先週の投稿ではボリンジャーバンドやフィボナッチから見えるターゲットをシェアしていましたが、Black Fridayという日に急落。現在ドル円、ナスダックキャッシュはサポートまで下落していますが、先週見ておくべきチャートはバタフライパターンがいたDXY(ドルインデックス)だったのかもしれません。「大きな絵柄は2週間前と同じ?」というシナリオは引き続きオンのようです。今の様子をサクッとシェアします。
Black Fridayにブラックスワンのような急降下:想定できたシナリオではなかったでしょうか?
Potentially volatile markets : As discussed, it’s ON!
フィボナッチなどのレジスタンスが機能した相場達
ドルインデックス(DXY)に居座るバタフライ
こちらはドルインデックスに居座っていたバタフライパターン。価格が急降下した場所に、キーレベルのレジスタンスもあり、ドル円と合わせてドル売りに傾きました。
このバタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し上にありますので、上昇を継続するのか?という目線も出てきますが、わかっているのは、$94.371にある最強ライン。
このライン、あるいは少し上のオレンジの長期移動平均線あたりが一旦サポートになるのかに注目しますが、深いプルバックをする場合は$92前半を想定します。
USDJPYのキーレベル
ドル円はキーレベルの113.244円を一度突き抜けて反発している絵柄ですが、ドルインデックスと合わせてドル売りと、リスクオフの円買いが重なれば、111円あたりまでまた下落するシナリオも考慮できそうです。
EURUSDはヘッドアンドショルダーズパターンのターゲットはヒット
すでに投稿していたヘッドアンドショルダーズパターンの可能性のシナリオ通りに動いたユーロドルは、ネックラインを割った後、蛍光ブルーで表示した一番控えめに見たターゲットをとりあえずはヒットしています。
ドルインデックスがこのままバタフライで続落するのであれば、ユーロドルは反発という格好になり、何度も触れた赤いチャネルの下限ラインあたりまで上昇するシナリオもオンです。
その一方、ヘッドアンドショルダーズパターンのターゲットはほぼヒットしているのですが、もう少し下に$1.11363というキーレベルがあります。ここまで下がってきた場合は、ここで売りの手仕舞いが入り、急反発するシナリオも考えられます。
ポンド関連の通貨ペア:GBPUSDの3ドライブ、EURGBPのブラックスワン、GBPJPYのガートレー
キーレベルや移動平均線のない少し中途半端な場所で出ているので何とも言えませんが、週明けのプライスアクションに注目します。
以前投稿していたEURGBPは、10月20日掲載のブリッシュなブラックスワンから反発後、下げてきて、そのパターンが居座ったままとなっている相場環境。ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ下の方にあるほか、ユーロドルと同じく、キーレベルの0.83249をヒットせずに反発するという中途半端な値動きをしていますので、もう少し様子見です。
こちらはポンド円のブリッシュガートレー。ポンドドルのスリードライブパターンと合わせて考えると、ポンド買いというシナリオも想定できます。またポンドはテクニカル分析に忠実なので、このパターンでポンド高になる可能a性もあります。
ただし、円買いが合わさるとこのパターンが無効になることも想定できます。このガートレーパターンが無効になったとしても、ハーモニックパターンが使えないということではありません。
例えば、押し目や戻り高値を拾うのによく使うフィボナッチリトレースメントから主要なレベルをはじき出していても、価格が61.8%、50%、38.2%といった価格帯で止まることなく、継続して突っ切っていくことはよくありますよね。異なるフィボナッチを合わせて使うハーモニックパターンも同じです。市場のセンチメントやポジションの傾きによっては、フィボナッチがはじき出したレベルを無視して突っ切ることもあります。
EURJPYの気になる変形バット
こちらはユーロ円に出た変形バットパターン(Alternate Bat)。このパターンは、直近の安値や高値を軽く超えてくるにもかかわらず、すかさず逆走するという鬼のプライスアクションを演出する要注意のパターンです。使うメジャーなフィボナッチ数値は1.13(1.128)%。直近の安値や高値を1.13%超えたのですが、ここで行き止まりということになります。
この場合だと、直近安値を少し下に割っているにもかからず、反発して上昇してくるというシナリオになります。
仮にこのパターンが効いてしまうと、蛍光ブルーで示したようにABCという3つの波を形成するのか、それとも勢いのある5つの波からなる推進波となるのかに注目です。5つの波で勢いが良いと、高値を更新する可能性も想定できます。ポンド円と合わせて上昇するのか、週明けのプライスアクションをしっかりとみていきましょう。
コモディティ:USOIL(WTI原油フューチャーズ)、ゴールド
USOIL:やってくれました。ブラックスワンからブラックフライデーの$10下げ
USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)のホワイトスワンが効いた格好になってしまい、ブラックフライデーに爆下げ。何度も見ていた$80.39の壁から、$69.65のキーレベルへ再びプルバックという強烈なプライスアクションになりました。この$69.65を下抜けしているので、このレベルがふたになると下落継続のシナリオがオンになりそうです。
GOLDの$1807.07とブリッシュブラックスワン
キーレベルの$1807.07を上に抜けた後失速したゴールド。日足では現在ホワイトスワンが検出されています。
このパターンで上昇しても、$1807.07を超えて、この価格ラインがサポートにならないと買い目線にはなりづらいですよね。
なお、米ドルがさらに下落すると、短期的には反発してくる可能性があるので、ゴールドのチャートは見逃せないですね。
株式指数: GER40の15725.23再び
こちらは、GER40のブラックスワン。すでに居座っていたのと、15725.23というキーレベルを挟んでのプライスアクションが継続していた相場環境でした。
反発上昇してきた場合、想定できるのはヘッドアンドショルダーズパターンの右肩形成。ユーロ円と同じように3つのジグザグという調整波のような動きで上昇し、15725.23がレジスタンスとなるかを見ていきます。
あるいは、このまま突っ切って続落という嫌なシナリオも考えられるので、週明けのプライスアクションをしっかり見ていくことが必要な場面のようです。
そして、先週も探索していた米株式指数キャッシュやフューチャーズは、フィボナッチで見た「ザ・伸び切りゾーン」の中でさらに上昇しようと買いあがっていたものの、ブラックフライデーの薄商いでの撃沈劇となった格好です。
現在気になるのは、US100(ナスダックキャッシュ)がサポートラインにいることと、ダウキャッシュももう少しでサポートラインをヒットします。この価格ラインで一旦反発する可能性もありますが、突っ切ってしまえば、GER40と同じように続落コースも想定できる大切な場面のようです。押し目買いよりも、戻り高値を付けたら売りが参入する「トレンド転換」の初動の可能性があるので週明けのプライスアクションをしっかりとみていきましょう。
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