勢いのある動きが出そうで出ないチャート達ですが、ドル円はキーレベルでサポートされ、ドルインデックスはキーレベルがレジスタンスになっている環境です。US30などの株式指数も、今面白い場面にいますね。今の様子をシェアします。
長期移動平均線がふたになり、ワン・ツー/ワン・ツー?
US500, US100, US30, GER40: Potential down moves after one more up?
フィボナッチレベル、キーレベル、テクニカルツール in play
ドル円:フィボナッチエクステンション3.618%からの動き
居座っていたブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)と重なっていたフィボナッチエクステンション3.618%の139.240円からプルバックしていたのがこれまでの動き。
こちらは、4時間足のチャート。先週、ブリッシュなバタフライパターンで少し反応した後、わかりやすい年ピボットポイントR3がいる132.486円までプルバックして、ヒットしていなかった7月のマンスリーピボットまで降りてきましたね。
その後、132.486円のキーレベルを上に抜けて、押し目を付けてから上昇というのが直近の動き。
先週、トレンド転換と調整波の動きというシナリオを2つ描いてましたが、トレンド転換を示唆する初動の動きなら、水色の1,2,3波というシナリオも考えられます。そして、気になるのが画像に描画した水色のライン。エリオット波動のガイドラインでは、第4波は第1波とかぶさらないとあるので、この水色のラインを超えなければ、現在、第4波にいる可能性が見えてきますね。
一方、水色の2から3までの間で少しだけ反発した場所があります。これを第4波とすることも間違いではなさそうですが、この場合だと茶色のABCの調整波という見方もできます。
いずれにしても直近は水色のラインを少し意識しておいて、この価格帯を上に抜けるかを見ていきます。上に抜けなければ、フィボナッチエクステンション3.618%の1つ手前の2.618%がある129円前半あたりまで、さらに深いプルバックをする可能性があることもシナリオに入れておきます。
そういえば、このラインぎわの絵柄は、確か少し前にユーロドルでもありましたね。キーレベルを上に抜けられずに、下落したのを覚えていますか?
EURUSDとDXY(ドルインデックス):ユーロドルはサポートに注目、DXYは窓埋め?
ここしばらく、日足のチャートを見てもレンジ傾向にありますが、キーレベルは$1.01163と$1.00171。ワンモアダウンを展開する可能性があるので、週明けのプライスアクションを見ていきます。
なお、すでに記載したように、$1.00171は2021年1月の高値と2021年3月の安値を使ったフィボナッチエクステンションの3.618%のレベル。ドル円と同じく、フィボナッチエクステンションで見た場合の「ザ・伸び切りゾーン」にいるのがわかります。
一方、ドルインデックスは、7月のマンスリーピボットをヒットしないままに8月に突入。金曜日のプライスアクションは、8月のマンスリーピボットのある$106.435と、年ピボットポイントR3のある$106.419の間をうろうろしている感じです。
ただし、以前投稿したように、空いた窓が上の方にありますので、ワンモアアップで上昇する可能性もあることに留意したいですね。
GBPUSD:月足のローソク足もしかり、キーレベルもしかり
ディープクラブパターンと3ドライブパターンからなるダブルハーモニックの環境にあったポンドドルは、想定通り、上昇してから、キーレベルがレジスタンスとなり、下落。引き続き、$1.19560がサポートになるか、ワンモアダウンとなるかに注目です。
コモディティ:SILVERはクラブパターンで進行中
シルバーは先週投稿したクラブパターンで進行中です。ゴールドもキーレベルの$1820.38を再びトライするかに注目です。
株式指数: ギャップフィリング(窓埋め)と「高値ちょい越え」
ブリッシュなブラックスワンで上昇をはじめたナスダックキャッシュ(US100)に続くようにダウキャッシュ(US30)とSP500キャッシュ(US500)も反発。
こちらは、US100のフューチャーズ。キャッシュと同じでバタフライですが、キーレベルとフィボナッチレベルまであと一歩のところ。なお、US100キャッシュでは、$13475.02がキーレベルとなり、その少し上にフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%が控えています。
ダウが少しで遅れているようですが、他の2つに追いつけ!という感じで、週明けもすこし上昇すると想定します。ダウキャッシュのキーレベルは、$32998.15。
ここまでくると長期移動平均線も上からかぶさってくるので、かなりのレジスタンスになると想定しています。
今週も短いですが、レジスタンスを間近にして新しい週を迎えます。米株式指数の場合は、今いる場所が、ワン・ツー/ワン・ツーなのか、それとも最高値への戻りを付ける調整波なのかが焦点になるかと思います。仮にワン・ツー/ワン・ツーだと、今月、「Great Set up?(グレートセットアップ)」となる可能性もありますので、週明けのプライスアクションが楽しみですね。
また何かあればアップデートしますね。