2024年は、ナスダックなどの下落でスタートしたのですが、前回の記事でシェアしたキーレベルに加え、今年の年ピボットポイントが、早速機能しているチャートがありますので、サクッとシェアしたいと思います。
年ピボットポイント:2024年もやっぱり無視できません
The new year, new yearly pivots. DXY, EURUSD, AUDUSD are just a few that show great price action!
2023年の年ピボットポイントも引き続きキーレベルのライン
前回の記事で、2023年のピボットポイントをまとめました。過ぎ去った年のピボットポイントは、今後、市場が意識する最強ライン(Mother of all lines)になります。
2024年は、米国株価指数が下落で始まったものの、ナスダックのキャッシュは、昨年のピボットポイントから見えるキーレベルの$16832.12からドン下げしていますよね?
昨年のピボットポイントについては前回の記事をご参照ください。
ドル円のサイファー
こちらは、いつも掲載しているドル円のチャートですが、日足ではなく、4時間足のチャートになります。
現在、ベアリッシュなサイファーが出ていますが、前回も描画した下側のブルーのボックスまでは到達してない状況。
このブルーのボックスと紫のチャネル下限が重なるあたりに、今年の年ピボットポイントがありますので、ここまで、ワンモアダウンがある可能性もありです。
こちらは、MT4で見ているUSDJPYのチャートになります。
年ピボットが下にあるのが見えますよね。ドル円は、今年に入ってから、上昇しているのですが、142.65円より下は、高値からの下落の波で見た場合の「ザ・伸び切りゾーン」のMAXエリアになります。
フィボナッチ的には、反転上昇してもおかしくないということになります。
なお、MT4では、年ピボットポイントと年ピボットポイントR1の間にあるミドル値が、146.442円にあります。この辺りには、オレンジの長期の移動平均線もかぶさってきているので、一定のレジスタンスのエリアになっていますようです。
サイファーが機能して、年ピボットのある140.033円をヒットしてくれるとわかりやすいですが、このレベルを下に抜けた後、すぐに反発してくる可能性もあるので、プライスアクションには注目しましょう。
DXYとEUSUSD:年ピボットポイントが効く
年ピボットを超えてブラックスワンが出て、押し戻されています。ただし、ドルインデックスには$107あたりに空いた窓もあるので、さてどうなりますか。。。
EURUSDは反対の動きで、$1.09187にある今年のピボットポイントがサポートになっている感あり。
ユーロドルの場合は、これまで何回かシェアした長期のトレンドラインをまた試している勢いですよね。
一目瞭然。年ピボットがすでに機能しているチャートです。
オレンジの長期移動平均線など、わかりやすい節目に移動平均線も重なっているので、チャート分析を学ぶにはいい例なのかもしれませんね。
クロス円:年ピボットポイントのミドル値に注目
クロス円は、年ピボットポイントからはじき出すミドル値のキーレベルで反応しているペアが多いです。例えば、AUDJPYは、97.434円、ポンド円は184.047円、カナダドル円は108.743円、スイスフラン円は169.059円、ユーロ円は159.946円。
カナダドル円には、ベアリッシュなガートレーパターンが出ています。
なお、少し気になるのは、クロス円でも、特にポンド円とユーロ円で、長期の移動平均線がすぐ下を横に走っているので、サポートとして機能して、上昇する可能性があること。
ですので、ドル円とクロス円の円がらみのペアについては、現在のベアリッシュなパターンが解消すれば、再び上昇してくる可能性もシナリオに入れています。
シルバーのシャークパターン、ゴールドの$2003.98
シャークで跳ねて、年ピボットポイントに抑えられているという絵柄。
ゴールドの年ピボットポイントは、$2003.98にありますが、シルバーと異なり、まだヒットしていない状況です。
ワンモアダウンがあるか?注目です。
米国債:ZB1
こちらは、米長期債のチャート。
ブラックスワンが出てどっちつかずのローソク足が一旦出ていますが、10年債と合わせて、すでに「ザ・伸び切りゾーン」にいることはここしばらくの記事で探索しているので、ダウンムーブがあっても焦らない!ですね。
そのほか、米株式指数や、MSFT、NVDAなどは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」にいて、反落。
特に、MSFTとNVDAは、きわどいフィボナッチレベルでうろうろしているので、下落を再開しても焦らないことです。
昨年末までは、ブリッシュなセンチメントが続いたのですが、年が明けると、少し様子が違っていますよね。年初からの下落が「ザ・伸び切りゾーン」にいるので、米株式指数も反発してくる可能性がありますが、再び、高値を更新するかどうかは、微妙かもしれません。
昨年のピボットポイントと、今年のピボットポイントが再びキーレベルを形成しているので、週末のチャートが動いていない間に、しっかりと復習しておくとよいですね。
米株式指数などのピボットポイントは、また時間があれば、アップデートしますね。