたりをかすってくるかどうかをみていたのですが、きわどい価格レベルでうろうろした後、下に抜けて上に逆走。下落の波がフィボナッチエクステンションの5%をとっくに抜けていたので、逆走も想定内。

USDJPY Channel Fibonacci ドル円のチャネル 15 July 2023フィボナッチから見ると、昨年10月の高値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%を少し上に抜けているものの、78.6%までは到達しておらずというところに変わりはないです。

そして、直近の下落を見ると、今度は、安値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%が、136.665円にあるので、ここまで落ちてきて、何かしらのプライスアクションが出るのを待つのもあり。

ようは、チャネルを形成しつつ、画像左の高値と安値に対するフィボナッチリトレースメントのキーレベルに挟まっている感じのチャートになっています。なお、ここから反発するのであれば、再び、キーレベルの141.513円を狙ってくる可能性があるので、ドル円の値幅という意味ではボラが高くなりそうですよね。

EURUSD:窓埋め(ギャップフィリング)とバタフライパターン

5月上旬にレジスタンスになっていたトレンドラインへのリターンムーブを完了した後、このラインを上に抜けています。想定していた$1.1040を上に抜けてきたので、後は、もう、$1.2742あたりに空いている窓を埋めていただくしかないです。笑

EURUSD Butterfly Gap filling ユーロドルは窓埋めとバタフライ 15 July 2023なお、EURUSDで面白いのは、バタフライパターンも登場しており、フィボナッチ的にはそろそろ高値を付けてトレンドが変わるという場面か?ということにもなりそうです。ドル円と同じで、建玉など他の情報を合わせると、スーパーチャージされ過ぎている感あり。

窓を埋めるまでは、約30ピプスほどですので、ここからの買いについていくのはリスクも増えていることになるので注意したいところです。

DXY(ドルインデックス):$98.903をヒットした後は、窓埋め(ギャップフィリング)?

DXYは、もうすぐ、$98.903に到達します。ユーロドルと反対に、キーレベルに到達する直前ですので、ここからの突っ込み売りには注意したいところです。

なお、これまでの投稿で記載しているように、DXYには空いたままの窓が3つあります。窓埋めをしに来るかはわかりませんが、ユーロドルがトレンド転換してプルバックを始めると、米ドルが伸びてくる可能性もありますので、週明け、キーレベルでのプライスアクションを待ちましょう。

GBPUSD:キーレベルの$1.29207をヒットして上昇中!

ポンドドルも、前回と同じ。キーレベルの$1.29207をヒットして、さらに上昇してきていますよね。特にハーモニックパターンがいないのと、フィボナッチエクステンションの2.618%というキーレベルまで到達していないので、もう少し上昇する可能性もあり。

資源国通貨ペアとUSDCHF:わずかに窓を開けてしまったUSDCHF

USDCHFのほか、資源国通貨のAUDUSD、NZDUSD、USDCADは、レジサポが明確ですので、引き続きキーレベルでのプライスアクションを見ていきます。

USDCHFは、出ていた買いのガートレーパターンから、バタフライパターンに変わったのですが、キーレベルの$0.88421をズブッと下に抜けてドン下げ。キーレベルの少し上に、わずかな窓を開けたままになっているのと、このキーレベルにリターンムーブして、サポートをレジスタンスに変えるというテクニカルなプライスアクションを見せることなくドン下げしているので、いずれは、このキーレベルまで戻ってくるというシナリオになります。

当面は、$0.86404のキーレベルを上に抜けてくるか?あるいは、次の$0.84387までズブッと落ちてくるかに注目です。

その他資源国通貨では、USDCADが$1.29729というキーレベルでどうしたいのか?また、すでにキーレベルの$0.68223がレジスタンスになって引っかかっているAUDUSDの動きにも注目です。

クロス円:ハーモニックパターンが効きましたね。

クロス円も、売りのハーモニックパターンがいる状況のままでしたが、ドル円の下落に合わせて炸裂してくれましたね。現在プルバックして上昇しているのですが、高値を超えてくるかどうかは別。ここしばらくの投稿に特に変更はないです。

