DJI(ダウ)は節目上抜けからのギャップダウン後、週足のピボットポイントがレジスタンとなり、再び下落してきたのですが、節目となる価格帯をまた上抜けし、空いている窓に向かって上昇しているような相場ですね。ユーロドル、ゴールド、ポンドドルのプライスアクションも興味深いですね。
DJI:フィボナッチのキーレベル vs 年足ピボット vs ガートレー
DJI’s key levels are in play and there may be a bearish gartley awaiting.
ワン・モア・アップの可能性?
EURUSDはここまで来たんだから、$1.22666を狙え!
EURUSDは、先週の小さなベアリッシュ・シャークパターンから少し下げて下げ止まり。どうせなら、中途半端なので、キーレベルの$1.22666をヒットしてほしいという感じです。
水曜日の高値で売りのABCDパターンが検出されて警告は出ていますが、結局、金曜日に向けて横向きの動きになっています。
日足のボリンジャーバンドがレジスタンスとなっていますが、日足の50MAがサポートにもなっているので、$1.22666を目指すかに注目です。
同じく、先週少しだけ触れていたGBPUSDには、ベアリッシュなブラックスワンが検出されていますので、警告にはなりますが、$1.44188までワン・モア・アップするかに注目です。
クロス円の皆さんのその後
先週CHFJPYやCADJPYなど、クロス円にいるベアリッシュなハーモニックパターンについて触れていましたが、今週のプライスアクションは、2)と3)の様相になっているペアが多いです。今週頭の時点でも「ポジションを持てよ」という指示ではなかったのですが、節目の辺りでうろうろしているので、軽くワン・モア・アップがあっても焦ってついていかない方が無難のようですね。
なお、EURJPYとCADJPYは節目がレジスタンスになっており、AUDJPYは検出されているブラックスワンで素直に下落してきています。各クロス円の節目やキーレベルは先週の画像から見えますので、実際にチャート上にラインを引いて今週のプライスアクションなど、ぜひ見てみてください。
GOLD:キーレベルは$1807.07、WTI原油の$69.95
ゴールドは、2020年8月の高値と、今年2月の安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの50%まで到達した後、下げて再度トライをしているところです。このレベルを上に抜けると次はフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%がある$1927.40あたりがターゲットになりそうです。
WTI原油は、下げているのですが、大局は、$69.95まであと少しという相場。ここまでは上昇すると引き続き想定しています。
BTCUSD:ブリッシュバタフライ
昔に何度か投稿したことのあるビットコイン/米ドル。フューチャーズも含めビットコインのチャートも、チャートである以上、テクニカル分析をすることができます。
強烈に上昇した後、下落し、フューチャーズは、今の時点で$38,000あたり。
こちらはMT4で見えるビットコイン/米ドルのチャートですが、4月につけた高値の場所にいるもの=年足ピボットR3が見えてますね。
その後、ヘッドアンドショルダーズパターンのようになり、現在、勢いのある推進波のような形で下落中。この値動きが推進波なのであれば、現在のブリッシュなバタフライの一発目からの反発は、第4波となり、この後第5波として下げてくる可能性もありますよね。また画像少し下に$29085.27の節目が見えますので、ここまで下落してくれる方がわかりやすい感じがするチャートです。
こちらはCMEのBTCフューチャーズのチャートですが、ヘッドアンドショルダーズパターンの後、節目が意識されたプライスアクションを見せています。
画像中下の方にあるYPは、年足ピボットになります。
画像真ん中のオレンジの2本のラインは、上が年足ピボットR2、下が年足ピボットR1。このラインが意識されたプライスアクションが出ていますね。
オーバーシュートすると表現されるにしろ、しないにしろ、ビットコインの気になる所は、今年の年足ピボットポイントをまだヒットしていないこと。このレベルまで下げてくる可能性もなきにしもあらずの相場にも見えます。
DJI:$33923あたりがキーレベル
先週の強烈なギャップダウン後、掲載していたガートレー候補のうちBはぴったりでした。想定していたレベルよりも深く下げてきたのですが、下げた先には今月のマンスリーピボットが控えており、ここを下抜けてから逆走。
ですが、ここで慌てない!
画像中、右側に描画したブルーのパターンは先週に描画していたガートレー候補で、緑のパターンはサイファー候補。
また、このチャートをよく見ると、「ザ・節目」がよく見えてきませんか?
細い紺で描画していた三角持ち合いの上昇ラインと下降ラインがクロスするエリア、ピンクのボックスのエリア、画像左側から右上がりに上がっているトレンドラインが重なってきているのが$33,800から$33,920あたりのエリアになります。
ピンクのボックスのエリアにある3.618というのは、2020年の暴落以降の上昇の波を使ってはじき出したフィボナッチエクスパンションの3.618%のレベルを指しています。何が見えてくるかというと、この3.618%のレベルから上に行こうとしても、YPR1と書いた年足ピボットR1がレジスタンスになっており、フィボナッチのレベルから見える「ザ・伸び切りゾーン」とレジスタンスの間で横向きの動きになっているということかもしれません。
週明け、想定できるシナリオのひとつは、短期的に下がっても、年足ピボットR1を目指して上昇し、ここでベアリッシュなサイファーパターンを形成すること。サイファーはガートレーのおいとこで、フィボナッチリトレースメントレベルの78.6%まで戻り高値を付けて完成します。
レジスタンス間際で窓埋め、かつサイファーとなるとかなり根拠が揃いますね。また、緑のサイファーが完成する候補地点が、右肩となり、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成する可能性も見えてきます。
こちらは、今現在の月足チャート。
何が言いたいのかというと、今の時点では、右側最後の今月のローソク足がDOJIになる可能性もあるということです。6月にならないとわかりませんが、気になるチャートではあります。笑
なお、SPXは、ダウと異なり、空いた窓をすでに埋めているのですが、年足ピボットR1をまだヒットしていない相場のままです。金曜日の終値は$4155.87で、年足ピボットのある価格レベルは$4280あたり。ダウと一緒にワン・モア・アップして、年足ピボットR1を狙ってくる可能性もあるので、週明けのプライスアクションをしっかりとみていきます。
XLF(金融セレクト・セクター SPDRファンド)やKBE(スパイダーS&PバンクETF)のチャート、そして、あわせてVIXやVVIXも見ておくといいですね。ダウが窓埋めを完了した時、ボラティリティがさらに上昇するというシナリオもありのようです。