早くも明日で2021年が終わります。今年、ブログをご覧くださった皆さま、ありがとうございました!今年の相場はユーロドルの売り、ドル円の買いなど、米ドルが買われた相場のようでしたが、今年に残された後1日半で、ボラティリティが炸裂?というのもちらっと考えてしまっています。高値更新を狙っている米株式指数、最強のレジスタンスを抜け切れないでうろうろしているゴールドとシルバー、そしてダークホースだったGER40もキーレベルまであと少し。年始にかけたプライスアクションが気になる今の様子をシェアします。
デジャブ。売られては買われる。88.6%までワンモアアップはありましたね
The US indices are moving up but would this move change its direction before we see 2022?
行ったり来たりなのですが、チャートパターンはほぼ完成?
ドルインデックス(DXY)はトライアングルの下限を下抜けて、さて?
数日前の記事に書いたように、ドルインデックスは、すでに投稿している日足の売りのバタフライパターンと、水色で引いたトライアングル(またはペナントとも呼ばれていますね)いうチャートパターンが存在している状況でした。
一旦はこのトライアングルの下限ラインを下抜けたのですが、ここで、下から走っている長期の移動平均線がサポートになり、反発しています。仮にトライアングルの下限ラインがレジスタンスになり下げてきた場合、ペナントからフラグ(チャネル)を形成する可能性もあるので、今日明日のプライスアクションを追っていきます。
同じく、ヘッドアンドショルダーズパターンが完成し、そのターゲットをヒットしたユーロドルも、うろうろ状態。引き続き、DXYが吹き上げれば、EURUSDは$1.11363を狙ってさげてくる可能性があると想定できますよね。先週の投稿もご参照ください。
ドル円のキーレベルは116.585円、113.244円
ドル円のキーレベルは113.244円と116.585円。一か月以上前の高値に接近しておりますが、116.585円まで到達すると、反転する可能性があるので気を付けたいですね。ここまで到達せずに下落を継続する場合のターゲットは111円前半から112円ミドルあたりまでを想定します。
ポンド円はベアリッシュガートレーで少し下げて反発
先週投稿していたベアリッシュなガートレーがいたポンド円。少し反応したのですが、上昇を継続。ただし、現在は売りのブラックスワンも居座っているので、今の価格帯からのすぐの買いはリスクがあるのかもしれません。先週と同じで、反発を継続した場合、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%まで反発上昇するというシナリオも描けます。
いずれにしても、ポンド円には、明確な最強サポートラインがあります。149.207円は、ヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインでもあり、これを下に抜けた場合は、ターゲットが142円あたりになりますよね。同じく、豪ドル円、スイスフラン円、カナダドル円もキーレベルの辺りをうろうろしているので、ぜひともチャートを見てみてください。
こちらは、ユーロ円のチャート。しばらく前に想定していたABCの調整波的な動きを覚えていらっしゃいますか?水色のラインで引いたような理想的な動きはしてくれませんでしたが、いずれにしても、キーレベルのレジスタンスに向かってABCを描いています。
ここで、売りのABCDパターンも出ておりますので、レジスタンスを前にした買いは避けたい場面に見えますよね。タイミングが悪く年末ですが、明日までにこのレジスタンスをひっとしていれば、年始に急落する可能性もあるので、あわてないことです。
コモディティ:動きそうで動きませぬね。
引き続き、この前の投稿と同じで、なんともよくわからないのがゴールドとシルバー。USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)も、キーレベルの$69.65から反発して、次のキーレベルの$80.39を目指しているものの、チャートをズームアウトすると方向性がないです。
ゴールドは、$1819あたりまで跳ねても、先週US100で見たフラットパターン(直近高値を少し抜けるけれど逆走するパターン)の可能性があるので気を付けたいところです。
株式指数: 高値更新 vs キーレジスタンス
最近の記事で、SP500のキャッシュが買いあがった場合に高値更新がなければ、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩を形成している可能性に触れましたが、結果的に高値更新。でも、$4,794.79は、かなりのキーレベルで、レジスタンスとして機能すると想定しています。
こちらはSPXのチャート。キーレベルの最強ラインをヒットしている状況です。このライン、なんだかわかりますか?2021年の年足ピボットポイントR2(レジスタンス2)です。
なので、急落、下落、何があっても慌てないことです。
引き続きは、ナスダックキャッシュのUS100は、直近の記事でシェアしたフラットパターンのシナリオがまだ有効です。
先週の赤の1と2で示した第1波と第2波から一回り大きな第2波を形成している可能性が高いですが、いずれにせよ黄色のボックスのあるフィボナッチリトレースメントレベル88.6%が鍵になりそうです。
ダウキャッシュのレジスタンスは、$36,698.09。この価格ラインを超えても、上ひげローソク足になる可能性があるので、注意したいですね。
そしてダークホースだったGER40も16004あたりがキーレベルです。
今日のNY市場と明日で何かあるのか?
仮にグレーの2が効いてしまった場合は、次は第3波の強い下落の動きが想定されるシナリオがオンになります。年末年始に、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」にいるという嫌な相場であるということだけは忘れないようにしたいですね。また何かあればアップデートしますね。