GBPJPY gartley ポンド円のガートレーパターン 15 July 2023こちらはポンド円。キーレベルがレジスタンスとなり、ヘッドアンドショルダーズパターンから下げて、反発。

現在、ベアリッシュなガートレーパターンがいます。このガートレーで、一気に下げるかどうかは別の話ですが、スイスフラン円と豪ドル円には売りのブラックスワンがいます。

なお、カナダドル円は、反発が弱いですね。

クロス円のキーレベル:CHFJPYは154.249円、CADJPYは103.643円、GBPJPYは176.965円、EURJPYは151.019円、AUDJPYは93.940円。

ゴールドは、過去の節目に挟まれる

先週のプライスアクションに引き続き、今週のプライスアクションも見事でしたね。

過去の節目である$1892.25と$1964.12に挟まれていて、金曜日もこの上限を上に抜けられないままになっています。おそらく、週明けは、今月のマンスリーピボットがある$1970.72を狙って、レンジブレイクになることも想定できますが、その場合は、その後が問題です。また、ブレイクせずに下げに転じる可能性もあり。

キーレベルの$22.806と$23.184を上に抜けてきたシルバーですが、次のハードルの$25.435を抜けるか抜けないかあたりで、売りのサイファーパターンか、売りのホワイトスワンが登場すると想定しています。一旦反発しているのですが、戻り高値を付けて伸びない場合は、再び下落するというシナリオをキープです。

米国債(ZB1):主役は一旦反発!

ZB1は、文句なしのプライスアクションを展開中でしたが、想定していた推進波にはならず、抜けたトレンドラインに対してリターンムーブをしています。

となると、下落は終焉?というシナリオも出てきますが、現在いるトライアングルと126.2あたりは、長期足のチャートから見える節目なので、今後どうしたいかですよね?再びトライアングルの下限を下に抜けてくるのか?わかりづらいので、プライスアクションを待ちます。

なお、前回投稿した日本の日本の10年金利は、トレンドラインを抜けて、下げ渋っていますね。金利政策がどうであれ、引き続きJP10Y のチャートはご確認ください。

DJI、SPX、NDQ:窓埋め(ギャップフィリング) vs フィボナッチリ76.4%、78.6%、88.6% 

US100、US500、US30は、「これでもか」という感じで、お祭り騒ぎのように上昇継続しています。

ナスダックキャッシュは、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%に到達していますが、88.6%までワンモアアップもありそう。SP500キャッシュは$4611.67を目指しているというシナリオになります。

前回投稿したDJIのチャートの緑のトレンドラインも、再びレジスタンスとして機能しているのですが、空いた窓を埋める窓埋め(ギャップフィリング)を目指しているのであれば、ワンモアアップとなります。

ただし、ナスダックなどをけん引しているのはテク株の大御所であるため、どれかコケると、短期的にドンと下げてくるリスクにも注目。APPLの動きもさえない感じですが、MSFTやMETAと一緒に、ファイナルのワンモアアップはありそうです。

XLK fibonacci フィボナッチレベル 15 July 2023こちらは、XLK(テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド)。$170.89は、このブログでよく使う「ザ・伸び切りゾーン」を超えたマックスレベルになります。

これを超えてきていて、今のセンチメントからだと、軽くワンモアアップがあるかと思いますが、一応気をつけたいですよね。

また、国債が買われて、金利が下がっているのにもかかわらず、フィナンシャル系のXLFなどのETFは、冴えないプライスアクションでした。

テクの大御所とフィナンシャルが売られ始めると、かなりの値動きになりそうなので、週明けからも要注意の場面のようです。

18日は新月を迎えます。ムーンサイクルで見るとまた新しいサイクルになりますね。新月だからといって、動き出すとは限りませんが、色々な情報を合わせて見ていると、今の米株価指数の動きは、パーティしすぎ?みたいなところがあるようです。

これにとどめを刺すのは、AIフィーバーの終焉かもしれませんが、その時、テク株には要注意です。

また何かあれば、アップデートしますね。