ボラティリティとコンフルエンス(節目):USDJPY, DJI, UK100, NVDAなどのレジスタンス

10月8日に投稿したのですが、週末ですのでアップデートしますね。結局のところ、大きな絵柄はあまり変わらないのですが、テクニカル分析ではじき出したキーレベルが機能している面白い環境にいるようです。

ボラティリティとコンフルエンス(節目):ドーンと下げてますが。

Key resistance levels, harmonic patterns and Vix in play.

ドル円:ターゲットの153.480円あたりまで上昇

ドル円は、ここしばらく注目していた150円を超えてからの価格帯に到達していますね。ギャップアップしたり、ボリンジャーバンドを超えたりと派手なプライスアクションを見せてくれているのもあり、金曜日のプルバックは、ニュースに関わらず、シナリオに入れることができていた動きではないでしょうか?

ギャップアップした窓を埋めるようなプライスアクションになるかは、まだわかりませんが、149.960円あたりを下に越えてこない場合、154.815円まで上昇する可能性もあるという、上下に動く環境になるかもです。

EURUSD, GBPUSD, EURGBP:ハーモニックパターン

GBPUSD 11 Oct 2025EURUSDとEURGBPは、すでにシェアしているように、週足や月足に、巨大なハーモニックパターンが居座っています。

こちらは、ポンドドル。4時間足と日足にブリッシュなハーモニックパターンが居座っておりますが、反発の度合いがどれほどにあるかは、今の段階では不明。

ですが、EURGBPにベアリッシュなハーモニックパターンが居座っていることを考えると、ポンドの動きには、少し注意していいのかもしれませんよね。DXYについては、前回シェアした$98.740あたりの直近のレジスタンスでうろうろしています。一旦プルバックする可能性もあるのか?ドル円と併せて、週明けのプライスアクションに注目です。

USDCAD、USDCHF、AUDUSD:長期足にハーモニックパターン居座る

こちらも、ここしばらくの投稿から変わりなしです。一応、AUDUSDの$0.6638あたりは、年足ピボットがあるキーレベルとなります。一部のチャートには、ブリッシュなガートレーパターンも出ているので、軽く反発してくる可能性もありそうですね。

クロス円:CHFJPY, GBPJPY、EURJPY、CADJPY

前回シェアしたように、スイスフラン円、ポンド円、ユーロ円、カナダドル円のいずれにも、週足などの大きな時間足にハーモニックパターンが居座っている状況です。ポンド円は、きれいにPRZ(潜在的反転ゾーン)をヒットしています。CADJPYとCHFJPYも、長期のボリンジャーバンドに止められているので、一旦は軽くプルバックか?というシナリオになります。

ゴールド、シルバー:金は$4,000を超えて、さて?という絵柄

ゴールドは、$4,000をとりあえずヒットし、軽く上抜け。このまま上昇するのであれば、次のターゲットは、$4,351から$4,515あたりがターゲットになります。

シルバーも$47のキーレベルを超えて、$50をヒットしていますが、$52ドル半ばあたりまで、上昇してくるか?ゴールドもシルバーも、フィボナッチから見える複数の「ザ・伸び切りゾーン」をとっくに超えてますので、急なプルバックにも注意したいところです。

原油のキャッシュ(USOIL)は、週足に、ブリッシュなブラックスワンパターンがまだ居座っています。$56.54あたりまで下落する可能性も無視できない感じですが、この辺りで支えられて上昇してきても、その後のプライスアクションが重要になりそうです。

ZB:119′20、US02Y:3.313%

ZB1 11 Oct 2025T-bond(米長期国債先物)のZBと米2年金利についても、大きな絵柄は、特に変わりないです。

以前シェアしたように、ZBは、最強レベルの118’03で跳ね返された後、再び高値更新をトライしています。119’20まで、上昇してきても問題ないです。

米2年金利は、引き続き、3.313%あたりまで下がってもらって問題ないです。

株式指数達:複数のフィボレベルやボリバンが重なる節目でドーン!!

