6月最後の金曜日ですが、ZB1(T-Bond)動きましたね。ダウがブリッシュな5-0パターンで上昇してきたほか、GER40(GER30)もレジスタンスを再トライしています。はたまたチャートはにぎやかなのですが、何かしっくりこない環境でもあります。今の様子をシェアします。
レジスタンスとサポートをリスペクトした律儀な米国債(ZB1)とGold
I said a strange down move to a surprising up move. Yes, it was.
ドル円：141.523円のターゲットの次は、146.603円！？
ドル円は、キーレベルの141.523円を上に抜けた後、想定通り、次のキーレベルの146.60円あたりまで上昇を試みている様子。
このレベルは、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%があるエリアですが、この後、手前の146.08円あたりで一旦引っかかってプルバックする可能性もあり。なぜなら、このレベルは、MT4でデフォルト設定になっているフィボナッチリトレースメントの76.4%があるため、多くのトレーダーが一定の節目として見ているからです。
考えられるのは、フィボナッチリトレースメントの76.4%で、一旦売りや手じまいが入った後、少し下げて、フィボナッチリトレースメントの78.6%を目指すというお決まりの航路。そして、これらのレジスタンスを突破すると、次は、149.110円あたり。ここは、フィボナッチリトレースメントの88.6%、直近高値の「最後の砦」となります。
こちらは、先週投稿した画像の現在の様子。
フィボナッチリトレースメントの78.6%がターゲットになるのですが、ガートレーとなるかどうかはわかりません。すでにB地点は、成立条件の1つであるフィボナッチリトレースメント61.8%を上抜けているので、いわゆるフィボナッチの黄金比率が揃ったきれいなパターンにはなりにくいです。
そのため、今の時点で考えられるのは、緑のバットパターンか、、ブルーで描画したA-ネンスターパターンになります。6月末現在、センチメントはまだ円売りですので、週明けの動きが気になりますね。先週の投稿もご参照ください。
EURUSD：トレンドラインへのリターンムーブ完了か、それとも上抜けか？
5月上旬にうろうろしていたトレンドラインにリターンムーブを繰り返していたのですが、リターンムーブが完了した可能性と、$1.12796まで、シュートアップする可能性の両方のシナリオが描けます。前回の投稿はまだ有効ですのでご参照ください。
DXY(ドルインデックス)：３つの空いた窓を埋められないままっす！
DXYも、引き続き前回の内容が有効です。下げているのですが、窓が3つ空いたままの状態です。前回の投稿もご参照ください。
GBPUSD：キーレベルは$1.29207
ポンドドルも、前回と同じです。日足と週足にいたベアリッシュなブラックスワンが消えてい入るのですが、$1.29207がキーレベルですので、ユーロドルと同時に、ここまで上昇してきても問題ないです。前回の投稿もご参照ください。
資源国通貨ペア：USDCHFのガートレーパターンのPRZが効いたまま！
USDCHF、AUDUSD、NZDUSD、USDCADは、レジサポが明確ですので、今週もプライスアクションを待ちます。
USDCHFは、買いのガートレーパターンが出ていた興味深い場面でしたが、このガートレーパターンでつけた安値を更新することなく踏ん張っています。キーレベルは、$0.88421。これを7月に入っても、死守できるか見ていきます。
クロス円：ハーモニックパターンが集結、でも次のターゲットを狙う！？
クロス円も、売りのハーモニックパターンがいたままで、ここしばらくの投稿に特に変更はないです。
とりわけ、AUDJPYがまだレジスタンスをヒットしていないことが気になります。おそらく他のクロス円と一緒にもう少し上昇してくる可能性があるので、様子で見ですね。
クロス円のキーレベル：CHFJPYは154.249円、CADJPYは103.643円、GBPJPYは176.965円、EURJPYは151.019円、AUDJPYは93.940円。
ゴールドは、過去のキーレベル$1892.25が効く！シルバーは$22.806をどうしたいのか？
ゴールドのプライスアクションは見事です。笑
27日の「テクニカル分析の基本：過去のピボットポイントが機能しているチャート達」で見た昨年の年ピボットとR1のミドル値がある$1892.25できっちり反転してくれています。
なお、買いのブラックスワンの存在もしかりで、このまま上昇してもおかしくないですが、このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は$1875.26にあるので、一旦反発しても、$1892.25を再び下に抜けてくる可能性もあり。前回の投稿もご参照ください。
キーレベルの$22.806に戻ってきたシルバーは、$23.184を上に抜けてこない限り、下落のシナリオをキープです。
米国債(ZB1)：主役！レジスタンスが効いているプライスアクション！
今日の記事の主役は、ZB1。
こちらは、今日の様子。明確なのは、赤い矢印で示していた高値、そして、今月のマンスリーピボットがあるオレンジの矢印のエリアがレジスタンスとして機能していることです。
現在反発していますが、$127.12を上に抜けてこなければ、下げ継続のシナリオになります。
なお、前回記載したレジスタンス突破のシナリオも一応キープしておきます。レジスタンスを突破する場合は、黄色のボックスで示したチャネルの上限とフィボナッチリトレースメントの88.6%が重なる$131の辺りがターゲットになります。
ちなみに、紫で描画したのは、今のプライスアクションが徐々に収縮するトライアングルになる可能性。
現在の場所からワンモアアップしてCのエリアまで到達した後、3つのジグザグした波でDまで下げ、少し吹き上げた場所、おそらく$127あたりで戻り高値をつけて、下に抜けるというシナリオになります。
前回の投稿もご参照ください。
DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100：フィボナッチ78.6%間近！
US100、US500、US30それぞれ、反発上昇していますが、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%が迫ってきています。
US100は日足と週足のボリンジャーバンド2シグマも間近。ですが、ターゲットまでは上昇してもおかしくないので、上がってもらった方がわかりやすいですよね。
ダウのDJIの方は、投稿していたサイファーパターンで上昇していますが、長期のトレンドラインに引っかかっている状況。ダウキャッシュのUS30の方は、出ていた買いの5-0パターンから反発していますね。
GER40(GER30)は、ふただった16144.56に戻ってきてうろうろしていますね。直近高値付近に窓が開いているので、ワンモアアップもあり？の環境です。
VIX(恐怖指数)、VVIX(恐怖指数そのものの指数)、VXX iPath S&P 500 VIXフューチャーズも、リスクオンなのか、続落です。ただし、VXX iPath S&P 500 VIXフューチャーズのキーレベルは、$23.99。現在、$24.79なので、ここまで落ちてきた時のプライスアクションに注目です。
2023年の前半を終えますが、米株式指数はフィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクステンションのキーレベルにいますので、週明けどうなるか、ある意味楽しみですよね。
米国債は、レジスタンスが機能すれば、さらに売りに傾くので、金利は上昇となります。ボラティリティアップにつながる可能性大です。
そして、7月3日は満月。この日までは上昇してもおかしくはなさそうです。前回記載したように、ベアトレンドの中のカウンタートレンドでの上昇というシナリオには変わりないですが、方向転換するにはまだまだ時間がかかるのかもしれませんね。
また何かあれば、アップデートしますね。