Goldと円の短期的な動きに注目♪EURUSDのクラブパターンと長期移動平均線-EURUSD Crab Pattern

ドル円とゴールドなど週末のレビューから動きが出ていますね。ポンドは反発し、ユーロドルもドカーンときましたが、見ておきたい節目があります。いつもは週末にアップデートしていますが、相場が興味深い動きを見せていますので、ハーモニックパターンや移動平均線などからパウエル議長の発言前の相場環境とシナリオをサクッと見ていきます。Gold and Silver potentially topped.

クロス円に聞く

USDJPY and JPY crosses have harmonic patterns

(注:この記事は2020年5月19日に投稿していたものです)

短期的な動きを示唆するハーモニックパターン

ドル円の節目は107円と108.497円あたり?

ドル円がトレンド転換の初動の動きを見せている可能性を書いた記事からしばらくたって、キーレベルの106.594円は死守。現在は売りの3ドライブパターンやディープクラブパターンがが検出されているので、短期的に荒れそうです。下落しても、107円あたりで下げ止まるか?あるいは、このまま上昇を継続かという興味深い場面です。

週末のレビューで記載した3月の暴落でつけた安値と3月下旬につけた高値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの50%やピンクのボックスの価格帯は守ってほしい価格帯ですので、下げてきた場合もしっかりとプライスアクションを見ていきます。

ユーロドルはクラブパターン

ユーロドルは、反発してきたのですが、現在、ターゲットであったレベルに到達。

EURUSD Bearish crab pattern 19 May 2020 ユーロドルの売りのクラブパターン

週足の20MAに到達で売りのクラブパターン。

クラブパターンは久々に登場したハーモニックパターンですが、長期の移動平均線がレジスタンスとなり、この後プルバックする可能性がありますね。

ドルインデックス(DXY)は、空いていた窓をそろそろ埋めます。

この動きと同期すると、ドルペアは荒れそうというシナリオも描いています。

USDCAD(米ドルカナダドル)はサポートで買いのバタフライパターン

米雇用統計(NFP)前に出ていたサイファーパターンが効いて跳ねたUSDCADは、$1.41386と$1.39000の間でレンジでしたが、レンジ下限の$1.39000に近づき、ここで買いのバタフライが検出されています。

ポンドドル、ユーロポンド、豪ドル円、カナダドル円

週末に投稿したユーロポンドのバタフライパターンはまだ有効ですので、買いについていくのは少々リスクありの場面のようです。買いのブラックスワンで反発してきたポンドドルは、長期の移動平均線をヒットしていますので、一旦のプルバックを想定します。

AUDJPY bearish butterfly 19 May 2020 豪ドル円の売りのバタフライパターンAUDJPY(豪ドル円)の4時間足に検出されている売りのバタフライパターン。

ハーモニックパターンを使っていなくとも、70.648円は大きな節目であり、プライスアクションが出る可能性がありますね。

 

 

こちらはCADJPY(カナダドル円)の4時間足の売りのバタフライパターン。合わせてNZDJPY(ニュージーランドドル円)には売りのシャークパターンが出ています。

CADJPY bearish butterfly 19 May 2020 カナダドル円売りのバタフライパターンCHFJPY(スイスフラン円)もバットパターンで一旦下落して再度レジスタンをトライしています。

ユーロ円は、すでに先々週に週足で買いのブラックスワンが出て反発している相場環境。118.945円というレジスタンス間近ですので、一旦プルバックする可能性があります。

ポンド円は、週末の記事で書いた買いのブラックスワンからの反発後、現在長期の移動平均線をレジスタンスとして売りのブラックスワン。一旦は円買いに傾く可能性もあるので、この後のNYセッションに注目です。

 

ゴールドとシルバーのプライスアクション!

ゴールドは18日の月曜日に、今月と今週のピボットポイントから形成されるレジスタンスをヒットして下落。バタフライパターンが出ていたほか、4時間足にブラックスワンというハーモニックパターンという武器が検出されていました。

Gold bearish butterfly 18 May 2020 ゴールドの売りのバタフライ

 

 

 

 

 

下記の画像で、ゴールド4時間足売りのブラックスワンとレジスタンスを参照ください。以前の投稿で気になっていたトライアングルですが、トライアングルを上抜けると、上昇継続という目線になります。

Gold 4-hour bearish blackswan 18 May 2020 ゴールド4時間足売りのブラックスワンとレジスタンス問題は、その後大きく下落してトライアングル内に戻ってきた場合です。この場合、スラスト(Thrust)というプライスアクションが出て、上昇を終えた可能性を示唆します。

スラストを終えてなくて、まだ上昇するのであれば、ゴールドは$1724.20よりも上にいなければならないようです。短期的には18日の高値をトライする動きになるかと思いますが、$1756を超えても上ひげのついたローソク足が出て逆走してさげてくると、買いではなく売りの目線に優位性が出てきそうです。

引き続き、ゴールドのキーレベルは、$1739.06、シルバーのキーレベルは、$17.273。

ゴールドは、「ポンドはハーモニックパターンで律儀にアップムーブ♪ドルスイスもホワイトスワンで強烈に下げ-ちょっとちぐはぐした相場」で見たフラクタルと月足のフィボナッチリトレースメントレベルに注目です。4月に、月足レベルのフィボナッチリトレースメントレベル78.6%をヒットしている相場環境です。

その他の動きについて

WTI原油は、引き続き$26.20、$30.73、$35.26が節目。SP500は$2969.28、ダウキャッシュは$23860あたりがレジスタンス。SP500もダウキャッシュも大きな節目でうろうろしています。ナスダックキャッシュは、2月の高値に対するフィボナッチリトレースメントレベル88.6%の最後の砦から下落後、$9638.47をトライする可能性もありますね。下記の記事もご参照ください。

トライアングル(持ち合い)とガートレーから上昇を想定できたSP500、プルバックが何となく浅いポンドやユーロ達!