US30、US100、US500、JPN225、UK100、GER30ともに、ドーンと下げてきました。クロス円と同じで、長期足にベアリッシュなブラックスワンが居座っていた状況もありますが、ここしばらくシェアしていたように、テクニカル分析の基本ツールが示すキーレベルが節目を作っているエリアに到達していたのも、一つの根拠となるかと思います。

今後気に留めておきたいキーレベルをまとめておきますね。

US30(DJIのキャッシュ):$46,670あたりから$47,100あたり。金曜日の安値の場所に、ブリッシュな5-0パターンが出てきているので、$46,100あたりまで反発してくる可能性はあります。ただし、金曜日の安値が押し目買いのポイントとなり、$47,300を目指すかは、謎。すでに月足のボリンジャーバンドもレジスタンスとして機能している環境です。

US500:$6,800まで、再び上昇するのか?その場合、キーレベルの$6,756を上に抜けてこないといけないようです。ここは、今週火曜日から抑えられているかなり強固なレジスタンスです。

US100:$24,952あたりから$25,096あたり。ただし、$24,775あたりは、結構なキーレベル。これを抜けてこられるか?

UK100:はじき出していたキーレジスタンスの9,542あたりがレジスタンスに。ボリバンもレジスタンスとして機能しているので、プルバックを開始した場合、結構な値幅になるかもです。

SX5E (Euro Stoxx 50):5,539あたりに年足ピボットが走っています。5,700あたりへの上昇に失敗していますよね。5,500を勢いよく下に抜けてきた場合、UK100と同じように深いプルバックになる可能性ありです。

JPN225:10月4日以降の動きで、48,132円あたりに居座る「ザ・伸び切りゾーン」をヒットしてくれてました。前回シェアしていた48,580円あたりまで、上昇してくれましたが、結局、止められているという場面です。JPN225は、フィボナッチから見えるレジスタンスゾーン(47,191.65円と47,683.87円が形成するゾーン)と、49,000円という次のキーレベルの間にいるので、どちらに動くかに注目です。ただし、49,000円をヒットした後は、深いプルバックがあるというシナリオをオンにしてます。

BTC1(ビットコインフューチャーズ)

ビットコインのフューチャーズは、前回シェアしていたように、フィボナッチとピボットポイントが示すレジスタンスゾーンから、反転している様子。一旦、$100,000割れがあっても、問題ないです。

さて、今週は、8日にもアップデートしていたのですが、金曜日のドン下げを見て言えることは、ハーモニックパターン、フィボナッチ、ボリバン、ピボットポイントなどのテクニカル分析の基本ツールが示すレベルでは、やっぱり反応するということです。ニュースの有る無しに関わらず。たとえ、何かのニュースがあったとしても、内容に関わらずです。笑

私自身もそうですが、記事を読まれた方は、あることも感じれていられると思います。「ここしばらく、記事の内容が似ているんで、面白くない!」ということ。笑

そうなんです。テクニカル分析の基本ツールが示す節目が先に見えていて、その辺りに価格が到達し、長期足にハーモニックパターンが出てくると、大体、これからこうなるだろうというシナリオは描けます。ただし、長期足のハーモニックパターンの場合、価格が、しばらくうろうろするのはよくあることです。7月にシェアしたEURUSDとEURGBPは、典型的な例ですよね。1か月以上、うろうろされてしまうのはよくあることです。

それでも、金曜日の株式のドン下げについては、ここしばらくの記事でシェアしていたように、すでにはじき出していた価格帯で反応している、つまり、節目でのプライスアクションということなので、焦ったりする必要はなかったかと思います。

米株式指数などは、もう一度高値トライのプライスアクションを見せてくれましたが、結局、ドン下げ。そして、NVDAにはここしばらく、ベアリッシュなバタフライパターンが居座っていて、$195あたりがレジスタンスを形成すると示唆されていたので、何かのタイミングで落ちるというのは、シナリオに描くことができていました。

ここしばらくの値動きって、前回シェアしていたように、「ふた」に近い場所でのプライスアクションということになります。VIXやVVIXも、結構、安値切り上げで、ドカーンときそうな気配がありましたよね。

週明け、この「ふた」を再び破ってくるのか?それとも、「ふた」は「ふた」のままなのか?だとすると、リスクリワード比の逆転というように、コインがフリップしたことになります。

前回、「急なプルバックに注意したいところで、併せて、株式指数についても、きつい下げが来るシナリオを持っておいてもいいかなという感じです。」と書いたのですが、週明けからも、引き続き、プライスアクションを注視したい週になるかもしれませんよね。

節目については、「テクニカル分析:フィボナッチ、サポレジ、MAなどが重なるコンフルエンス(節目)の見つけ方 – Confluence」もご参照ください。

また何かあればアップデートしますね。