ドル円、株式指数、ユーロドルなどは以前から掲載しているキーレベルで攻防中。ドル円とブリッシュなハーモニックパターンがいる米国株式指数はもう少し上昇反発を継続するのか?気になるチャートなど今の様子をシェアします。
ヘッドアンドショルダーズパターン(三尊) vs ABC
Bear in Bull out? US500, US100, US, GER 40 testing key levels
円売りに傾いているのですが。。。
ドル円:ターゲットの132.486円からさらに上昇
先週132.486円をヒットした後、上抜けし、今週の木曜日にこのラインを下抜けてから、金曜日に切り返して上昇というドル円にしてはボラの高いプライスアクションが展開されました。
来週見ておきたいのは133.03円あたりに走るフィボナッチのレベル。このレベルは、2016年の安値と同年12月の高値、そして2020年の安値を使った大きなフィボナッチエクスパンションの1.618%の地点。フィボナッチから見れば、やはり一定のターゲットを達成したことになります。
引き続きオシレーターのモメンタムも弱くなっていますが、132.486円と133.03円の上にいる限りは、136.661円あたりまで上昇する可能性もありです。
こちらは円のフューチャーズのチャート。月足ですが、ぱっと見は三尊(ヘッドアンドショルダーズパターン)に見えますよね。
ネックラインを割っているので売り継続かという目線になりますが、直近の高値と安値を使ったフィボナッチから見えるのは、2.618%と1.272%に近い数値。
バタフライもどきのパターンを描画しておりますが、短期的には下落の波が伸び切っている可能性があるので、2002年の安値を割った後のプライスアクションに注目です。ここで切り返してくると鬼のABCパターンが待っているという相場環境。つまり、円買いに傾くという目線になります。
EURUSDの変形バット vs ドルインデックスのホワイトスワン
ユーロドルは以前から居座る週足の変形バットのPRZ(潜在的反転ゾーン)まできっちりと下げてきましたね。先週投稿していたシナリオのうち、一つ目のシナリオに優位性があることになります。引いていた$1.08052あたりのラインを上に抜けてこれなかった点にも再び注目です。
こちらはドルインデックス(DXY)。現在ホワイトスワンが出ていますが、画像上部に見えるキーレベルを狙ってくる可能性もあり。
狙ってくればユーロドルは下げますので、週明けのプライスアクションに注目です。先週の投稿もご参照ください。
GBPUSD、NZDUSD、AUDUSDもブリッシュな様相ではありましたが。。。
NZDUSD、GBPUSD、AUDUSDも、ユーロドルと深いプルバックを展開するシナリオをオンにしていました。ワンモアダウンがありそうな様相ですが、長期足にいたブリッシュなハーモニックパターンの存在も気になります。先週の投稿もご参照ください。
クロス円
以前から記載しているキーレベルをどうするか?売りのハーモニックパターンがいるEURJPYなど、引き続きキーレベルでの動きに注目です。
コモディティ:GoldとSilverはどっちつかず
ゴールドは以前から買いのホワイトスワンが居座り、キーレベルの上で下げ止まっていますが、ユーロドルと同じくワンモアダウンがあってもおかしくない様相です。こちらも先週の投稿もご参照ください。
株式指数: US100、US500、US30、GER40はキーレベルで攻防中
ブルマーケットが終焉し、ベアマーケットに突入した可能性がかなり高い米株式指数。反転上昇する動きは押し目買いというよりは、戻り高値を付けるための調整波の動きというシナリオを引き続きオンにしています。
先々週に、幾つかシナリオを掲載しておりましたが、シナリオ1の「ワン・ツー/ワン・ツー」に優位性がありそうです。シナリオ2のハーモニックパターンで下落した後、反発してFOMC後も結果的に下げの方向に。
こちらは現在のUS100キャッシュ(ナスダックキャッシュ)のチャート。しばらく買いのブラックスワンが居座っているのですが、画像下にキーレベルが待ち構えています。
少し上の方に空いた窓もあるので興味深いチャートになっていますが、ここで明確なのは、窓とキーレベルの間にいて中途半端なこと。
FOMCが終わり、さてどうするのか?というマーケット。仮にシナリオ1の「ワン・ツー/ワン・ツー」が生きていれば、吹き上げた後の下落の動きが非常に強烈になると想定できます。
こちらは米10年債(ZN1)。ブラックスワンで大きく下落した後、現在、フィボナッチエクステンションの2.618%をズブッと刺した格好になっています。
短期的に反発するのであれば、金利が下がることになるので、米ドルがプルバック、円売りの解消と合わせてドル円がプルバックを開始する可能性があります。
その一方、このままギャップダウンをしたりして下げてくれば、かなりのボラティリティになるので、週明けのプライスアクションに注目です。
大きな絵柄が先週と変わっていないため、今週は短いです。先週の記事の内容はまだ有効のようです。5つのシナリオについては先々週の投稿をご参照ください。
また何かあればアップデートしますね。
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