またまた、わぉ!と言いたくなってしまうほどプライスアクションが見事なマーケット達。EURUSD、ドル円、ゴールドなど、先週以前から記載していたサポレジが機能している鬼相場ですね。ダークホースのGER30は見逃せないようです。引き続き学びの多いプライスアクション満載の相場とハーモニックパターンをサクッとシェアします。
相当な節目が相当意識されている相場。相当待たされますね
Support & resistance, fibonacci etc. : Basic technical analysis works in volatile markets.
キーレベルをまた下抜け、また上抜け:切らされやすい相場継続中
EURUSDはヘッドアンドショルダーズパターン vs 最強ライン vs ブラックスワン
ユーロドルは、NFP前のベアリッシュなシャークパターンから、キーレベルの$1.17227まで律儀に下げて、攻防中ですが、なかなか買いあがってこないですね。
サポートで一旦手仕舞いし、サポートでは売らないというテクニカル分析の基本が機能していた相場のようでしたが、このラインを下抜け後、再度テストするために、リターンムーブをしています。
現在は、ブリッシュなブラックスワンがいます。居座るヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインまで反発がある可能性もあるのですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し下。
キーレベル間際にいるので、買っては切らされ、売っては切らされという行ったり来たり相場が続くのか?注目ですね。先週の記事もご参照ください。
USDJPYのホワイトスワンからのドカーンなプライスアクション
ドル円は先週記載したホワイトスワンから、下げてきて、109.110円あたりでダブルボトムになりましたね。その後は、キーレベルの109.904円を一気に上抜け。
そして、ドル円の場合は、先週「ホワイトスワンからディープクラブパターンへ」というシナリオを探索してみました。週明けに少しプルバックしても、今わかっているのは、キーレベルの109.904円を上抜けたというプライスアクション。プルバックがあっても、ここまで落ちずに押し目を付けて、再びディープクラブパターン形成まで上昇か?というシナリオが描けます。先週の記事をご参照ください。
その他、ドルスイス(USDCHF)は、$0.91794を上抜けてプルバック中。
USDCADはキーレベルの$1.27172を上抜けたのですが、押し戻されています。が、下から上がってくる移動平均線がサポートになると、再び上昇する可能性があるので、週明けのプライスアクションを見ていきましょう。
居座る豪ドル円の5-0パターン、クロス円はキーレベルが相当意識されている相場
ベアリッシュな5-0パターンが居座っている豪ドル円と、120.135円というキーレベルから急降下して反発したスイスフラン円。
スイスフラン円には、117.270円というキーレベルがありますが、その手前で出たガートレーが価格を押し上げました。とはいえ、120.135円のレジスタンスも目前に迫っているので、週明けのプライスアクションを見ていきましょう。
先々週などの投稿で見たように、クロス円のキーレベルは明確で、行ったり来たりしています。
例えば、カナダドル円のキーレベルは、85.864円。ユーロ円は130.799円。ポンド円もキーレベルの間にいます。値動きの荒いポンド円は152.300円あたりが次のレジスタンス。
USOIL(WTI原油のキャッシュ)とGOLDのふた
USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)は、ふたになってほしかった$69.65がキーレベル。このまま上昇すると次のキーレベルは$80.39。
なお、同じコモディティでも、ゴールドは先週以降、キーレベルの$1807.07から遠ざかるプライスアクションを見せています。4時間足、日足、週足のチャートを見ても、特に買いのハーモニックパターンが登場していないという、かえって不気味なチャートです。またゴールドはずいぶん前に投稿していますが、月足にベアリッシュな変形バットさんが居座る相場ですので、当面のトレンドは下向きという目線もまだ維持しています。
シルバーも$22.602を下抜けて、ダブルボトムのようになっていますが、このラインを上に抜けてくるか、もう少し様子見ですね。
株式指数:US500の$4,528.69、US30の$34,590.74、GER40の15,725.23
高値を更新する勢いがなかったUS500(SP500のキャッシュ)やUS30 (ダウのキャッシュ)でしたが、今週は反発。週明けに見逃したくなかったUS30は、先週の1時間足に出ていたブリッシュなシャークパターンが効いた格好で上昇し、キーレベルの$34590.74に押し目を付けたような値動きになり今週を終えています。
US30が上昇を試みた場合、$35000から$35220あたりは結構なレジスタンスとなりそうです。SP500のキャッシュのUS500は、レジスタンスの$4475から$4480がふたになるか注目です。
こちらはUS100(ナスダックのキャッシュ)。9月20日にブリッシュなホワイトスワンが出てきてしまい、これはもしや反発か?と思っていたら、キーレベルの$14955.69に押し目を付けて反発。
US100のブリッシュなハーモニックパターンから、US30やUS500も反発するかなという目線ではありましたが、US100のレジスタンスは$15406あたり。
また、とりわけ今週の動きで目についたのは、ダークホースのGER40(注:トレーディングビューではGER30ですが、私が使っているMT4ではGER40になっています)のプライスアクション。先々週のベアリッシュな5-0パターンにつかまった後、下げたのですが、再び上昇し、最強ラインの15725.23を律儀に上抜けるというプライスアクションを見せました。
が、4時間足のチャートでは、上ひげの付いたローソク足が出て、スパイクを付けています。このキーレベルの上抜け失敗というプライスアクションから、上ではなく、下に行きたがっているという可能性の方に優位性がありそうです。
その他、引き続き、トレーディングビューでKBE(スパイダーS&PバンクETF)、VIX、DJI、DAXなどを合わせて見ておくといいですね。
先週のお題にあった「Don’t look back in Anger」に今週はAGAIN(再び)を付け足そうと思います。笑
英国のバンドOasisの有名な曲ですが、何が言いたかったのかというと、株式指数で押し目買いの目線でいても、落ちてきた値動きで損切となる。でも、怒りながら起こったことを振り返るなってことになります。週明けは、今週の買いが切らされる可能性も無きにしも非ずの鬼相場になる可能性もありそうです。
また、少し頭の片隅に置いておきたいのは、米国株式指数の上昇が、「ブルトラップ」の可能性もあるというシナリオ。買うリスクが大きくなる「リスクリワードの逆転」に加え、「え?トレンドって、もうとっくに転換してたのかよ?」となっている可能性があるので、リスク管理を徹底しておいて損はなさそうです。また、何かあればアップデートします。