今週は、ナスダックキャッシュ(US100)や日経225キャッシュなど、わかりやすいプライスアクションを展開してくれました。日足のチャートに買いのハーモニックパターンがいたUS100や月曜日に上げてきたドル円は、結果的にキーレベルから跳ね返されています。週明けからプライスアクション満載となりそうです。今の様子をサクッとシェアします。
上ひげの長いローソク足、キーレベル、テクニカル分析の基本
Harmonic patterns + Fibonacci vs Japanese Yen
テクニカル分析 vs ニュース
ドル円の123.999円。
月曜日にドカーンと上げてきたドル円ですが、火曜日にまたがって展開した123.999円でのプライスアクションから、学ぶことが多かったと思います。月曜日にこのラインを上抜けして、火曜日に再トライし、失速していますよね。
「やっぱり戻ってきたじゃないかよ」
この123.999円は今年の年足ピボットポイントR2(レジスタンス2)の場所。また、先週記載していた、先々週の木曜日につけた122.402円と金曜日につけた122.429円。今この辺りに戻ってきていますね。長いスパンで見た昔の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルは、忘れた頃に威力を発揮します。
週明けは、この123.999円を再度トライするシナリオをオンです。比較的わかりやすい動きをしているかもしれません。ドン下げがあっても、ブリッシュな5-0パターンという想定航路もまだシナリオにあります。先週の投稿もご参照ください。
ユーロドル&ドルインデックス:EURUSDは$1.09234、バットパターン
ユーロドルのキーポイントは、大きなトライアングルの下限ラインと最強ラインの$1.09234。登場していた買いのブラックスワンが効いてから反発しています。
週足チャートまでズームアウトすると見えてくるのがブリッシュなバットパターン。バットパターンは直近安値、あるいは高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%ぎりぎりまで押し安値、あるいは戻り高値を付けるパターンです。それにしても、すげぇ足の長いバットパターンですね。笑
ハーモニックパターンがなくても、この$1.09234間際で、売りポジションで入る、あるいは売りポジションを追加することができないというのがわかるかと思います。なぜなら、サポートでは売らないが基本だからです。
こちらは日足のチャート。移動平均線が下向きという環境で、ABCDパターンで押されています。
が、ABCDパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し上なので、もう一回上昇する可能性もありますよね。
肝は$1.09234まで下げてきて、止まるか、あるいは下抜けしてくるかという点になるかと思います。
一方、DXY(ドルインデックス)は、最強ラインの$98.647をヒットして止められているので、米ドルが売られるのであれば、ユーロドルは週足のブリッシュバットパターンの方に従って上昇するというシナリオに優位性が出てきます。いずれにしても、週明けのプライスアクションを待ちます。
クロス円:キーレベルにいます
こちらは、クロス円の今の様子。右上のスイスフラン円は月足チャートですが、それ以外は週足になります。いずれにしても、節目に近い場所にいますよね。
ココには掲載していないですが、カナダドル円も、100.627円を前にして上ひげローソク足。ドル円が少し反発してくる間は、これらのクロス円も反発するかもしれませんが、大局はベアリッシュな絵柄。
日本円の売りもお腹がそろそろいっぱいになってきている様相かもしれませんので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。
コモディティ:Goldはディープクラブ、Silverはうろうろですね
ゴールドのディープクラブはまだ健在。シルバーも$24.910を上に抜けそうで抜けられない状況。ゴールドの$1964.12と合わせて、これらのラインがふたになるか、それとも上に抜けて土台になるか?週明けのプライスアクションを待ちます。
USOILのシャークはまだ有効です
USOILにいたシャークパターンのPRZは$127.82で、まだ居座っています。このパターンが有効であれば、ターゲットは$82.59になります。
株式指数:キーレベルと移動平均線が効いている相場
US100のフィボナッチリトレースメント61.8%
ベアリッシュなシャークパターンが検出されていたUS100は、高値に対するフィボナッチリトレースメントレベル61.8%をヒットしたという環境。この少し手前に、$15121.08という最強ラインがあり、長期の移動平均線も重なっているエリアになるので、買い上がりずらかったというのは正直なところではないでしょうか?
US500のベアリッシュ5-0パターン vs 61.8%
US500にいたベアリッシュな5-0パターンが意味していたのは、高値に対する半値戻しですが、このパターンで使うもう一つのレベル61.8%の方で反応しています。
US30のブリッシュブラックスワン
US30には売りのバタフライパターンが居座っていた後、下げてきて、現在はブリッシュブラックスワンが登場。US500と同じく、長期移動平均線と直近高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%で落とされたという環境。このブラックスワンで跳ねあがって、フィボナッチリトレースメントレベルの78.6%を目指すかどうかに注目です。
いずれも、フィボナッチリトレースメントの61.8%をヒットしている状況です。考えられる航路は、軽く下げても再度上昇して、フィボナッチリトレースメントレベルの78.6%まで目指すという航路と、すでに最強ラインをヒットして落とされたナスダックがリードして、戻り高値を付けたために大きく下落という航路になりそうです。
現在は日本円の売りが目立っているのですが、円の動き次第ではボラティリティが上がりそうですよね。
また何かあればアップデートしますね。