先々週にキーレベルを超えて上昇してきて、結果的にトレンドラインへのリターンムーブを披露したUS100(ナスダックキャッシュ)。まだまだ上昇継続の相場のようですが、伸びているようで伸びてない横向きの動きに。もう何度も目にしているキーレベルがまだ意識されている相場達に動きが出るでしょうか?相場状況をサクッとシェアします。
デジャブな相場継続中
Whipsaws? Key levels nearing for GER40
ハーモニックパターンで落ちたペアありの相場
ポンドドルはベアリッシュなバタフライパターン健在
先週投稿した10月19日にキャプチャ―したバタフライパターンの一発目が効いて、プルバックしているポンドドル。PRZ(潜在的反転ゾーン)は$1.38574あたりでしたので、プルバック後に再び反発する可能性もまだ残されているような環境です。現在、1時間足でブリッシュなシャークパターンが居座っています。
EURUSD:5-0パターンで上昇、ブラックスワンで下落、横向き、下落、そしてガートレー
18日にキャプチャーしていたブリッシュ5-0パターンが効いて上昇した後、抜けた赤いチャネル下限のラインもサポートになり、さらに上昇継続。その後、先週投稿していた売りのブラックスワンパターンで落とされて、うろうろ状態になった後、この記事を書いている英国時間の13:00あたりには大きな陰線が出ています。
で、出ているのがブリッシュなガートレーパターン。抜けた赤いチャネル下限のラインまでプルバックせずとも、このパターンで炸裂するのか、様子見です。
ユーロポンドにまだ居座るでかいバットパターンとブリッシュなブラックスワン
先週投稿したEURGBPのブリッシュなブラックスワンとバットパターンは、今も居座っています。ユーロポンドのキーレベルは、0.83249。先週の投稿をご参照ください。
USDCHFのスリードライブパターン
こちらは久々に投稿するUSDCHF (ドルスイス)のチャート。ドルスイスにも$0.91794という明確なキーレベルが存在しているのをすでにお伝えしました。
下に抜けたりしたのですが、その後は行ったり来たりで、ジグザグしており、今登場しているのが、3Drive(スリードライブ)パターン。このキーレベルを上抜けしているありさまです。
ですが、ユーロドルとポンドドルに買いのハーモニックパターンが出ていますので、このドルスイスの買いのハーモニックパターンが示唆するように米ドル買いということには、すぐさまにはなりづらい気もします。つじつまの合わない絵柄ですよね。スイスフランを動かす指標か何かあるのか?なんて考えすぎても仕方ないです。
クロス円のキーレベルを復習しておこう♪
クロス円は、以前にも掲載したように、キーレベルがサポートやレジスタンスとして機能している相場です。
CHFJPY(スイスフラン円)のキーレベルは123.597円。現在このレベルまで下げてきて、さてこれからどうするのかという場面。
EURJPY(ユーロ円)のキーレベルは133.106円と130.799円。130.799円までプルバックするのか注目です。
AUDJPY(豪ドル円)のキーレベルは86.253円で、これをヒットして落とされています。
CADJPY(カナダドル円)のキーレベルは、90.771円と93.792円。間にいてうろうろしている状況。
GBPJPY(ポンド円)のキーレベルは、157.543円と153.375円。157.543円でダブルトップ、またはヘッドアンドショルダーズパターンのようになって下落してきていますね。
NZDJPY(ニュージーランドドル円)のキーレベルは、79.419円と82.010円で、82.010円がレジスタンスになっています。またこの価格帯の少し上に月足のボリンジャーバンドの2シグマも居座っているため、結構なレジスタンスを形成しているようです。
クロス円は、ここまで、キーレベルをどんどんブレイクしてきたのですが、引き続き、円売りのポジションが解消されるときに強烈なプルバックを見せる可能性が残っているので、プライスアクションをしっかりとみていきましょう。先週の投稿もご参照ください。
USOIL(WTI原油のキャッシュ)は$91.12コース?
USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)は、キーレベルの$80.39を上抜けてから、上昇を継続。買いが続くのであれば、先週に想定していた$90.24あたりの窓を埋めるコースをたどっている可能性がまだあります。少し上には$91.12という強烈なレジスタンスラインがあるので、その後のプライスアクションに注目です。
それにプラスして、XLE(エネルギー・セレクト・セクター SPDR® ファンド)のチャートも見ておくといいですね。
XLEには、$59.13あたりと$61.73あたりに窓が空いています。この窓を埋めるのであれば、もう少し上昇する可能性があります。
併せて居座るのがベアリッシュなブラックスワン。パターンが消えても消えなくても、もう少しでフィボナッチのレベルはキーレベルを示しているので、窓埋め後にプルバックというシナリオにも徐々に優位性が出ているのかもしれません。
株式指数: 最後の砦を抜けたUS30。DAXのキーレベル
先週は、ハーモニックパターンを忘れて、テクニカルの基本を思い出してチャートを見てみました。US500(SP500のキャッシュ)、US30 (ダウのキャッシュ)、US100(ナスダックのキャッシュ)またはUS100フューチャーズでは、フィボナッチレベルが意識されていた相場です。
中でも、US30にあったフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%と、そのあたりに出ていたABCDパターンの存在は、かなりインパクトがあったのですが、相場は、8月につけた高値に対するマジな「最後の砦」のフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%を上抜けという結果になりました。
越えてきたので、さらに高値更新かという目線になるのですが、$35,761あたりにはボリンジャーバンドが形成するレジスタンスもあるので、吹き上げて逆走というプライスアクションになる可能性もシナリオに入れておきます。
そして、US100では、トレンドラインとフィボナッチリトレースメントレベルの78.6%をシェアしました。このトレンドラインはかなり意識されていたようで、先週の木曜日と金曜日には強烈に押し戻されているのが、ローソク足からわかります。
ただし、先週の木曜日からの下落の動きがABCと3つの波であるのが気になります。5つの波から構成される推進波ではないので、ワンモアプッシュで上昇する可能性も考慮。US100の場合、次のレベルは最後の砦であるフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%がある$15,546あたり。この価格帯には日足のボリンジャーバンド、今週のウィークリーピボットR1がいますので、手じまいも入って、上ひげローソク足が出る可能性がありますよね。
US500の場合、$4,560.26の少し上に、これまでの上昇で形成した上昇波を使ってはじき出すフィボナッチの2.618%と5%が居座っています。金曜日にはこのフィボナッチ2.618%の方をヒットして押し戻されているのがわかります。
この3つの株式指数から読み取れるのは、ナスダックのUS100フューチャーズだけが高値を更新していないこと。US30とUS500と異なり、最後の砦であるフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%を超えてきていません。
そして、GER40とDAX。GER40のキーレベルは、以前に記載したように15,725.23です。
こちらはDAXのチャート。画像中のオレンジのラインは年足ピボットR1。ベアリッシュなブラックスワンもいます。
ですが、USOILと同じく、空いた窓があるので、これを埋めに来るのか注目です。
また何かあれば投稿します。