AUDUSDは抜けたチャネルにプルバック?OPECでハーモニックの原油などプライスアクションをチェックしよう!

雇用統計でネガティブな結果であれば、ドルは引き続き売りではないか?と考えたいのですが、プライスアクションが少し微妙です。来週は米国、欧州など株式指数が節目をブレイクするか否か?も注目です。 With NFP’s disappointing outcome, USD was supposed to go down hard. But its price action rather keeps us thinking, ‘is it?’ There may be a reason for this as reviewed below.

 ダウのプライスアクションに注目

DJI’s price action at one of the confluence areas is noteworthy.

(注:この記事は2018年12月8日に投稿していたものです)

爆上げ失敗のユーロやドル買い示唆の相場

USDCHF: 居座る買いのサイファー

USDCHFは、検出されていた買いのサイファーがまだ有効です。現在は買いのブラックスワンが検出されています。なお、サイファーのPRZ(潜在的反転ゾーン)の下限は0.98902、ブラックスワンの下限は、年ピボット。短期では、ここまで下落する可能性があります。0.98902は週足の20MAが走っているエリアで、日足の20MAは週足20MAの上にある状況です。

USDTRYは$4.98-5.03あたりまでの下げもあり?

USDTRYは、月曜日からの上昇で、これは!と喜んでいたのですが、上昇波が5波ではなくダブルトップもどきになってしまいました。この後、安値でダブルボトム、あるいは安値を切り下げないなどを確認していく必要がありますね。

DXYは買いのサイファー

DXY(ドルインデックス)DXYは、NFP後、結果を受けて下げたものの、NFP前に検出されていたサイファーパターンのPRZがある96.450のエリアで支えられています。通常、ネガティブなら下げだろう?と思いたいのですが、経済指標以外の要因がドルの動きに影響を与えているように見えます。その候補が、10年債。昨日の高値を超えられず、正念場です。

EURUSD は売りのシャークでNFPは下落

EURUSD (ユーロドル) は、NFP後上がりましたが、爆上げにはならず、売りのシャークで抑えられ、上値が重い状態です。1.13をクリーンにブレイクする、あるいは年ピボットまで上昇するなど現状は不明確です。

EURUSD jumped after NFP but its bearish shark pattern held the price again. Until 1.13 is broken, it may not clear as to which way it wants to go at this moment.

USDJPY は買いのバタフライ

USDJPY (ドル円)ドル円は、FED議長のスピーチのあたりでバットを形成して下落し、NFPでネガティブな結果となり、売られたものの、その値幅は木曜日の下落に比べて小さいです。現在のバタフライが機能すると113.25あたりまでは上昇の可能性があります。ただし、バタフライのPRZの下限は112円。

GBPUSD は年ピボットのミドル値というサポートにまた到達

GBPUSD (ポンドドル)は、11日に、EU離脱に関する草案の議会投票がありますのでボラは必須ですが、現在、年ピボットのミドル値にまた到達し、うろうろです。

AUDUSDは抜けたチャネルにプルバック?

AUDUSD は年ピボットのミドル値が$0.70。 売りのシャークのPRZ(潜在的反転ゾーン)をギャップアップしたのですが、日足200MAに押されて落ちてきています。

緑と濃紺のチャネルの上限どちらかをテストするのであれば、まだ下げの可能性があります。原油、金、豪10年債も下がっている状況ですので、上昇トレンドへの転換はもう少し様子見したいです。

USDCAD (ドルキャド) ガートレー、バット、ネンスターと年ピボットR1

USDCADは、1.31864のサポートの上に価格があり、今後、年ピボットR1のあたりまで上げていく可能性を考えています。R1では売りのバットか、ネンスターが検出されると想定しています。

クロス円は一旦プルバック

NZDJPY は、緑の一つ目の5波からなる上昇波を完了した可能性があります。売りのブラックスワンとディープクラブが居座っていたため下落していますが、緑の4波の安値あたりで止まると、青の第5波も想定できます。高値更新失敗だと、ABC調整波の可能性もありますね。

NZDと連動する資源は、下落トレンドにありましたが、サポートに到達。NZDUSDは、週足で買いのサイファーが出てからずいぶんと上昇して、現在レジスタンスにいます。0.70あたりまでまだ上がる余地はあるので、NZDの買いには注意したいです。

GBPYJPY(ポンド円)
143.840あたりを再度テストする可能性もあったのですが、結果的にはそれを下に突き抜けることに。火曜日には買いのバタフライが形成され、レンジになっています。GBPUSDと同じく、国債の動き次第では短期的に反発する可能性もあるため、突っ込み売りは要注意ですね。

AUDJPY(オージー円)直近のレジスタンスであった83.3-83.8あたりで売りのブラックスワンが機能し、強烈に下げてきましたね。80.26あたりを再度テストするか注目。

EURJPY (ユーロ円)

