ユーロドルのバタフライが効いてから、EUR買いが進み、ポンドも上昇後、リトレースしています。USDJPYは金曜日に反発。その背景には買いのブラックスワンがいました。来週、EURUSDはもう少し下げてくる可能性もあります。 Since last week’s bullish butterfly sent EURUSD to the upside, USDJPY and DXY rebounded, therefore, pushing back EURUSD a little bit down. DXY’s pull back to the upside may continue to another confluence area.
株式のリスクの可能性と米ドルの動きに注目
Summer holiday ended and the market’s action is still worth monitoring.
(注:この記事は2018年9月2日に投稿していたものです)
クラブパターンで撃沈のDXYなど今の相場環境
5-0パターンと相性がよいGBPUSDは、また5-0パターン
GBPUSDは、買いの5-0パターンから買い上がり、売りの5-0パターンと年ピボットの重なるエリアで反落。キーレベルは$1.29だと考えています。ポンドドルは、チャネル内の動きですね。
ドル指数はフィボナッチエクステンション3.618に到達
DXYはクラブパターンで撃沈後、年ピボットにリターンムーブを付け、チャネル内をジグザグと落ちて来ていたのですが、高値からのフィボナッチプロジェクションエクステンションが3.618に到達し、ダブルボトムのようになり反転。
ピンクのパターンのように、フィボナッチプロジェクションは1.13をヒットしています。大きな絵では、ここ最近の大きな上昇に対する押し目候補の38.2%までまだ到達せず反発。週の後半の反発は、超直近の下げに対する38.2%あるいは50%、また日足の20MAか25MAまでグランピルの法則で戻る可能性があります。
月曜日以降の航路は一旦軽く下げてから上昇、あるいはこのまま上昇とわかりませんが、レジスタンス付近でのプライスアクションに注目します。ブルーのガートレーのようになれば、基本は売り目線です。
EURUSDは買いのバタフライで反発中でも短期足でプルバック。押し目形成?
EURUSD :買いのバタフライが強烈に効いて、最初のターゲットである真ん中の黄色のボックスエリアまで到達。その後プルバックをしていますが、DXYと同じく、安値からのフィボナッチエクステンションが3.618に到達しているためと判断。4時間20MAは日足20MAの上にいるので、下げ止まって、反発継続となれば、38.2%か50%のリトレースメントレベルを再度トライすると想定中。深いプルバック継続であれば半値戻しの1.15あたりに注目。
USDCHFはチャネル下限で買いのバタフライで反発?
売りポジションがたまっていたCHFのフューチャーズが反発。 USDCHFは、クラブパターンで一旦プルバックをする可能性があるので、CHFは売りとなり、USDCHFはチャネルの下限で形成される可能性のある買いのバタフライではねる可能性もありそう。
USDTRYはガートレーが効くでしょうか?
USDTRY :週足と月足のボリンジャーバンドはみだしで、ガートレーを形成したように見え、下げる可能性も考慮。
ドル円のマンスリーピボットがレジスタンス
USDJPY(ドル円ドル円):109.995あたりのコンフルエンスのエリアまで下落して跳ね上がったドル円ですが、8月のマンスリーピボットで反落。JPYのフューチャーズが、このまま先月のマンスリーのピボットかフィボナッチのリトレースメントレベルで支えられると、さらに円買いが進むと想定。
USDCADはスリードライブパターン?AUDUSDのキーレベルは$0.71503
USDCAD は、チャネル内でスリードライブを形成。ただしPRZ(潜在的反転ゾーン)が下の方なので、チャネルを上抜けしない限りもうひと下げある可能性があります。
AUDUSDは先週の画像にあったブラックスワンとバタフライのPRZを下に抜け、年ピボットS1のある0.72697も下抜け。次のキーレベルは、0.71503.ここからは反発を仕掛けてくると考えています。
米10年債と30年債のチャートが面白い!長期足の買いのブラックスワンとガートレー
米10年債TY1が、日足20MAで支えられて買いの5-0パターンとなるか、下抜けても下から上がってくるトレンドラインがサポートとなり、青のガートレーを形成するか?という場面です。その結果、USDJPYは上がって、下げと連動しています。今週もドル円は、金利次第のようです。仮に買いの5.0が機能すると、ドル円は強烈に下げてくる可能性があります。
WTI原油のキーレベルは$78.74
原油は、週足のバタフライのPRZの最上限値が、年ピボットミドル値の78.74と重なっています。ここまでの上昇も可能性がありそうですね。また、72.66のレジスタンス=年ピボットR2は、フィボナッチリトレースメントの0.786レベルになります。現在売りのシャークが出ているのでここから少しプルバックが入る可能性がありますが、下げ止まると再度反発し、サイファーパターンになりそうだと考えています。
DJI, SPX, NDX: 株式指数
SPXは、3000を目指すのか? US30には売りの3ドライブが検出されており、上値が重たい状況です。
DJI:0.786のリトレースメントレベルは達成です。今後は、0.886まで上昇し、ギャップを埋めるかどうか注目したいですが、US30の方では3ドライブが検出されており、SPXなどと異なり高値を更新しない可能性があります。DJI、SPX、NDXなど、主要インデックスでダイバージェンスが出てくると要注意? ダウのキャッシュUS30もご参照ください。
SPX:短期では、ギャップダウンでギャップを埋めてからピンクのチャネルの上限と年ピボットR2を狙ってくる可能性は十分あります。
NDX:年ピボットR2まで来ましたが、突き抜けています。ピンクのチャネルに注目。
Dow futures YM1 :3ドライブパターン
SPX’s futures ES1、NDX’s futures NQ1、金融セレクト・セクター SPDR® ファンドのXLFも併せてチェックしておこう。
米国債に潜むハーモニックパターンなど関連記事
5月の記事「原油、EURCHFなど長期足に潜むハーモニックパターン! EURCHF, WTI HARMONIC PATTERNS」
6月の記事「Bullish US stocks, Gartley in US Bond 株式はまだブル強し, 米30年債はガートレー」
8月の記事「EURUSDのバタフライ, 豪ドルのバタフライ/ブラックスワンは有効 EURUSD’s butterfly valid」
「ボラのある相場とEURのサプライズな動きに注意 Volatility & a surprise move in EUR?」