ハーモニックパターン&テクニカル: ふたを開ければユーロドルとゴールドは爆下げ、ドル円は爆上げ!?

先週はたくさんの記事を投稿したので少し振り返ります。ユーロドルを始め、ゴールド、シルバー、ポンド、ドル円が大きく動いた結果に。買いのABCDパターンから巻き返したドル円は現在テクニカル分析が欠かせない相場です。検出されたのに消えたハーモニックパターンなどをサクッとシェアします。Harmonic patterns worked in EURUSD while Gold and USDJPY moved as scenarioed.

キーレベルが待ち受ける相場

USDJPY is revisiting the key level.

(注:この記事は2020年3月14日に投稿していたものです)

ハーモニックパターンが効いた相場♪

ユーロドルには売りのシャークパターンという鬼

前回投稿した「ユーロ vs センチメント:EURペアのハーモニックパターンに注目♪ EUR’s potential reversal」で記載していたユーロペアのハーモニックパターン。ユーロドルにいた日足のシャークパターンが効きましたね。キーレベルの$1.13986の価格帯と長期の移動平均線が立ちはだかっていた相場。

EURUSD tanked with bearish Shark 14 March 2020 売りのシャークパターンで撃沈したユーロドル

その後の撃沈劇の様子ですが、強烈でしたね。押し目を付けずに上昇し続けた反動がこのようになるのは、何度も相場で繰り返されています。

ポンド、豪ドル、ニュージーランドドルもふたを開けてみれば、米ドルに対して一緒に下落した相場でした。

ユーロドルは、シャークパターンが示していたフィボナッチリトレースメントの61.8%がある$1.11141を下抜けて、すぐ下の年足ピボットミドル値$1.10532でダブルボトムのようになっています。

この$1.10532は、テクニカル分析でもよく使う移動平均線を見た場合でも、キーレベルのようです。週足の20MAがここを横に走り、日足の20MAが下から上向きに上がってきてゴールデンクロスするのか? それとも、この下に価格がもぐり、週足20MAがレジスタンスとなるのか?という重要な場面のようです。

ドル円は、どこかで見た光景と同じリターンムーブ!

ドル円は、前回投稿した買いのABCDパターンから、順調に上昇。

USDJPY rose with ABCD pattern 14 March 2020 ドル円はABCDパターンから爆上げこれはその後のドル円。ABCDパターンが示す最初のフィボナッチレベルの38.2%に到達しています。

でも、「米株式などが続落し、コロナウイルスでネガティブなムードだから円買いではないの?」という素朴な疑問がわいてきますよね。

円買いとならなかった背景のひとつには、先週投稿した「チャートパターン vs センチメント vs 金利:Interest rates at crucial level」で探索した米国債の利回りの動きがあったと思います。

利回りはすでに、下落の波の「ザ・伸び切りゾーン」にいて、徐々に反発してきていた相場です。

また、ドル円については、どこかで見た光景と同じ動きを見せているような気もします。2019年のドル円のフラッシュクラッシュからしばらくして投稿した「米株式や通貨は年ピボット、移動平均線が節目 Yearly pivot might play a crucial role」の記事に見えるシャープな反転を思い出します。今回も、また、108.497円のキーレベルまでリターンムーブを入れているような感じです。

ドル円のチャネルとレジスタンスについて:108.497円は、何度か触れた今年の年足ピボットです。ここに日足の20MAが上からかぶさってきているほか、月曜からの上昇の動きで築いたチャネルの上限も重なります。

同じ月曜からの上昇のフィボナッチエクステンションのレベルは3.618%を達成済み。そろそろ、「ザ・伸び切りゾーン」に入ってきているようです。4時間の20MAも価格の動きについてきてない相場ですので、このチャネルの動きがジグザグという調整波であるなら、高値掴みとプルバックには注意したいところです。

コモディティ:ゴールドとシルバー

ゴールドのキーレベルは、$1684.76でした。このレベルを超えられず、ドル円と金利の反発に合わせて、買いポジションが切らされたような相場でした。週明けは反発する可能性もシナリオにいれています。

Silver bullish gartley 13 march 2020 シルバー週足の買いのガートレー

ゴールドと一緒に売りに押されたシルバーですが、13日には、ガートレーパターンが日足と週足で検出されていました。

現在はこのPRZを突き抜け、画像下の年足ピボットS1を突き刺しています。

金曜日の動きがパニックが煽った売りであったなら、ポンドドルと合わせて月曜日以降の動きには、気を付けたいところです。

ポンドドルで消えたハーモニックパターンの謎

金曜日に気になったのは、シルバーと同じようにガートレーパターンが出たポンドドルの存在。1時間足では、ディープクラブパターンも検出された後PRZを突き抜けて下落。

GJPBUSD bullish gartley 13 March 2020 ポンドドルの買いのガートレー

このような場合、パターンが消えたからといって、気を抜くと、急反発のアッパーカットを食らうことがありますので、シルバーと合わせて要注意かもしれませんね。

 

 

3月投稿の関連記事

NFP+金曜の手仕舞い+フィボナッチ=まさかのドル買いと株式の反発?ゴールドとシルバーのダイバージェンス

チャートパターン vs センチメント vs 金利:Interest rates at crucial level

ABCDパターンが強烈に効いたドル円♪EURUSDやゴールドに注目!USDJPY’s ABCD Pattern

ユーロ vs センチメント:EURペアのハーモニックパターンに注目♪ EUR’s potential reversal