今週はドル円が記載していたターゲットにほぼ到達。ユーロドルはターゲットまであと少し。US30(ダウキャッシュ)は最後の砦のフィボナッチリトレースメントレベル88.6%をヒットして集を終えています。プライスアクション満載の相場と週明けから月替わりの4月にかけてボラティリティもアップしそうな相場ですね。USDJPY almost hits the target.
通貨の強弱、よく出る5-0パターン
USDCAD again meets 5-0 pattern while EURJPY carries 3 bearish harmonic patterns.
テクニカル分析の基本から見える節目に再び注目
ドル円はターゲットをほぼヒット
今週は、以前から記載していた大きな節目である109.904円まであとわずかという場面で閉場。
ぴったりとはヒットしていないので、週明け再度トライして、少し上抜けてからプルバックする可能性、あるいはこのまま突破して110.840円あたりを狙うかという相場環境のようです。
110.840円あたりは、売りのシャークパターンが表示しているPRZ(潜在的反転ゾーン)がある場所ですので、このまま109.904円を突破した場合は、その後のプライスアクションに注目しましょう。
EURUSDは変形バットが効きましたね♪
先週記載していた$1.19919を結局ヒットできないままで、17日に出ていた売りの変形バットパターンという鬼のハーモニックパターンがから続落したユーロドル。
すでに記載したようにユーロドルの週足チャートには、ベアリッシュなシャークパターンが存在し、以前から表示していたターゲットまでワンモアダウンのプライスアクションを見せる可能性大。ユーロドルは、先々週の投稿のシナリオがまだ有効ですので、ご参照ください。
その他のクールなハーモニックパターン
3つの異なるベアリッシュなハーモニックパターンが居座るEURJPY
週足チャートでは年足ピボットポイントのR1をヒットしたようにみえるのですが、ここにはドル円と同じく、売りのシャークパターンがいます。
長期の移動平均線も130.799円あたりにいて、レジスタンスの役目を果たす可能性ありますよね。
ユーロドルがワンモアダウンで下げてきて、ドル円がレジスタンからプルバックするのであれば、ユーロ円も一緒にプルバックするというシナリオはつじつまが合います。
こちらは、EURJPYの日足のチャート。
130.799円ぴったりではないものの、売りのブラックスワンに押され、かつ、月足ボリンジャーバンドの2シグマがレジスタンスとなるか?という場面で閉場しています。
上記のシャークと合わせて見ても、プルバックした場合のターゲットまでかなりのピップ数があります。
大きな時間足から見えるターゲットは124円半ばから125円あたり。週明けに少し上昇したからと言って安易にロングするのは要注意の場面ですね。
こちらは、4時間足のチャートです。
この月足ボリンジャーバンドの2シグマが走るあたりで、4時間足までズームインすると、売りの5-0パターンも見えています。
また、2月下旬の高値129.96円あたりを左頭とするヘッドアンドショルダーズパターンのチャートパターンも想定できますね。
だとしたら、ネックラインを割るか、あるいはネックラインを割らずに、再び、130.799をトライするかというシナリオが描けます。いずれにしても短期的には下げるというシナリオに優位性がある相場のようです。
資源国通貨ペア:USDCADの5-0パターン
5-0パターンで思いつくのが米ドルとカナダドルのペア、USDCAD。このペア、昔から5-0パターンというハーモニックパターンが頻繁に出てきます。
こちらは日足のチャート。4時間足でも表示されています。
このパターンと移動平均線に押されてしまうと、もう少し下落する可能性がありますね。
なお、カナダドル関連でいえば、CADJPYには売りのバタフライパターンが検出されていますが、ドル円のように節目までもう少し値幅があるので、このUSDCADと合わせてカナダドルは短期的に上昇する可能性がありますね。
資源国通貨ペア:AUDUSDのシャークパターン
こちらはAUDUSDのチャート。買いのシャークパターンが検出されており、上昇を試みるか?という場面。
画像を見ると、ヘッドアンドショルダーズパターンのようになっていて、赤でネックラインを引いていますが、このラインまでは上昇してもおかしくない相場のようです。
今週のプライスアクション、テクニカル分析、ハーモニックから見えるのは、ドル円がターゲットをほぼヒットしたにもかかわらず、ユーロドルがまだ大きな節目に到達していないという相場環境。ユーロ円はとりわけ3つの異なるハーモニックパターンが検出されているので、短期的にユーロの下げを示唆している可能性がありますよね。
資源国通貨ペアを比べても、AUDUSDは買い、USDCADは売りのハーモニックパターンが検出されているので、短期的に資源国通貨が上昇する可能性も想定しておいていいかなという相場環境のようです。
すでにハーモニックパターンが出ているので、週末に要人発言や何かが発生してもあまり関係なさそうです。週明けのドル円、ユーロドル、ユーロ円のプライスアクションで来週の流れが見えてくるかもしれない相場のようです。
5-0パターンや複数の時間足に出る異なるハーモニックパターンの関連記事
相場では同じようなプライスアクションが繰り返されています。USDCADの5-0パターンや、ユーロ円の異なるハーモニックパターンに関する記事もご参照ください。
「ドルキャドの2つの5-0パターンがお宝埋蔵? USDCAD vs mini 5.0 – Hidden treasure?」
「USDCADのモンスターなガートレーと5-0パターン – USDCAD: Monster Gartley & 5.0」
「ユーロ円に現れた3つのハーモニックパターン EURJPY: 61.8 pattern, butterfly, bat」
変形バットはフィボナッチプロジェクションを使う鬼のハーモニックパターン!
「ハーモニックトレード Part2(続編) 延長タイプパターンの変形バット(Alternate Bat) Goldの事例」