火木金とキーレベルを上に抜けられなかったナスダックキャッシュ(US100)。GER40が節目で上ひげローソク足を出したのも印象的でした。先週にUS100のプライスアクションから見えた想定航路を進行中なのか?ハーモニックパターンなど今の様子をサクッとシェアします。
Awesomeなプライスアクション! Have you been ready for it?
Volatility may be with us and down trends in equities appear to have begun.
年足ピボットが意識されているプライスアクション展開中
ドル円:次は132.486円?ボリンジャーバンドを超えた強烈な円売り継続中
以前に投稿したドル円の月足チャートで、2010年の安値から上昇して、2020年までジグザグと下落した後に、2021年から上昇してきた経緯があることに触れました。また2016年からの安値、高値、押し安値からなるひと山を使ってフィボナッチエクスパンションでターゲットを出してみました。
すでに到達した126.230円あたりは、フィボナッチエクスパンションの1.272%のレベルで、もう少し上に128.243円の隠れレジスタンスがある環境でした。130円という節目を突破し、次のメジャーなターゲットは132.486円。
また、以前から見ていた日足と週足のボリンジャーバンドの2シグマの存在もある程度は意識しておきたい環境です。いつ弾けてプルバックをするかはわかりませんが、プルバックした場合は、128.243円-128.751円あたりで押し目を付けるかプライスアクションを見ていきます。先々週からの投稿もご参照ください。
EURUSDはバットから変形バットというバット三昧で節目
ユーロドルの週足に居座っていたブリッシュなバットパターンと日足のブリッシュなシャークパターンを掲載しておりましたが、気になっていたことがありましたよね。大きなトライアングルの赤の下限ラインと最強ラインの$1.09234での反発は弱かったというプライスアクションで従結果的に、$1.04726までズブッと刺してきましたね。
バットパターンは、直近の高値や安値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%を使うため、意識された節目付近で出現した場合にそこからエントリーしても、ストップの幅を狭くできるのが利点です。つまり、直近の高値や安値を更新しないで素直に反転することを想定するからです。
ですが、バットパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)を突き抜けることはよくあります。
特に今のEURUSDの場合、$1.04726の方まできっちり落ちてくれた方がわかりやすいということがチャートから読み取れますよね。なぜなら、この$1.04726は年足ピボットのS2(サポート2)。ここはサポートエリアであり、手じまいが入るからです。
そして、バットを突き抜けた時に意識したいのが、バットパターンで使う88.6%と関係のあるフィボナッチ1.128%の存在。1.128%を使うパターンには2つあります。これまでよく出てきたシャークパターンと、この画像のようなバットから変化して登場する変形バットになります。
変形バットの場合、足がえらく長いハーモニックパターンになり、落ちてきているボールを左足で受け取っているようなクールなパターンっすね。 笑
で、このバットのおいとこさんの変形バット。これが出てきたら、少しシナリオに入れておきたいことがあります。画像左下に、オレンジで囲った安値がありますが、この安値を少し割ったところに、変形バットのPRZ(潜在的反転ゾーン)があるのがミソです。
ここまでくると、この安値も割ってきているので下落継続か?という目線になりますが、この変形バットが意味するのは、短期的に急反発での上昇の可能性。安値を割ったように見せかけて切り返すプライスアクションを見せる鬼のパターンです。
その結果、当初描いていた赤のトライアングルがチャネル(フラッグ)になる可能性もありそうなので、もう少し様子見です。
EURUSDのデジャヴになったGBPUSD
4月10日に投稿していた買いのABCDパターンの一発目で軽く反発したもの、キーレベルの$1.30442を下に抜け、さらにEURUSDのデジャヴのようなプライスアクションを見せたポンドドル。
現在はフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%という深いエリアまでプルバックして初動の61.8%パターンが登場しています。
このパターンは、あまり知られていないのですが、エリオット波動と相性の良いパターンです。どういうことかというと、このパターンにできている左側の上昇が第1波、直近の下落が第2波ではないかということになります。
となると、第1波と第2波が完了したのであれば、次は第3波になるではないか?というシナリオを描けますよね。あるいは第1波をA、第2波をBとするABCパターンの可能性もありますが、いずれの場合も、このパターンが有効であれば、ポンドドルは上昇するということになります。
EURUSDに買いの変形バットが要るので、一旦米ドルの売りに傾くかもしれませんね。ただし、週足チャートのことですので、すぐに反転上昇となるかはわかりませんし、このまま下に抜ける可能性もあるので、週明けのプライスアクションを見ていきましょう。
クロス円:キーレベルとハーモニックパターン
クロス円はこれまでに掲載した記事にあるキーレベルがサポレジの役割を果たしていますが、ポンド円が面白い場所にいます。先週までの記事もご参照ください。
コモディティ:Goldはベアリッシュディープクラブ、Silverは$22.327再びdeガートレー
ベアリッシュなディープクラブのいるゴールドは、キーレベルの$1964.12を下抜け。
その一方、金曜日の終値で、シルバーには買いのガートレーがいます。現状では、シルバーが$24.910を上に抜けてこないと、なんともわからない状況です。ポンドやユーロの買いが示唆されているのと合わせると、ゴールドもシルバーも上昇するか?気にはなりますよね。
でお、上昇するのであれば、上昇トレンドになるというよりは、戻り高値を付けるための調整波の上昇というシナリオを引き続き優先しています。
株式指数:Awesomeなダウントレンド継続中!
US100、US500、US30:キーレベルがふたとなり、ダウンなトレンド展開中
先週の投稿からのシナリオはあまり変わらず、中期的にはダウントレンドを継続するシナリオを優先しています。短期的にはサポートエリアに近いので反発をしてくる可能性がありますが、戻り高値を付けたら売りに転ずるという目線をオン。
GER40が、日足チャートの最強ラインで上ひげローソク足となったのにも注目です。押し目買いではなく、戻り売りが優勢の相場環境ではないでしょうか?下落幅が大きくなりそうなので、短期足での買いの場合はリスク管理をしっかりとしていきましょう。
先週は、一旦円買いに傾きましたが、米株式指数の強烈なダウントレンドが継続すれば、ボラがさらに上がりそうです。ニュースで短期的に荒れることがあっても、キーレベルでは抑え込まれているので、これまでに投稿した記事にある重要な価格ラインはしっかりとチャートに引いておきましょう。
また何かあればアップデートしますね。