USDCADは、週足の大きな売りの5-0パターンから、アップダウンを繰り返し、ボックス圏を作って下にブレイクしました。これはフラクタル?今度は小さな5.0パターンが成立するでしょうか?鬼のキーレベル2に到達したUSDCADを見てみます。USDCAD broke out the box which was formed after a weekly 5.0 pattern has offered a strong resistance. This weekly 5.0 is still in play but the price may now bounce to form a small 5-0 pattern.
USDCADをよく訪れる5-0パターン
USDCAD’s big and small 5-0 patterns
(注目:この記事は2018年1月6日に投稿していたものです)
USDCADにある明確なサポレジエリア
USDの買い目線、原油の売りディープクラブを考慮し、CADが売られると想定した場合のシナリオです。
チャートを見ていると「これどこかで見たことのあるパターンだな」とか、同じ通貨ペアでも違う時間足で、似たような構造(フラクタル)をみせることがあります。USDCADはフラクタルで小さな5.0パターンを演出してくれるでしょうか
黄色いボックスの値幅の分ほど、テキスト通りに下落したUSDCADA。オレンジのようにフィボナッチプロジェクションは2.0%のあたりに到達し、ここには年ピボットのS1がいます。
フィボナッチプロジェクションの2.24%までは届いてませんが、年ピボットのS1がかなり有効そうです。ここからの反転が本物であれば、抜けたボックスまでプルバック(リターンムーブ)を入れる可能性があるかもしれません。
日足のボリンジャーバンドの2シグマははみ出している状態で、20MAからも乖離。12月19日からの下落の波は細かく見るとフィボナッチエクステンションの5.0の数値を突き抜けています。
9月8日から12月19日まで安値とと高値を使ったフィボナッチリトレースメントでは、フィボナッチの主要な数値である61.8%をヒットしています。5-0パターンが50%戻しのレベルで成立すればパーフェクトなパターンですが、38.2%など手前で折り返す可能性もあるかもしれません。
あるいは、5-0パターンまで戻さず、9月8の安値までこのまま下落する可能性あります。月曜以降、1時間足等で安値切り上げの逆ヘッドアンドショルダーズパターンが成立するなど、ローソク足の動きを見て判断していきたいと思います。
USDCADが上がると、気を付けたいのが逆相関にあるといわれているAUDUSDです。CADJPYの売りバタフライ、WTIの売りディープクラブなど、資源国通貨が弱くなる根拠は少しずつチャートに現れている気もします。
USDCADを使ったチャート上の節目の見つけ方についての過去記事もご参考ください。
「テクニカル分析:フィボナッチ、サポレジ、MAなどが重なるコンフルエンス(節目)の見つけ方 – Confluence」
USDCAD broke out a box, reaching to yearly pivot S1. The current level is a 61.8% retracement of the low on 8 September and the high on 19 December. Fibonacci projection is about 2, as shown in an orange 5.0 pattern.