ユーロ円は、年ピボットのある128.485あたりまで落ちてきて日足でDOJI。15分足では売りのブラックスワンにつかまってしまい下落していますが、この年ピボットが再度レジスタンスとして機能すると、125.94あたりをテストすると想定しています。年ピボット上抜けで、バタフライのレベルまで上昇も想定していますが、ドル買い、ユーロ売り、円買いとなると、EURJPYは下げ目線になります。USDJPYやEURUSDに明確な方向性が出ていない状況なので、しばらく様子見です。

米10年債などはレジスタンス間近

10Y note TY1は、119.28を抜けてきて、120あたりの節目に到達。投機筋の買い戻しが進んでいますが、30年債には、売りのバタフライも先週から居座っているので、高値を更新したあたり、現在の価格帯の少し上あたりでのプライスアクションには注意です。

WTI原油は、OPECでハーモニックパターン

WTI原油は、下落の波のフィボナッチエクステンションが伸び切ったレベルにあり、反発する可能性は引き続き想定しておきたいです。年ピボットと直近のピンクの価格帯がレジスタンスとして機能してしまえば、このまま47.91まで落ちる可能性も考慮。あるいは、安値が固まれば、オレンジの5.0パターンを目指して、50%戻しのレベルまで戻すというシナリオのほか、バタフライと抜けた緑のトレンドラインが重なってくるエリアまでのプルバック(リターンムーブ)を考えています。

ただし、プルバックがあっても、WTIは長期で、戻り売りが基本となり、下落を再開すると考えています。下記の画像は、OPEC直後の様子。

GOLD・金は売りのバタフライで下落再開?

GOLDは、引き続き、日足など大きな足では、12345の第4波目にいる可能性とABCの調整波を形成している双方のシナリオをキープ。8月からの上昇が最初の1-2、次の1-2という形で、第3波に向けてエネルギーをためているのであれば、年ピボットと1286のエリアをブレイクしてこなければいけないと思います。

逆に、1286にタッチせず上昇の圧力が弱い場合は、現在の上昇チャネルから下落を再開という目線です。日足で売りのバタフライも出ているので、ゴールドのチャネル内の動きが調整波である可能性が今のところ高そうですね。

Stock indexes: 株式指数

米株式は高値切り下げ、安値切り下げで下げモードか、短期反発か?

概要:DJI, SPX, NDXは、下落を再開した可能性がありますが、現在、サポートラインにいます。FED議長の講演、中国への追加の関税を暫定的に停止、OPECによる原油の減産、ブレクジットとニュースがたくさんある今の環境で、頼れるのはハーモニックです。日経225に出ていた売りのディープクラブは強烈に効きました。スイス株式も再度年ピボットの下に戻ってきています。ドイツのDAXは再度割ったヘッドアンドショルダーのネックラインをテストしようとしているのでしょうが、上昇が弱いままです。

DJI(ダウ平均株価指数)

コンフルエンスのエリアがレジスタンスとなっています。サポートにいるため、プルバックをする可能性もありますが、DJIは下落を再開したという認識です。プルバックを行い上昇してきた場合、ジグザグなど波の形を見ていきます。

SPX(SPX500指数)もDJIと同じく、サポートにいるので、ブルとベアが駆け引きをすると想定します。2770のエリアを下にブレイクしており、戻りがあった場合は、売りの可能性が高そうです。

NDX(ナスダック指数): 年ピボットR1がレジスタンスとして機能し、H&Sの右肩が完了した可能性の後、現在サポートのエリアに。下にブレイクするか否か、非常に重要な場面にいますね。

ナスダックのフューチャーズであるNQ1のチャートには、6988のあたりに年ピボットR1があり、売りのABCDパターンから下落し、現在買いのブラックスワンです。赤のチャネルの上限と濃紺の長期のチャネルが交差するエリアまで上昇した波のフィボナッチエクステンションは3.618%。青のブラックスワンで見るフィボナッチプロジェクションは、2.618%。フィボナッチが効いている相場ですね。

このまま反発を試みるか、下にブレイクか? ブラックスワンのPRZ下限は直近安値の少し下にあり、月曜日の動きを見ていきます。 had a bearish ABCD pattern and now has a bullish blackswan. Its prz is just below the recent low. If the current price level holds, this may also bounce.

Dow futures YM1(ダウフューチャーズ): フィボのリトレースメントレベル、チャネルなど、節目となる要素が重なっていた25830のエリアから撃沈。現在、サポートエリアで買いのシャークが検出されており、可能性は2つありますね。1)NY時間を待たずに動くので、サポートからの買いが入り、ギャップを埋める 2)ただし、途中の24569のエリアは濃紺のチャネルの下限など、レジスタンスがあり、価格が勢いよく上昇しないと、下げに転ずる可能性を考慮。

SPX’s futures ES1(SPX500 E-miniフューチャーズ)も下げ。途中ギャップがあるのですが、下げ継続となりました。サポートエリアで買いのシャークですので、反発を試み、ギャップを埋めるか、それとも下にブレイクか?という場面にいます。