今週、後半は下落傾向にあった株式指数ですが、ちょっとよく見ると、まだ空いている窓があって、ワンモアアップが来るんじゃないかという感ありのチャートになっています。今の様子をサクッとシェアします。
フラグ(チャネル)にいるんですが、ワンモアアップ?
Channel (flag), important fibonacci levels are in play.
ドル円:153.930円-154.805円、あるいは、157.380円から158.460円
ドル円は、前回シェアしていた移動平均線、濃紺のチャネルなど、テクニカルツールから見えるキーレベルがまだ有効です。
日足と週足に居座っていたガートレーですが、現在は、週足だけに表示されています。また、155.135円は、別の小さい波から見えるフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」ですので、ここから、軽くプルバックしてくれても問題ないです。
日足にいたガートレーは効かなかったのか?という感じにもなりますが、ハーモニックパターンは、消えてから威力を発することがあります。つまり、現在は警告を出してくれているという感じです。ガートレーだと、フィボナッチリトレースメントの78.6%(21.4%)が重要レベルになりますが、次のフィボナッチリトレースメントの88.6%まで上昇して、バットパターンを形成してくれても大丈夫です。つまり、78.6%から88.6%の価格帯では、まだ円売り、いや円買いといった感じで、上下する可能性もありそうですよね。いずれにしても、問題は、その後です。
EURUSD, GBPUSD, EURGBP:ABCDパターンとバタフライ
EURUSDとEURGBPは、依然として同じです。週足や月足といった長期足にベアリッシュなABCDパターンとバタフライが居座ったままですので、シナリオも同じになります。
EURGBPの場合、到達した価格レベルには年足ピボットポイントR3がいますので、プルバックがあっても、おかしくないですよね。
ユーロドルは、$1.13880あたりを割ってくると、$1.10080あたりまでプルバックするシナリオもオン。一旦上にはねるのであれば、$1.12000あたりは結構なキーゾーンになりそうです。GBPUSDも同じく、$1.33633辺りまで跳ねてくるか?
USDCAD、USDCHF、AUDUSD:長期足のハーモニックパターン
USDCADは、ブリッシュなホワイトスワンから反転した後、ベアリッシュなバタフライパターンにつかまったまま。このパターンが示唆するPRZ(潜在的反転ゾーン)の上限は、$1.42705。ここまで上昇してくるのか?
USDCHFも同じく、月足にいるブリッシュなガートレーパターンにつかまっていますが、この中で、短期的にはベアリッシュなABCDパターンで軽くプルバック中。AUDUSDは、引き続き、$0.65690あたりが、キーレベルになっているようです。
クロス円:CHFJPY、GBPJPY、EURJPY、CADJPY
クロス円も、あまり変わらないです。カナダドル円には、ベアリッシュなブラックスワンがいますが、PRZはもう少し上。ポンド円は、出ていたブリッシュなガートレーで上昇。スイスフラン円も同じく上昇。いずれにしても、短期的には買いを示唆するハーモニックパターンが出た後、上昇してきていますよね。
ですが、短期的な動きの後に注目したいです。ユーロ円の場合、3か月や6か月チャートでベアリッシュなバタフライパターンが居座っている状況です。
ゴールド、シルバー:ガス抜きから、ブリッシュなハーモニックパターン
ゴールドは、以前の記事でシェアしたように、強烈にプルバックしていて、Reloading(リロード)の可能性もあるかなということでした。
現在、シルバーと同じく、ワン・ツー・スリーと調整波のような動きをして、バタフライパターンが出ています。
このまま、上昇するというよりも、ワンモアダウンして安値を付けてから、逆走してくれるか?というシナリオになります。$4,550あたりがターゲットになりそうなんですが、その一方で、高値更新がなく、戻り高値を付けるだけの動きになるかもしれないかなという感じもしてます。シルバーも同じ。$49.43あたりまで落ちてくれても問題ないです。
ZBのターゲット、US02Yは3.313%か3.7%あたり
T-bond(米長期国債先物)のZBと米2年金利についても、大きな絵柄は、特に変わりないです。
キーレベルの辺りでうろうろしていて、どちらにも転びそうな絵柄です。2年金利のチャートだと、すでにシェアしていたサイファーパターンを形成する可能性がありますが、ZBの場合、トレンドラインの下限まで落ちてくる可能性もあり。しばらく、うろうろされる可能性がありますが、売り込まれた後のプライスアクションに注目です。
株式指数達:どっちやねん?
US30、US100、US500、JPN225、UK100、GER30ともに、フィボナッチがはじき出したレベルで、ドーンと下げたり、反発したりというような動きを継続ですわ。
US30は、$48,243.83-$48,464.74が、フィボナッチから見える結構なレジスタンスエリア。今のところ、ガチで止められています。
一旦はギャップダウンしているのですが、この窓を埋めに来るか?途中の$47,665.70も結構なレジスタンスレベルです。
下側のピンクのボックスは、別のフィボナッチのキーレベル。ここまでギャップダウンというドラマチックなことにはならないと思います。週明け、短期的には、上昇を試みるというシナリオの方をオンにしています。
ただし、いよいよ手詰まりとなっている感あり。いずれ、長期のブラックスワンが示す方向に収束される可能性もあるので、気を付けたいですね。
前回と同じく、キーレベルをシェアします。US30(DJIのキャッシュ):$487,334あたりから$47,849あたり。高値を更新するのであれば、キーレベルは、$48,308あたり。
US500:$6,800から$6,820。$6,889を試すか?US100:$24,952あたりから$25,403あたり。ただし、$25,890-$25,975あたりまで上昇してきてもおかしくないです。
UK100:はじき出していたキーレジスタンスの9,542あたり、9,580あたりを突破して、上昇していたのですが、ふたを開ければ、結構なレベルだった9,808も、下に突き抜けて続落。このレベルまで、上昇してきても問題ないです。戻り高値となるかに注目です。
SX5E (Euro Stoxx 50):DJIと似たような絵柄。5,539あたりに年足ピボットが走っています。現在、3ドライブパターンに止められています。5,845を目指してくるか?
JPN225:金曜日に止められている50,630円は、節目。52,234円あたりまで噴き上げてきた場合、その後のプライスアクションに注目です。
BTC1(ビットコインフューチャーズ)
ビットコインのフューチャーズは、想定通り、$100,000割れとなりましたね。$91,505まで落ちても大丈夫です。さらに深いプルバックの場合、$85,535もターゲット。
さて、今週も、やっぱり、これまでの流れと似たような感じで、下がっても買いあがってくるという荒いプライスアクションになっています。一部では、テック株とその他の銘柄など、ポートフォリオのローテーションということが言われていますよね。
それでも、前回と同じく、「高値圏にいる株式指数 vs VIXやVVIXのボラティリティ」という、不気味な状況が続いているのには変わりなさそうです。来週、ワンモアアップで高値更新をトライしてくるか?あるいは、高値更新失敗で、ドン下げに転じるのか?
ここしばらくと同じで、「ふた」間際でのプライスアクションになっているので、はじけるリスクも上昇しているような感あり。また何かあればアップデートしますね。