週明けにプライスアクションが出ましたね。レンジだったSP500やナスダックはターゲットに向かって上昇中です。クロス円はレンジですが、DXY(ドルインデックス)は結構なサポートラインが間近。フィボナッチや節目が明確なチャート達の今の様子をシェアします。
5-0パターンというハーモニックパターンに待たされた相場!
Price action at or near key levels in play: SP500’s 5-0 pattern!
ドル円:チャネル上限から下落、141.523円のターゲットに向かうか?
ドル円は、ここしばらくの投稿内容に変わりありません。キーレベルの141.523円をまだヒットしていない中、レンジになっていますので、上にシュートアップする可能性があります。3週間前に記載していた3つのシナリオはまだまだキープです。
EURUSD:5-0パターンからシャークへ、トレンドライン、チャネル、$1.0804
前回の投稿にあったシャークパターンから下落するも、反発しているユーロドル。次のメジャーなターゲットは、マンスリーピボットのある$1.0804あたりになります。$1.08307あたりまで跳ねても問題ないです。
この後は、チャネル内で、ジグザグした動きで終わるのか? すでに記載したフィボナッチエクステンションの2.618%がある$1.06946あたりがサポートになりますので、このレベルまで下落するかどうかに注目です。
DXY(ドルインデックス):空いた窓、年ピボットポイント、$102.973
DXYは、今年のピボットポイントがある$104.172がレジスタンス。その少し手前で開けた窓を閉じないままで下げていますが、最初のサポートエリアの候補は$102.973。次のサポートエリアは$102.756。
資源国通貨ペア:USDCHFの5-0パターン
前回記載していたUSDCHF、AUDUSD、NZDUSD、USDCADも引き続きレジサポが明確ですので、この後のプライスアクションを待ちます。AUDUSDは、長期の移動平均線がレジスタンスというきわどい場面ですね。
クロス円:ハーモニックパターンとレジスタンスでのプライスアクション
クロス円も、先々週から特に変更ないままで、EURJPYはキーレベルを超えられずいますね。クロス円のキーレベルをもう一度復習しておきます。
CHFJPYは154.249円、CADJPYは103.643円、GBPJPYは176.965円、EURJPYは151.019円、AUDJPYは93.940円。いずれのペアも売りのハーモニックパターンがいるので、FOMCかCPIなどのイベントで反応することが予測されますよね。
ゴールドは$1946.97がサポート、シルバーはピボットポイントの$22.806がサポート
ゴールドとシルバーのプライスアクションも、引き続き、直近の下げに対するカウンタートレンドとしての上昇という目線をキープ。先週の投稿もご参照ください。
米国債(T-Bond):キーレベルでのプライスアクション待ち!
米国債のプライスアクションは想定通りの航路を進んでいますね。
ZB1 (30年債)のほか2年債と10年債もずるずると下げる動きを見せています。
10年金利については、先週投稿した紫と緑のチャネルの上限からプルバックした後、3.55%を下に割ってこないままです。
3.55%あたりまで下げてきても問題ないです。
おなじみのT-Bond、いわゆる30年債の価格の方も、これまでのシナリオが有効です。
レジスタンスが明確なので、FOMCやCPIで跳ねて上昇してきても、その後のプライスアクションの方が大切です。先週の投稿もご参照ください。
DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:US500は5-0パターンが効いた格好!?
いよいよ、US500は、キーレベルの$4331.20、US100は$14873.67、US30は$35055.82が視野に入ってきましたね。特にUS500は$4331.20を突破していますが、焦らないことです。
以前投稿していたUS500の週足にいたハーモニックパターンですが、あの5-0パターンを覚えていますか?昨年11月に登場して、その後ずっと居座っていた週足のハーモニックパターンになります。このパターンが出た当時は、このまま下落だろうという悲観ムードがあったのですが、結果的に、今年前半を含む数か月をかけて上昇してきました。
結果的に、この5-0パターンが効いた格好になります。
なお、5-0パターンが示していたターゲットをヒットしたので、すでに週足のチャートからは消えておりますが、現在いる価格は、最高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%をちょっと超えたところ。直近の上昇の波を見ても、フィボナッチエクステンションの3.618%をヒットしているので、戻り高値を付ける動きの終盤戦というシナリオがオンになります。
今週は、CPIの発表やFOMCなどのイベントがあります。FEDの利上げのポーズへの期待などを含む我々が残したプライスアクションの足跡がチャートに出ているわけで、CPIやFOMCのニュースに反応して動くというよりは、すでにチャートがトレンド転換してもおかしくないと示唆している感ありです。
どちらに動くにせよ、材料出尽くし、利上げポーズは織り込み済みなどと言われるかと思いますが、今見ておくべきは大きな絵柄です。
また、VIX(恐怖指数)、VVIX(恐怖指数そのものの指数)はすでにダイバージェンスになっています。
VXX iPath S&P 500 VIXフューチャーズは、かなりずるずる下げていますね。ブルマーケット回しかというオプティミスティックな状況ですが、センチメントが壊されると、ドカーンとギャップアップで急反発してくる可能性あるので、要注意かもですね。
そして、忘れていけないのが、ここしばらく記載しているAI関連のETFとテク株の動きになります。欧州のDAX、UK100、GER40も大きな絵柄に変更はなく、ふたのあるレジスタンスをヒットしてくれるのであれば、それはそれでわかりやすいという絵柄です。