キーレベルとハーモニックパターンでプライスアクションを展開している米株式指数のほか、ハーモニックパターンが出ているゴールドとシルバー、クロス円などチャートがすごく面白くなっています。今の様子をサクッとシェアします。
テクニカル集結:サポレジ、フィボナッチ、ボリバン、ハーモニックパターン
Technical Analysis in play regardless of news
ドル円:シャークパターンからプルバック、そして上昇!
ドル円の現在の様子は、円買いになりづらいこと。先週の金曜日に出ていた売りのシャークパターンが示唆していた半値戻しの134.800円あたりを少し下に突き抜けた後、上昇しています。
先週の画像では、ウェッジもどきのような上昇の仕方をしていることをシェアしましたが、今週の動きでレジスタンスになっているのは週足と日足のボリバン2シグマ。
ドル円で考えられるのは、141.523円のターゲットを狙ってくることかもしれません。ここまでくれば、直近高値へのほぼ61.8%戻したことになり、次のプライスアクションが想定できます。週明け、プルバックした後、押し目をつけるかに注目です。先週の投稿もご参照ください。
EURUSD:あのトレンドラインを下に抜けて、リターンムーブ中?
ここしばらくの投稿で見ていた月足のトライアングルの下限ラインが鍵のようですね。4月14日からこのトレンドラインの上にいたのですが、下にブレイクしてきたというのが背景となります。
引き続き大きな絵柄は先週と同じで、レジスタンスの$1.10981、このトレンドライン、$1.07317あたりが重要な節目となりそうです。トレンドラインにリターンムーブをする前に、ワンモアダウンもありそうな様相なので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。先週の投稿もご参照ください。
DXY(ドルインデックス):やっぱり窓埋め狙いなのか?
DXYは現在4時間足で長期の移動平均線で止められています。気になるのは週足の20MAが日足の20MAの上にいるので、一旦深くプルバックしてもおかしくない絵柄ですが、月足の20MAには支えられているという状況。
上昇してくる場合は、今年のピボットポイントがある$104.172の価格ラインが次のメジャーなレジスタンスになります。ここを突破することになると、$105.555までは上昇して、おそらく以前から指摘している$107.668まで吹き上げるというシナリオになります。
DXYはターゲットをヒットした後のプライスアクションが大切です。ドル円が141円あたりをヒットするのと同期すれば、プライスアクションが明確になりそうです。なお、下の方にあるキーレベルのは$98.903です。
USDCADとUSDCHFのサポート、AUDUSDはレンジ
USDCHF、USDCAD、AUDUSDも先週と同じであまり変わりがないです。先週の投稿に記載したキーレベルでのプライスアクションが鍵です。
GBPUSDはシャークパターンで上昇も再び下落、EURGBPの3ドライブパターンは健在
GBPUSDは、買いのシャークパターンが出ていたので反発したのですが、下げてきて反発という荒い値動きになっていますね。EURGBPは、先週の買いの3ドライブパターンが有効です。PRZ(潜在的反転ゾーン)は下の方なので、下げてくる可能性も考慮です。先週の投稿も参照ください。
クロス円:クリアなサポレジとハーモニックパターン
クロス円は、先週の内容が有効です。ユーロ円のレジスタンスなどテクニカル分析で見えるサポレジはまだ有効です。先週の投稿もご参照ください。
ゴールドはバタフライパターンで$2057.73を超えてくるか?
ゴールドにはバタフライパターンがいるのですが、キーレベルの$2057.73を超えてこなければ、黄土色で描画したABCのコースを辿る可能性がありそうです。
先々週出ていたブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は$2092.80なので、週明けのプライスアクションに注目です。
シルバーは、$24.60あたりまで上昇してくる波の形がジグザグになるかプライスアクションを見ていきます。
米国債のZN1とZB1:78.6%をヒットしてこないのか?サポートブレイク!
ここしばらくレンジだったZB1 (30年債)は、サポートをブレイクしてきましたね。
このチャートで重要だった右下がりの緑の長期トレンドライン。このラインを下にブレイクすると話が変わってくると書いたのですが、なんだかその様相ですね。
ブレイクしたサポートがレジスタンスになる(ロールリバーサルする)と、国債は売り継続で、金利は上昇するはめに。。。先週の投稿も併せてご参照ください。
DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:ベアマーケットのラリーはどこまで!?
米国の株式指数は、上昇してきているのですが、フィボナッチで見えるキーレベルや空いた窓など、テクニカル分析の基本が効いている環境です。
ナスダックキャッシュは、先週も書いた黄色いボックスと$13763というキーレベルのあるエリアを狙ってきて、上に抜けていますが、このプライスアクションで最高値に対するフィボナッチリトレースメントの50%と週足のボリバン2シグマのヒット達成となっています。
US500(SPXのキャッシュ)も、週足で出たブリッシュな5-0パターンに昨年10月につかまって以来、ジグザグと上昇してきているという背景には変わりないのですが、今週のプライスアクションで、空いた窓のある$4224あたりまであと一歩です。
黄色のボックスに0.114という数値が見えると思いますが、これは直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの88.6%になります。
このレベルをヒットすると窓も埋めることになるので、ニュースに関わらず、何らかのプライスアクションが出そうですよね。なお、ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、次のターゲットの$4331と重なっているので、ここまで跳ねてくる可能性があるかどうかですね。
US30(ダウ)は見ると、US100のナスダックキャッシュとはかなり異なったチャートパターンになったままで、日足20MAと週足20MAに挟まっている状態です。ダウは上昇してこないのか?週明けもこのままだと、指数間のダイバージェンスが顕著になりますね。
GER40、DAX、UK100は高値への戻りをつけるか?
DAX株価指数も、大きな絵柄に変更はないです。フィボナッチエクステンションの5%と年ピボットポイントR1をヒットしてブラックスワンというかなり強烈な絵柄になっています。
UK100は、キーレベルの7874を少し上に抜けてきていますが、せめて半値戻しの7811あたり前上昇してくれればわかりやすいです。
APPLのターゲットは$177.06、MSFTはフィボナッチエクステンション5%
メジャーなテク株で、ここしばらくアップしていたAMZN(アマゾン)は、年ピボットポイントを上に抜けていますね。ただし、Applのターゲットはほんのちょっと上の$177.06になりそうです。
MSFT(マイクロソフト)はフィボナッチエクステンションの5%をヒットして止まっているほか、フィボナッチエクステンションの5%を超えてしまったGOOGLは上ひげの長い陰線が出て週を終えています。
テク株がプルバックを始めるか?先週までの投稿の内容は有効ですので、ご参照ください。
今週のプライスアクションから見えてくるのは、米ドルが上昇している、国債が売られている、米株式指数の上昇が止まらないというぱっと見わかりづらい環境ですが、米株式指数には狙っているターゲットをヒットしていただいた方がわかりやすいです。
そして、20日に新月を迎え、新しいサイクルが始まりますのでこれに同期するか?
メジャーなテク株と銀行関連の株の動き次第では、そろそろボラティリティが出そうですね。フィボナッチレベルとサポレジが明確なので、週明けのプライスアクションに注目です。
また何かあればアップしますね。