US100、US500など想定通りにボラっている相場。クロス円なども隠れたキーレベルでのプライスアクション展開中!

1月の初週は結構なプライスアクションが展開されましたね。先週見ていた今年のピボットポイントが形成するが意識されているラインや、昨年からずるずる引きづっていた「ザ・伸び切りゾーン」フィボナッチ、そして消えた昨年のピボットポイントから形成されるキーレベルがやはり意識されてます。ボラが高まり、プライスアクションが炸裂している今の様子をシェアします。

一旦反発してきたら、その次のプライスアクションが鍵

Volatility, key levels, all technical tools in play.

ハーモニックパターンとキーレベルをチェックしておく

メジャーな通貨ペアにいる年足ピボットポイントの隠れたキーレベル

先週はピボットポイントの数値をまとめておきました。今日になってさらに見ておくべきはこれらのメインのピボットポイント(年足ピボットポイント、年足ピボットポイントのR1とS1)が形成するミドルポイント。

おそらく、このミドルポイントをあまり見ている人がいないのかもしれませんが、チャートを開くと、こうしたミドルポイントで必ずプライスアクションが出ているのがわかります。

CHFJPY Bearish Blackswan スイスフラン円のブラックスワンとピボットポイント 9 Jan 2022

例えばこのスイスフラン円の日足のチャート。木曜日にふたになった赤い点線のラインがあります。これが、ピボットポイントとピボットポイントR1(レジスタンス1)の間のミドルポイントライン。

プライスアクションが出ていますよね。

その他先週も触れていたクロス円は、週明けにしっかりとみておきたいペアになります。ピボットポイントやミドルポイントで止まっているペアが多く、プライスアクションが出ると想定できます。

言い換えると、通貨ペアにより、こうしたピボットポイントやミドルポイントがサポート、またはレジスタンスとして機能してしまうと、かなりのピップ数で動くというシナリオが描けます。スイスフラン円に出ているこのブラックスワンは、週足チャートにも居座っているので必見です。

移動平均線と同じように、ピボットポイントも、1時間足よりは4時間足、日足よりは週足、週足よりも年足というように、長期足のピボットポイントの方が強い、というか優位性があります。クロス円のピボットポイントについては先週の記事もご参照ください。

コモディティも新しいピボットポイントがキーレベルに

先日投稿したゴールドをはじめ、シルバーや原油にも今年のピボットポイントが登場しており、ミドルポイントがキーとなっているものがあります。

USOIL Bearish Bat 原油のバットパターン 9 Jan 2022

こちらは、MT4に表示される原油のUSOILにいるミドルポイントとバットパターン。少し下げた後に反発しても、高値を超えてこないと微妙です。

シルバーは年足ピボットポイントS1とピボットポイントの中間にあるミドルポイント$22.327で止まっています。ゴールドは$1820.38にピボットポイントがあり、下抜けしている状況。ゴールドは$1820.38を超えられるかが鍵のようですね。

株式指数: ボラティリティ炸裂?!

US100 Pivot point resistance US100のピボットポイントレジスタンス 9 Jan 2022US30、US100、SP500といったキャッシュのチャートで、何度も出てきた昨年のピボットポイントにはラインを引かれていると思いますが、今年のピボットポイントが形成する価格ラインを超えたものの引きづり落とされたチャートがあります。

1月の初週のローソク足が不気味なのはUS100(ナスダックのキャッシュ)。今年のピボットポイントのミドルポイントがレジスタンスとなっているのが一目瞭然のチャートですよね。

今年のピボットポイントをテストするのであれば、週明けに短期的に反発しても、ダウントレンドを継続するシナリオを描くことができますよね。

そして、こちらのUS30(ダウキャッシュ)のチャートも気になります。

US30 ABCD ダウキャッシュのABCDパターンとピボットポイント 9 Jan 2022

ミドルポイントがレジスタンスになっていますが、ここまで反発する可能性もあり。

なお、SP500のキャッシュ(US500)には、1時間足で買いのブラックスワンが出ています。

週明けに経済指標や要人発言で短期的に上昇する可能性がありますが、その短期的な動きに振り回されないで、昨年のキーレベルの$4,794.79と、今年に入って登場した$4791.28にあるミドルポイントでのプライスアクションを待つのみです。

逆に言うと、どの時間足でトレードするのかを決めることになると思います。短期では買いでエントリー、長期では戻り売りのショート目線というようにシナリオを描いておけば、短期的に買ったポジションを長く持ちすぎて損切りさせられるということはなくなります。

そして、以前からダークホースを務めていたGER40。

GER40 Bullish shark 買いのシャークパターンとレジスタンス 9 Jan 2022

少し前の投稿で、16000あたりがキーレベルということで記載していたのですが、今年のミドルポイントは16074.99にあります。このラインで攻防しているのがわかりますが、一旦は米株式と同じく、反発してくる可能性もありますで、プライスアクションに注目です。

 

XBT:レジスタンスと短期足のホワイトスワン

しばらく前に投稿していたXBT(ビットコイン/米ドル)。年足ピボットポイントで落とされて、現在ホワイトスワンが想定されている状況。

XBT Bullish whiteswan ビットコイン米ドル 買いのホワイトスワン 9 Jan 2022テクニカル分析もハーモニックパターンもきっちりはまるクリプト市場です。

テクニカル分析だけでも、ある程度のシナリオが書ける通貨ペア、株式、コモディティ、クリプトなど、週明けのプライスアクションが非常に楽しみではないでしょうか?

またなにかあればアップデートしますね。