144円台を行ったり来たりした後145円を抜けてきたドル円やキーレベルの間でどっちつかずのナスダックキャッシュ。ハーモニックパターンが出て一度は反転したものの、キーレベルまで動きそうな厄介な状況が展開中です。今の様子をサクッとシェアします。
エリオット波動の第5波なら、ワンモアダウン♪
US500, US100, US30:Another volatile down move?
キーレベル vs ハーモニックパターン
ドル円:当初の想定ターゲットの147円台をヒットするか?
FOMCや日銀の介入というニュースで動いた相場ですが、続落というシナリオにはなってないですね。144円台のレンジから、145円前半まで少し跳ねてきているのが現状です。
何度も記載しているように、ドル円は「ザ・伸び切りゾーン」にいますが、今月のマンスリーピボットR1が147円後半にあります。このあたりまで吹き上げ、149円後半から150円まで上昇する余力もあることには引き続き要注意です。ここしばらくの投稿もご参照ください。
EURUSDとDXY(ドルインデックス):ユーロドルは5-0パターンで下げて、ブラックスワン
ユーロドルは、ずいぶん前に出ていたベアリッシュな5-0パターンから下落後、前回投稿した買いの3ドライブパターンで反発し、先週出た5-0パターンで軽くプルバック。その後、結構跳ねて上昇したのですが、また押し戻されています。
キーレベルの$0.97601を下に抜けた格好になっていますが、ここで買いのブラックスワン。要は、買っては売られる、売れそうでも買いあがってくるという厄介な環境に見えます。
$1.01163の少し上に今月のマンスリーピボットR1が控えておりますが、このブラックスワンで跳ねあがってくるのか?それとも、今うろうろしているエリアにある$0.97601が、ふたになるのか?週明けのプライスアクションを見ていきます。
なお、ドルインデックスには売りのブラックスワンがいますので、軽くプルバックする可能性がありますが、このブラックスワンを突破すれば、フィボナッチエクスパンションの100%がいる$119後半が次のターゲットになりそうです。
AUDJPYのブラックスワン
先週、豪ドル円の月足チャートを掲載しました。売りのブラックスワンが出て、下げてきた経緯がありますが、濃紺のラインで示したように、トライアングルを形成している可能性もあります。
また、先週の4時間足にいた買いのサイファーパターンで反応したのですが、ジグザグとした動きになり、厄介です。95.688円のキーレベルまで反発せず、月足のブラックスワンに従って続落する可能性があるかに注目です。
金利&コモディティ:ゴールドのABCDパターン
シルバーは、$19.744、ゴールドは$1681.39という市場が意識しているキーレベルがあります。
こちらはゴールドのチャート。キーレベルを上に抜けて押し目を付けるかという場面。
シルバーもレジスタンスを抜けてきたので、$22.327あたりドルまで跳ね上がる可能性を秘めています。
米ドルと先週記載した米10年債フューチャーズの動きに合わせた動きになるか?週明けのプライスアクションに注目しましょう。
株式指数: キーレベルの間に挟まった嫌な動き
先週掲載したバタフライパターンで跳ねあがったのですが、再び下げているナスダックキャッシュ。
こちらは4時間足にいるサイファーパターン。このパターンで反応して上昇する可能性がありますが、このチャートで気になるのは、下の方にある$10546.83(キャッシュは$10563.94)という節目の存在。
反発しても、$12005.20を超えられない場合、現在の価格帯でフラグやトライアングルを形成する可能性があります。言い換えると現在、第4波か?というシナリオになります。
日足では買いのブラックスワンが居座ったままですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は、$10546.83のさらに下にあるので、ワンモアダウンの可能性にも注意したいところです。
概して先週も、ドル買い、円売り、米株式指数の売りと大きな絵柄は変わってないような気がします。米株式指数の場合、以前投稿したワン・ツー/ワン・ツーが有効であれば、現在、下落トレンド真っ最中という目線になりますので、リスク管理には気を付けたいところです。
また何かあればアップデートしますね。