今週、出遅れていたDJI(ダウ)の動きを見てましたが、高値更新まであとちょっとというところで、うろうろ。他の株式指数なども、長期足と短期足のプライスアクションを見ていると、これって、推進波、調整波?っていう感じで、面白い場面にいるようです。
推進波に調整波?まだまだっすね。
Impulsive waves and corrective waves
ドル円:「ザ・伸び切りゾーン」と147.830円あたり
144.613円というキーレベルを上抜けてくれた後、キーレベルの146.997円あたりで、一旦押されていますね。このレベルがレジスタンスとして機能してしまうのか?
あるいは、軽くプルバックして、次のターゲットの147.830円あたりまで上昇してくるか?ここまで上昇した場合、もう一度プルバックがあって、その後、148円あたりまで上昇するというシナリオもオンです。
DXY:$96.988あたりはキーレベル。$95あたりをヒットするのか?
ドルインデックスも、ジグザグと上昇していますが、$98あたりは結構なレジスタンス。以前から居座るターゲットの$95.067まで、落ちてくるのか?
ブラックスワンが居座っているので、プルバックがあるかとは思いますが、$95.067まで落ちてくるのは、しばらくお預けかもです。
USDCAD:ホワイトスワンと超長期の移動平均線
ここしばらくの投稿と同じです。USDCADは、日足に居座る超長期の移動平均線とブリッシュなホワイトスワンでうろうろです。当初のターゲットだった$1.35390あたりまで落ちてくれたのですが、もう少し下まで落ちてきても問題ないです。
USDCHFも、すでにシェアしているようにブリッシュなブラックスワンが居座ったままです。
反対に、AUDUSDでは、画像で示したように、超長期の移動平均線がレジスタンスになっていて、ベアリッシュなブラックスワンも居座っています。ただし、PRZ(潜在的反転ゾーン)がかなり上なので、プルバックしても、再び上昇する可能性もありそうですね。
GBPUSDとEURUSD:ブラックスワンと「ザ・伸び切りゾーン」
引き続き、EURUSDとGBPUSDには、ベアリッシュなブラックスワンが居座っています。やはり、「ザ・伸び切りゾーン」の中でのプライアクション継続中ということになります。
ゴールド:「ザ・伸び切りゾーン」とトレンドラインに邪魔されたまま
ゴールドも、以前から引いている長期のフィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」が、レジスタンスとして機能しています。結果的には、5月の下旬ごろから、レンジ。
前回と同じく、ワンモアダウンがある方がわかりやすいですが、いずれにしても中途半端な感じですね。
ZB: やっぱり、こいつですね。5-0パターン居座る
T-bond(米長期国債先物)のZBには、やっぱり、まだ、5-0パターンが居座っております。前回と同じく、何がきっかけになるかは、どうでもよくて、引き続き、Tankしてくれると、金利がぶっ飛ぶ=金利上昇ということになるので、ボラが出そうですね。
株式指数達:出遅れているDJIの高値更新待ち?
これまでと同様、US500、US100、US30、UK100、DAX、JP225ともに、トレンドラインや、フィボナッチから見えるレジスタンス、サポートなど、テクニカル分析ツールがはじき出す価格帯が、重要な役割を果たしています。
UK100は、想定通り、£8,895を再び目指してくれましたね。居座っていたホワイトスワンが効いている感ありです。どうせなら、£9,000をヒットして週を終えてほしいですわ。
GER30には、現在、短期足にブリッシュなブラックスワンがいますが、窓が開いているので、埋めに来るかもというシナリオが想定できますね。
JP225 の場合、39,884円がかなりのレジスタンス。フィボナッチリトレースメントの78.6%が居座る価格ラインです。ただし、ここしばらくの横向きの動きから、調整波っぽいプライスアクションにみえるので、ワンモアアップがあってもおかしくないです。
こちらは、E-miniのフューチャーズ(YM1)ですが、ホワイトスワンが登場しています。
ここで、微妙なのが、波の形。画像左側の大きな下落が形成した波は、5つの波からなる推進波に見えます。その後、調整波で上昇して、本日の下落の動きも、推進波に見えますよね。
だとすると、このホワイトスワンで上昇する波がジグザグと調整波であれば、ダウって、高値更新せず、戻り高値を付ける動きで終わる可能性も考えられますね。
ちなみに、DJIのチャートには、直近高値付近に、窓が開いているんですが、バットパターンが出てきていて、軽くプルバックしています。この窓を埋めてくれて、高値をちょっと更新してくれれば、なおよし。笑
このほか、直近の下落が推進波っぽく見えるのが、US500とフューチャーズのES1。一方で、ナスダックは、今の時点では、ジグザグの調整波のようで、推進波ではないですよね。テク系は、上昇してくるかもですね。
まあ、いずれにしても、大きな絵柄に変化はないです。テク株が引っ張っているような感じですが、それ以外のセクターは、意外と静かなままなので、注意したいところですね。VIXは、15あたりまでワンモアダウンしてくれても問題ないです。
短期的には、ナスダック、SPXともに、あとちょっと上昇したら、かなりのレジスタンスをヒットすることになるので、「まだまだ、どんどん、今後も、上昇していく」という感じではなさそうというのが正直なところ。
そして、こういう場面で、週末、さらには満月を迎えます。今日の短期プライスアクションは、アップムードだと思いますが、問題はその後のようです。
前回と同じく、やはり、「米ドルの動きに注意せよ」というメッセージが出たままで、ずるずるしているので、今日のプライスアクションをまずはしっかり見ていきましょう。何かあればアップデートしますね。